
症例 CASE
PRP治療 歩くのも辛かった状態から、小走りしても痛みを感じないほどに回復(60代 男性)

患者様情報
酪農の仕事をしておりまして、立ったり座ったりする動作が多く、ひざへの負担を日々感じていました。
特に昨年の夏頃から、両ひざ、なかでも右ひざの痛みが強くなってきたんです。
地元の病院で診てもらったところ、「人工関節の手術が必要」と言われました。ですが、仕事の都合で長く入院することができず、治療を受けられないまま、痛み止めだけで何とか我慢してきました。
実は今年の春に腰の手術も受けておりまして、もうこれ以上手術はしたくないという思いも強くありました。
MRI所見
変形性膝関節症 グレード4
内側半月板はほぼ消失
外側半月板は中節から後節にて変性断裂を認める
内外側に骨棘
軟骨擦り減り(内>外)
前十字靭帯はかなり細くなっている
治療
治療内容 | PRP3回 |
治療期間 | 2か月 |
患者様の声
調子はすごく良いです。
足も上げられるし、伸ばすこともできます。
小走りしても痛みがないです。
膝で気になることは今はないです。
治療前後の評価
痛みスコア(VAS) | 治療前 100 → 治療後 52 |
歩行能力評価(TUG) | 治療前 11.9 → 治療後 8.9 |
膝関節評価スコア(KOOS) | 治療前 286 → 治療後 411 |
VAS:0がまったく痛くない状態、100がもっとも痛い状態
TUG:椅子に腰かけた状態から立ち上がり、3mを歩き折り返してから再び深く着座するまでの時間(秒)
KOOS:日常生活動作、痛み、生活の質、症状、運動機能という5項目から、膝の状態を評価することができる指標。各項目100点で合計500点
医師の見解
日々の酪農のお仕事の中で、ひざへの負担を強く感じながらも、ご自身のお身体と向き合ってこられたご様子に、心から敬意を表します。特に右ひざの痛みが強くなり、地元の病院で「人工関節の手術が必要」と言われながらも、入院の難しさや、腰の手術後という背景もあり、「もう手術はしたくない」との思いを抱えておられたこと、非常によく伝わってきました。
そのような中で、当院のPRP治療を選んでいただき、わずか2か月間で「小走りしても痛みがない」と感じていただけるまでに改善されたことは、本当に素晴らしい結果だと思います。足を上げたり伸ばしたりする動作が痛みなく行えるようになったとのこと、ご自身の体に再び信頼が持てるようになったことを嬉しく思います。
VASは100から52へ、TUGでは11.9秒から8.9秒と、歩行能力の数値にも明確な改善が見られ、KOOSも大きく上昇しています。日常生活やお仕事における動作も、以前より確実に楽になってきているのではないかと感じております。
今後も、現在の良い状態を保ちながら、痛みの再発を防ぎ、ひざへの負担をうまくコントロールしていけるよう、一歩ずつ進んでいただければと思います。お仕事と両立しながら、より快適な日常が続くことを願っています。
[治療費]
関節1部位
PRP 投与回数(1回~3回) 22~55万円(税込)
幹細胞数(2500万個~1億個) 投与回数(1回~3回) 99~429万円(税込)
[起こりうる副作用]
・細胞採取部の内出血や創部感染、また注射時の刺入部疼痛、末梢神経損傷などが起こる可能性があります。
・症状によりMRIやエコーなどの検査を受けて頂く事があります。


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