
コラム COLUMN
スポーツ外傷 足首の靭帯損傷(捻挫)を早く治すには?

足首の捻挫は、スポーツや日常生活で起こりやすいケガの一つです。捻挫を軽視すると、痛みが長引いたり、再発しやすくなったりすることがあります。そこで本記事では、足首の捻挫を早く治すための適切な処置や治療法について詳しく解説します。
足首の捻挫とは?
足首の捻挫は、関節を支える靭帯が過度に伸ばされたり、部分的にまたは完全に損傷したりするケガです。一般的に、足首を内側にひねる「内反捻挫」が最も多く、外側の靭帯(前距腓靭帯など)を損傷することがよくあります。
主な症状
- 痛みや腫れ
- 内出血(青あざ)
- 歩行困難
- 関節の不安定感
捻挫の重症度と自己チェック方法
捻挫は、損傷の程度によって3段階に分類されます。

5つのセルフチェック項目
- 外くるぶしを押すと痛いか?
- 内くるぶしを押すと痛いか?
- かかとの外側の骨を押すと痛いか?
- 足の甲の内側を押すと痛いか?
- 負傷した足で4歩以上歩けるか?
4歩以上歩けない場合は、骨折の可能性もあるため、すぐに医療機関を受診しましょう。
捻挫を早く治すための応急処置(RICE処置)
捻挫直後の処置として「RICE処置」が有効です。
- R(Rest / 安静): 無理に動かさず、できるだけ足を休める。
- I(Ice / 冷却): 氷水や保冷剤で15〜20分冷やす。凍傷を防ぐため、直接肌に当てずにタオルで包む。
- C(Compression / 圧迫): 包帯やテーピングで適度に圧迫し、腫れを抑える。
- E(Elevation / 挙上): 足を心臓より高い位置に保ち、腫れを軽減。
捻挫を早く治す治療法
適切な固定
・軽度の捻挫なら、テーピングやサポーターを使用。
・中等度以上の捻挫は、ギプスや松葉杖を使用することも。
電気治療
痛みの緩和や靭帯の回復を促進するため、整骨院などで電気治療を受けるのも有効。
筋肉の緊張を緩める
マッサージやストレッチで血流を促し、回復を早める。
栄養の摂取
・タンパク質(鶏肉・魚・豆類)
・ビタミンC(柑橘類・ブロッコリー)
・亜鉛(ナッツ・牡蠣)
再生医療
近年、幹細胞治療やPRP療法(自己血小板を利用した治療)が注目されており、靭帯の修復を促進する効果が期待できます。
早期回復のためのリハビリ
- 1週間目: 固定しながら軽いストレッチを行う。
- 2〜3週間目: かかとをつけての歩行を開始。バランス訓練を取り入れる。
- 4週間目以降: ランニングやスポーツ復帰の準備を開始。
リハビリを怠ると、関節が硬くなったり、再発しやすくなるため、慎重に進めましょう。
捻挫を予防する方法
- 筋力トレーニング: 足首周りの筋肉を強化。
- 柔軟性を高める: ストレッチで関節の可動域を広げる。
- 適切な靴を選ぶ: クッション性のある靴や、捻挫予防のためのサポーターを活用。
まとめ
足首の捻挫は、適切な処置を行うことで早期回復が可能です。RICE処置を徹底し、固定やリハビリ、栄養補給を意識しながら、必要に応じて専門医の診察を受けましょう。
もし強い痛みが続く場合は、すぐに医療機関を受診することをおすすめします。
札幌ひざのセルクリニックでは、患者様の症状に合わせた適切な診断と治療計画のご提案をしております。ひざだけでなく、肩、股関節等の関節、また長引く腰痛などの慢性疼痛の治療も行っております。西18丁目駅徒歩2分、札幌医大目の前にありますので、お気軽に御相談下さい。
院長 川上公誠
(プロフィール)


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