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股関節 股関節の痛みで寝返りがつらい…考えられる原因と対処法

股関節の痛みで寝返りがつらい…考えられる原因と対処法

「夜中に寝返りを打つと股関節が痛む」「痛みで目が覚める」
そんなお悩みはありませんか?
股関節は、日常生活ではもちろん、就寝中の姿勢の変化でも負担がかかる部位です。特に中高年の方に多くみられるこの症状には、いくつかの原因と適切な対処法があります。この記事では、股関節の痛みで寝返りがつらくなる原因と、症状を和らげるための具体的な方法をわかりやすくご紹介します。

寝返りで股関節が痛むのはなぜ?

股関節の痛みは、加齢や過去のけが、筋力の低下、関節の炎症などさまざまな要因で起こります。寝返りの動作では、骨盤が回旋し、股関節にねじれや圧迫が加わるため、何らかのトラブルがあると痛みとして現れやすくなります。

主な原因としては、以下が挙げられます。

1. 変形性股関節症(へんけいせいこかんせつしょう)

中高年に多くみられる関節の疾患で、軟骨がすり減ることで股関節に炎症や変形が起こります。寝ている間でも関節が圧迫され、痛みが出ることがあります。

2. 大腿骨頭壊死(だいたいこっとうえし)

大腿骨の先端(骨頭)への血流が悪くなり、骨組織が壊死してしまう病気です。安静時にも強い痛みが出ることがあり、寝返りのたびに鋭い痛みを感じるケースがあります。

3. 股関節周囲の筋肉や腱の炎症(腸腰筋炎、滑液包炎など)

股関節を支える筋肉や腱、滑液包が炎症を起こしていると、一定の姿勢や動きで痛みが出ます。特に腸腰筋や中臀筋の緊張が高まると、夜間の寝返りで鋭い痛みを引き起こすことがあります。

4. 姿勢や寝具による負担

マットレスが硬すぎたり、身体に合っていない寝具を使っていると、股関節に余計な圧力がかかります。骨盤が傾いたまま長時間同じ姿勢でいると、筋肉が硬直して痛みの原因となることがあります。

痛みをやわらげるための対処法

1. 寝具の見直し

適度な反発力のあるマットレスや、横向きで寝るときは膝の間にクッションを挟むと股関節への負担が軽減されます。また、腰や太ももを支えるタオルやサポートクッションも有効です。

2. ストレッチと筋力強化

股関節まわりの柔軟性と筋力を高めることで、関節の負担を軽くすることができます。特に中臀筋や腸腰筋のストレッチは効果的です。痛みがない範囲で、医師や理学療法士の指導を受けながら行いましょう。

3. 湿布や温熱療法

一時的な炎症や筋肉のこわばりには、温めたり湿布を貼ることで症状の改善が期待できます。入浴や温熱シートで股関節を温めて血流を促すことも有効です。

4. 痛みが続く場合は医療機関へ

痛みが1週間以上続いたり、日常生活に支障が出ている場合は、整形外科を受診しましょう。X線やMRIなどの検査によって、原因となる疾患を特定することが重要です。変形性股関節症や骨頭壊死が進行している場合、早期の対応がその後の予後に大きく関わります。

5. 再生医療という選択肢も

近年では、股関節の痛みに対してPRP療法幹細胞治療といった再生医療が注目されています。これらは、体にメスを入れずに、関節の自然な回復力を高める治療法で、保存的治療の一環として選ばれるケースが増えています。

まとめ

寝返りのたびに股関節が痛むのは、体からの大切なサインです。「年のせい」と放置せず、原因に合わせた対策を講じることで、痛みの軽減や悪化の防止が可能です。日常生活の工夫や適切な治療を取り入れて、快適な睡眠と健康な関節を取り戻しましょう。

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