治療電話相談はこちら

0120-117-560

【電話受付時間】月〜金/9:00〜16:30(年末年始休診)

メニュー

COLUMN

椎間板ヘルニアと腰痛の違いは?下肢痛があるときの見極め方

椎間板ヘルニアと腰痛の違いは?下肢痛があるときの見極め方

腰の痛みは多くの方が一度は経験する身近な症状です。しかし、ただの「腰痛」と思っていたものが、実は「椎間板ヘルニア」であることもあります。この記事では、一般的な腰痛と椎間板ヘルニアの違いや、足に痛みやしびれが出たときの見極め方について、整形外科専門医の立場からわかりやすく解説します。

一般的な腰痛とは?

「腰痛」という言葉は、腰の痛みを総称したものです。筋肉の疲労や炎症、姿勢の悪さ、運動不足、加齢による変化など、原因はさまざまです。多くの場合は筋肉や靭帯の炎症による「筋・筋膜性腰痛」が主な原因とされます。

特徴としては、

  • 痛みが腰のみに限局している
  • 動かしたときに痛みが強まる
  • 安静にしていると徐々に改善する などが挙げられます。

椎間板ヘルニアとは?

椎間板ヘルニアとは、背骨の間にある「椎間板(ついかんばん)」というクッションのような組織の一部が飛び出し、近くの神経を圧迫する状態です。特に腰椎(腰の背骨)の間で起きやすく、神経に触れることで痛みやしびれを引き起こします。

特徴的な症状は以下のとおりです。

  • 腰痛だけでなく、足にしびれや痛みが出る(坐骨神経痛)
  • 咳やくしゃみ、排便時に痛みが増す
  • 片側の足に症状が出ることが多い
  • 足の力が入りにくい(筋力低下)

このように、単なる腰痛とは異なり、神経症状が伴うのが椎間板ヘルニアの大きな特徴です。

腰痛と椎間板ヘルニアの違いを見極めるポイント

では、日常生活の中で自分の腰痛が「椎間板ヘルニア」かどうかを見極めるには、どのような点に注意すればよいのでしょうか?以下のポイントを参考にしてください。

1. 足にしびれや痛みがあるか

足に放散する痛み(坐骨神経痛)やしびれがある場合は、椎間板ヘルニアが疑われます。特にお尻から太もも、ふくらはぎ、足先へと痛みが走る場合は要注意です。

2. 体勢や動作で痛みが変化するか

前かがみになると症状が強くなる場合は、椎間板ヘルニアの可能性が高くなります。一方、後ろに反らすと痛みが増すのは、脊柱管狭窄症の可能性があります。

3. 筋力や感覚に異常があるか

足に力が入らない、つまずきやすい、足の感覚が鈍いといった場合も、神経が圧迫されている可能性があります。

椎間板ヘルニアの診断と治療

椎間板ヘルニアが疑われる場合、整形外科でのMRI検査によって正確に診断することが可能です。治療は、症状の程度に応じて変わります。

保存療法(手術をしない治療)

多くの場合、こうした保存療法で症状が改善します。

手術療法

保存療法で改善しない場合や、筋力の低下が強い場合には手術が検討されます。最近では内視鏡を用いた低侵襲手術も普及しています。

まとめ|下肢痛があるなら早めに受診を

腰痛はよくある症状だからと軽く見ていると、椎間板ヘルニアのような神経障害を見逃す可能性があります。特に、足にしびれや痛み、力が入りにくいといった症状がある場合は、できるだけ早く整形外科を受診しましょう。早期に診断・治療を行うことで、症状の悪化を防ぎ、元の生活に早く戻ることができます。

当院では、保存療法だけでなく、再生医療を活用した治療も行っております。手術に抵抗がある方や、より体への負担が少ない治療をご希望の方は、ぜひ一度ご相談ください。

この記事を書いたのは

CONTACT

ひざ関節の痛みに完全特化!

治療電話相談はこちら

【電話受付時間】月〜金/9:00〜16:30(土日祝休診)

各種ご相談やご予約はこちら

  • ひざの痛みに関する相談
  • セカンドオピニオンの相談
  • 再生医療に関する相談
  • MRI検査のご予約