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CASE

幹細胞治療 症例18 好きな山登りを、また再開できそうでうれしいです(60代 女性)

症例18 好きな山登りを、また再開できそうでうれしいです(60代 女性)

患者様情報

患者様は60代の女性で、数年前から趣味で山登りを楽しまれていました。2年前から下山時に左ひざの違和感や痛みを感じるようになり、整形外科を受診されたところ、レントゲンで軟骨のすり減りが指摘されました。その後、ヒアルロン酸注射を約1年間続けられましたが、十分な効果が得られず、今年1月に最後の注射を受けて以降は通院を控えていらっしゃいました。

日によって痛みはあるものの、痛みが出ない日の方が多く、ご自宅では毎日ヨガを行い、健康維持にも努めておられました。しかし、負担のかかった翌日には痛みが出てしまうことがありました。

診察では、左ひざに変形性関節症の初期段階(KLグレード2)が見られ、内側半月板の損傷により内側の軟骨が擦り減ってきている状態でした。靱帯には大きな問題はなく、関節の可動域もおおむね保たれていましたが、階段を下りる時や山道を下る時に痛みを感じやすい状況でした。

これまでの治療では十分な改善が得られなかったことから、「根本的に治したい」という強いお気持ちで、再生医療による幹細胞治療を検討されることとなりました。

MRI所見

変形性膝関節症 グレード2

内側半月板断裂
軟骨擦り減り(内>外)

治療

治療内容両膝 幹細胞5000万2回+PRP1回
治療期間3か月

患者様の声

私は2年前から膝の痛みに悩んでいました。山登りが好きなのですが、特に下り坂や階段の下りでつらく感じることが多くなり、「このまま好きなことを続けられなくなるのでは」と不安に思っていました。

治療を始めて1か月ほど経った頃には、立ち座りのときに出ていた痛みが少なくなり、日常生活がかなり楽になってきました。まだ腫れやしびれが気になることはありましたが、膝の痛み自体は改善してきたのを実感しました。

3か月を過ぎると、さらに調子が良くなり、階段の上り下りも不自由なくできるようになりました。信号で小走りすると少し違和感を感じることはありましたが、普段の生活では痛みを忘れて過ごせるようになり、本当にうれしかったです。しびれも少しずつ弱まってきて、「この先もっと良くなっていくのでは」と期待できました。

そして6か月経った今では、膝の痛みや不自由さはほとんどなく、安心して生活できています。正座や深くしゃがむ動作はまだ少し難しいものの、日常生活に困ることは全くありません。大好きな山登りも、先生から「少しずつ再開して良いですよ」と言っていただき、また挑戦できることをとても楽しみにしています。

「根本的に治したい」と思って受けた治療でしたが、その思いに応えていただけたことをとても感謝しています。これからも膝を大切にしながら、趣味や生活を楽しんでいきたいです。

治療前後の評価

痛みスコア(VAS) 左膝 治療前 31 → 治療後 0
膝関節評価スコア(KOOS) 治療直後 340 → 治療後 470

VAS:0がまったく痛くない状態、100が最も痛い状態
KOOS:日常生活動作、痛み、生活の質、症状、運動機能という5項目から、膝の状態を評価することができる指標。各項目100点で合計500点

医師の見解

初診時には、山登りや階段の下りで痛みや違和感が出ており、膝の軟骨のすり減りや半月板の損傷が原因となっていました。ヒアルロン酸注射では十分な改善が得られず、患者様ご自身が「根本的に治したい」と強いお気持ちを持たれて再生医療を選択されたことを、私もよく覚えております。

治療開始から1か月では腫れやしびれが影響して点数の変動もありましたが、3か月を経過する頃には膝の痛みはほとんど消失し、日常生活が大きく改善していました。6か月後には膝の機能スコア(KOOS)がさらに上昇し、階段の昇り降りや日常動作でも不自由なく過ごせる状態になられています。

ここまでの経過を拝見し、幹細胞治療が患者様の膝にしっかり効果を発揮していることを、大変うれしく思います。正座やしゃがみ込みといった動作はまだ制限がありますが、時間の経過とともに改善が期待できるでしょう。山登りも少しずつ再開していただける段階にきており、再び自然の中での活動を楽しんでいただけることを願っております。

患者様がこれからも安心して生活を続けられるよう、引き続き膝の健康を一緒に見守ってまいります。

[治療費]
関節1部位 
PRP 投与回数(1回~3回) 22~55万円(税込)
幹細胞数(2500万個~1億個) 投与回数(1回~3回) 99~429万円(税込)
[起こりうる副作用]
細胞採取部の内出血や創部感染、また注射時の刺入部疼痛、末梢神経損傷などが起こる可能性があります。
症状によりMRIやエコーなどの検査を受けて頂く事があります。

札幌ひざのセルクリニックでは、患者様の症状に合わせた適切な診断と治療計画のご提案をしております。ひざだけでなく、肩、股関節等の関節、また長引く腰痛などの慢性疼痛の治療も行っております。西18丁目駅徒歩2分、札幌医大目の前にありますので、お気軽に御相談下さい。

院長 川上公誠

プロフィール


監修 川上 公誠(整形外科専門医)
札幌ひざのセルクリニック院長

岐阜大学医学部卒業。母が人工関節手術で痛みから解放された経験をきっかけに整形外科医を志し、これまでに人工関節置換術を含む手術を5,000件以上手がけてきました。手術が難しい高齢者や合併症のある方にも寄り添える治療を模索する中で再生医療と出会い、その効果に確信を得て、2024年に「札幌ひざのセルクリニック」を開院。注射のみで改善が期待できるこの先進的な治療を、北海道中に届けたいという想いで、関節に特化した再生医療を提供しています。

この記事を書いたのは

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