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CASE

幹細胞治療 症例17 右膝の“ボワンとした痛み”が消えて、日常生活が本当に楽に(60代 女性)

症例17 右膝の“ボワンとした痛み”が消えて、日常生活が本当に楽に(60代 女性)

患者様情報

患者様は両膝に痛みがあり、特に右膝の痛みが強く感じられるとのことで当院を受診されました。

最近になって他院でMRI検査を受けた結果、右膝の半月板に損傷があると診断されました。その際、ヒアルロン酸注射(HA)による保存的な治療しか方法がないと言われたものの、より詳しい検査と治療の選択肢を求めて、当院にご相談に来られました。

以前にも右膝に痛みが出たことがあり、そのときはMRI検査は行わず、ヒアルロン酸注射で症状が一時的に改善していたそうです。しかし今回は症状が強く、根本的な改善を希望されて、再生医療についても調べた上でのご来院でした。

また、左膝にも違和感があるとのことで、両膝の状態を総合的に評価する必要があると判断しました。なお、右の股関節にはすでに人工関節手術を受けておられ、今後の膝の健康も患者様にとって非常に重要な課題となっています。

MRI所見

変形性膝関節症 グレード3

内側半月板は変性断裂を認める
外側半月板は消失
内外側に骨棘
軟骨擦り減り(内<外)

治療

治療内容両膝 幹細胞5000万3回+PRP1回
治療期間4か月

患者様の声

最初にPRP治療を受けた後、明らかに症状が軽くなりました。左膝は全く痛みを感じなくなり、右膝もあの「ボワン」とした嫌な感覚がすっかりなくなりました。

その後、幹細胞の注射も受けました。左膝は引き続きとても調子がよく、右膝も痛みはありません。ただ、右膝にはまだ少し違和感が残っている感じはあります。でも以前のように立っているだけでつらいということは一切なくなりました。

ちょうど引っ越しが重なり、重い荷物を持って階段を上り下りすることがありましたが、それで膝や肩の痛みが悪化することもありませんでした。日常生活に特に支障は感じていません。

違和感が出たときは、サポーターを使って1〜2時間ほど休むと回復します。リハビリも朝と夕方の2回、自分なりにしっかり続けています。今のところ、痛み止めも使っていません。

右膝はときどき少し腫れぼったく感じることもありますが、サポーターをしていれば3〜4時間でおさまります。階段の上り下りでは痛みではなく、あくまで「違和感」がある程度です。

再生医療を受けてから、日常生活が本当に楽になりました。これからもリハビリを続けて、もっと快適に動けるようになりたいと思っています。

治療前後の評価

痛みスコア(VAS) 両膝 治療前 81/12 → 治療後 12/0
膝関節評価スコア(KOOS) 治療前 336 → 治療後 452

VAS:0がまったく痛くない状態、100が最も痛い状態
KOOS:日常生活動作、痛み、生活の質、症状、運動機能という5項目から、膝の状態を評価することができる指標。各項目100点で合計500点

医師の見解

患者様は、右膝の強い痛みに加え、左膝にも違和感を抱えながらご来院されました。他院にて右膝の半月板損傷と診断され、保存的な治療としてヒアルロン酸注射のみが提案されたとのことでしたが、より根本的な改善を求めて当院を受診されたそのお気持ちに、私たち医師としても強くお応えしたいという思いで治療を進めてまいりました。

初期に実施したPRP治療により、まず左膝の痛みが完全に消失し、右膝の「ボワン」とした不快な痛みも大きく改善したことは、私たちにとっても大きな喜びでした。その後、幹細胞治療を計画的に行うことで、日常生活での負担が軽減され、引っ越し作業など膝に負荷がかかる場面においても症状が再燃することなく過ごせたという点は、治療の効果と患者様の努力が両輪となった成果であると感じています。

治療前には右膝のVASスコアが81と非常に高く、日常生活にも多大な支障をきたしていたことが数値からもわかりますが、治療後にはVAS12まで改善し、左膝に至っては完全に痛みが消失しています。また、膝関節評価スコア(KOOS)も336から452へと大きく向上しており、生活の質が着実に改善していることが伺えます。

右膝にはまだ多少の違和感や腫れぼったさが残っているようですが、それらも一時的であり、サポーターの使用やリハビリによってご自身でコントロールされていることに、大変感銘を受けました。痛み止めを一切使用せず、朝夕のリハビリを継続されている姿勢は、医学的にも理想的な経過を導く大きな要因であると考えています。

今後も、ご自身のペースでリハビリを続けていただきながら、膝の安定性と機能を維持していただければと思います。人工関節置換術を回避しつつ、ここまで回復されたことは本当に素晴らしく、私たちも心からうれしく思っております。今後もご一緒に、さらなる改善を目指してまいりましょう。

[治療費]
関節1部位 
PRP 投与回数(1回~3回) 22~55万円(税込)
幹細胞数(2500万個~1億個) 投与回数(1回~3回) 99~429万円(税込)
[起こりうる副作用]
細胞採取部の内出血や創部感染、また注射時の刺入部疼痛、末梢神経損傷などが起こる可能性があります。
症状によりMRIやエコーなどの検査を受けて頂く事があります。

この記事を書いたのは

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