
症例 CASE
幹細胞治療 症例4 以前に比べ、ひざに安心感があります(50代 男性)

患者様情報
右ひざの調子が悪くなったのは、半年くらい前からです。
でも、思い当たる原因というのは特になくて、「何かしたかな?」と考えても心当たりがないんです。
正座は一応できるんですが、座っているときに右ひざが痛くなることがあります。
それから、しゃがんだまま移動するような動きをすると、右ひざに力が入ったときにズキッと痛みが走ります。
しゃがんだあと立ち上がるときにも、右ひざが痛むことがあって、「カクッ」となるような、クリック音のような感じがすることもあります。
整形外科でレントゲンを撮ってもらったんですが、「異常はない」と言われました。
湿布として「モーラステープ」を処方されたんですけど、肌がかゆくなってしまって、今は使っていません。
MRI所見
変形性膝関節症 グレード2
内側半月板は中節から後節にて水平断裂を認める
少量の関節液貯留を認める
治療
治療内容 | 右膝 幹細胞2500万個3回+PRP1回 |
治療期間 | 4か月 |
患者様の声
PRP注射後
PRPをして痛みが和らいだ感じがする。
しゃがんだ時や立ち上がりの時に痛みが以前より減った。
幹細胞注射後
痛み全くなく調子よい。
階段も気にせず上り下りできる。
以前にくらべ、ひざに安心感がある。
付き添いの奥様より「痛い痛いって言わなくなった」。
「予約制のためか,診察や治療に時間のゆとりがあると感じました。お医者さんや看護師さんから,現在の膝の状態,それに対する治療の方法,メリットやデメリットなどをとても丁寧に説明していただきました。治療を始めたばかりですが,膝の痛みがやわらぎ,効果が現われているのではと感じています。今後もよろしくお願いいたします。」
治療前後の評価
痛みスコア(VAS) 右膝 | 治療前 60 → 治療後 1 |
膝関節評価スコア(KOOS) | 治療前 379 → 治療後 470 |
VAS:0がまったく痛くない状態、100が最も痛い状態
KOOS:日常生活動作、痛み、生活の質、症状、運動機能という5項目から、膝の状態を評価することができる指標。各項目100点で合計500点
医師の見解
「特に原因は思い当たらないのに、ひざが痛む」——そのようなお悩みは、実は多くの方が感じておられます。今回の患者様もまさにそのような状況でご来院され、MRIにて内側半月板の損傷が確認されました。レントゲンでは異常が見つからないこともありますが、痛みの原因はしっかり存在しています。そうした状態を見落とさず、治療につなげられたことをうれしく思います。
PRP注射の段階からすでに効果を実感され、幹細胞治療後には痛みが「まったくなくなった」とのお言葉、また「階段も気にせず使えるようになった」というご報告に、私たちも大きな喜びを感じています。奥様から「痛い痛いって言わなくなった」とのお声があったことも、治療が生活の中にしっかりと根づいている証だと感じました。
VASスコアは60から1へ、KOOSも大きく改善されており、数字としても確かな成果が現れています。これからも、ひざの調子を維持・向上できるよう、引き続きフォローさせていただきたいと思っております。
[治療費]
関節1部位 幹細胞数(2500万個~1億個) 投与回数(1回~3回) 99~429万円(税込)
[起こりうる副作用]
・細胞採取部の内出血や創部感染、また注射時の刺入部疼痛、末梢神経損傷などが起こる可能性があります。
・症状によりMRIやエコーなどの検査を受けて頂く事があります。
札幌ひざのセルクリニックでは、患者様の症状に合わせた適切な診断と治療計画のご提案をしております。ひざだけでなく、肩、股関節等の関節、また長引く腰痛などの慢性疼痛の治療も行っております。西18丁目駅徒歩2分、札幌医大目の前にありますので、お気軽に御相談下さい。
院長 川上公誠
(プロフィール)
監修 川上 公誠(整形外科専門医)
札幌ひざのセルクリニック院長
岐阜大学医学部卒業。母が人工関節手術で痛みから解放された経験をきっかけに整形外科医を志し、これまでに人工関節置換術を含む手術を5,000件以上手がけてきました。手術が難しい高齢者や合併症のある方にも寄り添える治療を模索する中で再生医療と出会い、その効果に確信を得て、2024年に「札幌ひざのセルクリニック」を開院。注射のみで改善が期待できるこの先進的な治療を、北海道中に届けたいという想いで、関節に特化した再生医療を提供しています。


各種ご相談やご予約はこちら
- ひざの痛みに関する相談
- セカンドオピニオンの相談
- 再生医療に関する相談
- MRI検査のご予約