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変形性膝関節症 変形性膝関節症の患者様が外出時に気を付けること

変形性膝関節症の患者様が外出時に気を付けること

はじめに

変形性膝関節症は、膝の軟骨がすり減ることで痛みや動きにくさが生じる病気です。特に外出時には、歩行時の衝撃や負担が膝にかかりやすく、痛みが悪化することもあります。しかし、適切な対策をとることで、外出を楽しみながら膝への負担を減らすことが可能です。本記事では、変形性膝関節症の方が外出時に気を付けるべきポイントについて解説します。

1. 歩行時の注意点

1-1. 歩く場所を選ぶ

変形性膝関節症の方にとって、歩行時の地面の状態は重要です。舗装された道路や平坦な歩道を選ぶことで、膝への衝撃を抑えることができます。特に、以下の点に注意しましょう。

  • 坂道や階段はできるだけ避ける
  • でこぼこした道(砂利道や石畳)を避ける
  • エスカレーターやエレベーターを活用する

1-2. 適切な歩き方を意識する

膝に優しい歩き方を心がけることで、関節への負担を減らすことができます。

  • 小さな歩幅でゆっくり歩く
  • 背筋を伸ばし、足全体で体重を支えるように歩く
  • 痛みが強い場合は杖を活用する(杖を持つことで膝の負担が軽減されます)

2. 適切な靴選び

外出時の靴選びも重要なポイントです。膝に負担をかけないために、以下のような靴を選びましょう。

  • クッション性の高い靴を選ぶ(スニーカーやウォーキングシューズがおすすめ)
  • かかとが低く、安定感のある靴を履く
  • 足にフィットし、歩いてもずれにくい靴を選ぶ

逆に、ヒールの高い靴や底の薄い靴は避けましょう。膝への衝撃が大きくなり、痛みを悪化させる原因になります。

3. 外出時の持ち物

外出時には、膝の負担を軽減するためのアイテムを持っておくと安心です。

  • 膝サポーター:膝を安定させ、痛みを軽減する
  • 杖(必要に応じて):バランスを取りやすくし、膝への負担を減らす
  • 冷却パック:痛みが強くなったときに膝を冷やす
  • 痛み止めや湿布:外出先で痛みが出たときの対策

4. 休憩を適度にとる

長時間の歩行は膝に負担をかけます。外出時には、適度に休憩を取ることを心がけましょう。

  • 30分歩いたら、5〜10分座って休む
  • 座るときは膝を軽く伸ばしてリラックスする
  • カフェやベンチを見つけたらこまめに休憩をとる

5. 天候や気温への配慮

天候や気温も膝の痛みに影響します。

  • 寒い日は膝を冷やさないように膝サポーターや膝掛けを使う
  • 雨の日は滑りやすいため、滑り止め付きの靴を履く
  • 暑い日は脱水を防ぐために水分補給をしっかり行う

6. 無理をしない

膝の痛みが強い日は無理に外出せず、安静にすることも大切です。どうしても外出しなければならない場合は、できるだけ移動距離を短くし、公共交通機関やタクシーを活用しましょう。

また、外出後に膝の痛みが悪化した場合は、以下のような対応を行いましょう。

  • 冷やす(アイシング):痛みが強い場合は、冷却パックで膝を冷やす
  • 軽くストレッチする:膝周りの筋肉をほぐし、血流を促進する
  • 必要に応じて医師に相談する

まとめ

変形性膝関節症の方が外出を楽しむためには、膝への負担を減らす工夫が必要です。適切な歩き方、靴選び、持ち物の準備をすることで、安全に快適に外出することができます。また、無理をせず、適度に休憩を取りながら行動することも大切です。これらのポイントを意識しながら、膝の負担を減らしつつ、外出を楽しんでください。

参考文献

日本整形外科学会. “変形性膝関節症”

    この記事を書いたのは

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