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CASE

幹細胞治療 症例12 正座やしゃがみ動作がつらかった左ひざ、治療後は痛みがほとんど気にならなくなりました(60代 男性)

症例12 正座やしゃがみ動作がつらかった左ひざ、治療後は痛みがほとんど気にならなくなりました(60代 男性)

患者様情報

患者様は、約1か月前から左ひざに痛みを感じるようになりました。特別なきっかけはありませんが、通勤で毎日1時間ほど歩く中で、ある日「左ひざがカクン」となるような感覚がありました。そのときは特に気にしていなかったものの、以降、左ひざの内側に違和感や痛みが出るようになりました。

右ひざには痛みはありませんが、左ひざをかばって歩くうちに、右のふくらはぎに張りや痛みが出るようになったとのことです。日常生活では、正座ができず、しゃがみ込むと痛みがあり、和式トイレの使用も困難になっています。

また、若い頃から年に数回スキーをしており、ひざにはある程度の負担がかかっていた可能性も考えられます。これまで整形外科には受診されていませんが、当院が再生医療を専門にしていることをご自身で調べられ、ホームページをよくご覧いただいた上で来院されました。

MRI所見

変形性膝関節症 グレード2

内側半月板水平断裂
外側半月板水平断裂
骨棘を認める

治療

治療内容左膝 幹細胞2500万個3回+PRP1回
治療期間4か月

患者様の声

1回目の幹細胞治療のあと、ひざの調子がかなり良くなりました。痛みの頻度が減り、痛み自体もだいぶ軽くなったと感じています。無理な動きはしていないので、日常の動作で特に気になるような動きもありません。リハビリは朝と夕方に2回しっかり続けていますし、調子の良い日は1日に5,000歩から10,000歩ほど歩くこともあります。

ただし、注入後2〜3日は少し違和感がありました。また、2回目の幹細胞治療のあと、1週間ほどはひざが腫れて痛みも強かったです。

現在は、日常生活の中で痛みを感じることはほとんどなく、階段の上り下りや散歩などもスムーズにできています。最近、旅行先で長い階段を往復しましたが、痛みはなく、少し重だるさが出た程度でした。

正座に関しては、ひざの前側が少し引っ張られるような感覚があり、「まだ無理はしない方がいいかな」と思い、控えています。とはいえ、以前と比べて本当に楽になり、日常生活に支障がないくらいまで回復してきたと感じています。

治療前後の評価

痛みスコア(VAS) 左膝 治療前 50 → 治療後 6
膝関節評価スコア(KOOS) 治療前 308 → 治療後 446

VAS:0がまったく痛くない状態、100が最も痛い状態
KOOS:日常生活動作、痛み、生活の質、症状、運動機能という5項目から、膝の状態を評価することができる指標。各項目100点で合計500点

医師の見解

初診時、左ひざの痛みと違和感に加え、右ふくらはぎへの影響まで現れていた患者様。日常生活では正座やしゃがみ動作が困難になり、不安なお気持ちで来院されたことと思います。MRI検査にて半月板の損傷と変形性膝関節症(グレード2)を確認し、ひざへの長年の負担が影響していた可能性も考えられました。

再生医療による治療では、幹細胞注射を計3回、PRP注射を1回行いました。治療開始後、早い段階から症状の軽減がみられ、痛みスコア(VAS)では50から6まで大きく改善し、膝関節評価スコア(KOOS)でも約140点の向上が確認されています。旅行先の階段の上り下りも支障なく行えたとのこと、医師として本当にうれしく思います。

正座に関してはまだ控えていらっしゃるとのことですが、今後もリハビリを継続し、無理のない範囲で徐々に可動域を広げていけると期待しております。ご自身で治療法を調べ、当院を選んでくださったことに深く感謝しております。今後も、再発防止とさらなる機能改善に向けて、引き続きサポートさせていただきます。膝の健康を守りながら、アクティブな日常をこれからも楽しんでいただければ幸いです。

[治療費]
関節1部位 幹細胞数(2500万個~1億個) 投与回数(1回~3回) 99~429万円(税込)

[起こりうる副作用]
・細胞採取部の内出血や創部感染、また注射時の刺入部疼痛、末梢神経損傷などが起こる可能性があります。
・症状によりMRIやエコーなどの検査を受けて頂く事があります。

札幌ひざのセルクリニックでは、患者様の症状に合わせた適切な診断と治療計画のご提案をしております。ひざだけでなく、肩、股関節等の関節、また長引く腰痛などの慢性疼痛の治療も行っております。西18丁目駅徒歩2分、札幌医大目の前にありますので、お気軽に御相談下さい。

院長 川上公誠

プロフィール


監修 川上 公誠(整形外科専門医)
札幌ひざのセルクリニック院長

岐阜大学医学部卒業。母が人工関節手術で痛みから解放された経験をきっかけに整形外科医を志し、これまでに人工関節置換術を含む手術を5,000件以上手がけてきました。手術が難しい高齢者や合併症のある方にも寄り添える治療を模索する中で再生医療と出会い、その効果に確信を得て、2024年に「札幌ひざのセルクリニック」を開院。注射のみで改善が期待できるこの先進的な治療を、北海道中に届けたいという想いで、関節に特化した再生医療を提供しています。

この記事を書いたのは

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