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COLUMN

急に膝が痛い!

急に膝が痛い!

膝の痛みとその原因

膝の痛みは、日常生活に大きな影響を及ぼす可能性があります。特に中高年の方に多い変形性膝関節症から、スポーツ愛好者に見られる靭帯損傷まで、その原因は多岐にわたります。この記事では、膝の痛みの原因となる主要な疾患について解説します。

変形性膝関節症

変形性膝関節症は、膝関節の軟骨がすり減って痛みや変形を生じる疾患です。加齢、遺伝、肥満、過度な運動や過去の怪我が主な原因とされています。症状は立ち上がりや歩き始めの際に痛みを感じることが多く、進行すると膝の変形や腫れ、水が溜まるなどが起こります。治療は、適切な運動療法、薬物療法、重症の場合は手術療法が考慮されます。日常生活での対策としては、体重管理や定期的な軽い運動が推奨されます。

靭帯損傷

膝の靭帯損傷は、靭帯が伸ばされすぎたり、裂けたりすることで起こります。スポーツ中の衝撃や不慮の事故が原因で多く見られます。主な症状は、膝の不安定感、腫れ、動かしづらさです。診断はMRIやX線検査で行われ治療には物理療法や、場合によっては手術が必要です。再発を防ぐためには、適切なウォーミングアップと筋力トレーニングが重要です。

関節リウマチ

関節リウマチは、自己免疫疾患の一つで、関節の炎症、痛み、腫れを引き起こします。特に手や足の小さな関節に始まり、進行すると膝などの大きな関節にも影響を及ぼします。痛みは朝に強く、動かすことで多少緩和されます。治療は抗リウマチ薬の投与や、進行を抑える生物学的製剤が用いられます。患者の生活の質を向上させるためには、日常生活での負担軽減策も重要です。

半月板損傷

半月板損傷は、膝の衝撃を吸収する半月板が、急激なねじれや衝撃で損傷する疾患です。スポーツ選手に多く見られ、痛み、腫れ、膝の曲げ伸ばし時の引っかかり感が特徴です。MRIで診断され、治療は保存療法や、重症の場合は手術が行われます。手術後のリハビリテーションは、関節の機能を回復させるために不可欠です。

大腿骨内顆骨壊死

大腿骨内顆骨壊死は、大腿骨の内側の血流が不足し、骨の壊死を引き起こします。この状態は、主に歩行時に突然の激痛が特徴です。診断はX線やMRIで行われ、初期段階では保存療法(安静、物理療法)が行われます。症状が進行した場合は、血流を改善する手術や骨移植が検討されることがあります。

化膿性関節炎

化膿性関節炎は、細菌感染が原因で関節内部が化膿する病状です。黄色ブドウ球菌や連鎖球菌などが一般的な原因菌です。関節の痛み、腫れ、発熱などの症状が現れ、速やかな治療が必要です。治療は抗生物質の投与や、場合によっては関節内の膿を除去する手術が行われます。早期発見と迅速な治療が重要で、放置すると関節の永続的な損傷を引き起こす可能性があります。

オスグッド・シュラッター病

オスグッド病は、成長期の子供に多く見られる疾患で、特にスポーツをする子供に発症しやすいです。膝のお皿の下にある骨(脛骨粗面)が突出し、痛みや腫れを伴います。多くの場合、安静にすることで自然に回復しますが、症状が続く場合は医療機関での診察が必要です。運動量の調節や、適切なストレッチが症状の軽減に役立ちます。

偽痛風

偽痛風は、関節内にピロリン酸カルシウム結晶が蓄積し、痛風に似た症状を引き起こす疾患です。主に高齢者に見られ、痛風とは異なり、女性にも多く発症します。偽痛風は特に膝や手の指、肩、股関節などの大きな関節に影響を与えることが多いです。
偽痛風の特徴的な症状は、関節の急激な痛みと腫れです。しばしば発作的に現れ、関節が赤く腫れ上がり、触れるだけで激しい痛みを感じることがあります。発作は数日から数週間続くことがあり、その間に関節の動きが制限されることもあります。

各疾患への対応

これらの膝の疾患に対する治療は、症状の重さや患者の年齢、活動レベルによって異なります。軽度の場合は安静、物理療法、薬物療法での管理が一般的です。中等度から重度の場合、より積極的な治療が必要です。場合によっては手術が適応となることもあります。患者の日常生活への影響を最小限に抑えるためには、治療計画には個々のニーズや活動レベルが考慮されるべきです。また、症状の軽減や再発防止のためには、定期的な運動、適切な体重管理、そしてバランスの取れた栄養摂取が効果的です。

まとめ

膝の痛みは多様な原因により発生しますが、早期の診断と適切な治療が重要です。軽度の症状であれば、日常生活の中で自己管理を行うことも可能です。痛みが長引く場合や症状が重い場合は、専門の医療機関での適切な診断と治療が不可欠です。また、膝の健康を維持するためには、日常的な適度な運動やストレッチ、健康的な生活習慣の維持が大切です。痛みや不安がある場合は、早めに医療機関に相談し、適切なアドバイスを受けましょう。

この記事では、変形性膝関節症、膝靭帯損傷、関節リウマチ、半月板損傷、大腿骨内顆骨壊死、化膿性関節炎、オスグッド・シュラッター病、偽痛風など、膝の痛みに関連する主要な疾患について詳しく説明しました。膝の痛みの背景を理解し、適切な治療と予防対策を行うことで、健康な生活を維持する手助けになることを目指しています。

札幌ひざのセルクリニックでは、患者様の症状に合わせた適切な診断と治療計画のご提案をしております。ひざだけでなく、肩、股関節等の関節、また長引く腰痛などの慢性疼痛の治療も行っております。西18丁目駅徒歩2分、札幌医大目の前にありますので、お気軽に御相談下さい。

院長 川上公誠

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