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なぜ女性に膝の痛みが多い?原因と効果的な対処法

なぜ女性に膝の痛みが多い?原因と効果的な対処法

「年齢とともに膝が痛むようになった」「正座や階段の上り下りがつらい」
こうした声は、特に中高年の女性からよく聞かれます。実際に変形性膝関節症などの膝の疾患は、女性に多く発症することが知られています。

この記事では、なぜ女性に膝の痛みが多いのか、その理由をわかりやすく解説するとともに、日常生活でできる効果的な対処法をご紹介します。

女性に膝の痛みが多い医学的な理由

膝の痛みにはさまざまな原因がありますが、女性に多い背景には以下のような要因が関係しています。

1. ホルモンの影響

女性ホルモンであるエストロゲンには、骨や関節を守る働きがあります。しかし閉経後にはエストロゲンの分泌が急激に減少し、骨密度の低下や関節軟骨の変性が進みやすくなります。これにより、変形性膝関節症などの発症リスクが高まります。

2. 骨格と筋力の違い

一般的に女性は男性より筋力が弱く、骨盤が広いため、膝にかかる力のかかり方が異なります。膝が内側に入るような歩き方や立ち姿勢(X脚傾向)になりやすく、これが膝関節への負担につながります。

3. 肥満との関係

中年以降、女性はホルモンバランスの変化や運動不足により体重が増加しやすい傾向があります。体重が1kg増えると、膝にはその3〜5倍の負荷がかかると言われており、膝関節へのストレスが大きくなります。

4. 日常生活の中の動作

和式生活や育児・介護など、しゃがむ、正座をする、重いものを持ち上げるといった動作を日常的に行っている女性も多く、これが膝への慢性的な負担となることもあります。

痛みを軽減する効果的な対処法

膝の痛みが出てきたとき、すぐに手術を考える必要はありません。以下のような方法で早期に対応することで、症状の進行を防ぐことが可能です。

1. 適度な運動と筋力トレーニング

膝の周囲、とくに太ももの前面の筋肉(大腿四頭筋)を鍛えることで、膝への負担を軽減できます。無理のないスクワットや椅子を使った体操など、日常に取り入れやすいエクササイズがおすすめです。

2. 体重管理

体重を適正に保つことは、膝の負担を減らす最も効果的な方法の一つです。急激な減量ではなく、バランスの良い食事と適度な運動で、月に1〜2kgの減量を目指すとよいでしょう。

3. 冷えを防ぐ

女性は特に冷え性の方が多く、血流が悪くなると関節の代謝も低下します。レッグウォーマーやカイロなどを利用して膝周りを冷やさないようにすることも効果的です。

4. 正しい歩き方・姿勢を意識する

猫背やO脚、X脚の傾向がある方は、姿勢の見直しも重要です。正しい歩き方や座り方を意識し、必要であれば理学療法士による指導を受けることも検討しましょう。

5. 再生医療などの先進的な治療

ヒアルロン酸注射やリハビリで効果が薄い場合は、PRP療法(自己血小板注入)脂肪由来幹細胞治療といった再生医療も注目されています。関節の修復を促し、手術を回避する選択肢として、多くの女性に選ばれています。

膝の痛みを放置してはいけない理由

「年のせいだから仕方ない」「湿布を貼って様子を見よう」と自己判断してしまう方も多いですが、膝の痛みを放置すると関節の変形が進み、将来的に人工関節手術が必要になるケースもあります。

痛みが長引く、腫れが引かない、日常生活に支障がある場合は、早めに整形外科で診断を受けることが大切です。

まとめ:女性こそ膝のケアが重要です

膝の痛みは、加齢だけが原因ではありません。女性特有の体のつくりやライフスタイルが、膝関節に影響を与えているのです。

膝の違和感を感じたら、体のサインを見逃さず、早めにケアを始めることが将来の健康な歩行につながります。当院では、女性の膝痛に特化した再生医療も提供しています。お気軽にご相談ください。


監修 川上 公誠(整形外科専門医)
札幌ひざのセルクリニック院長

岐阜大学医学部卒業。母が人工関節手術で痛みから解放された経験をきっかけに整形外科医を志し、これまでに人工関節置換術を含む手術を5,000件以上手がけてきました。手術が難しい高齢者や合併症のある方にも寄り添える治療を模索する中で再生医療と出会い、その効果に確信を得て、2024年に「札幌ひざのセルクリニック」を開院。注射のみで改善が期待できるこの先進的な治療を、北海道中に届けたいという想いで、関節に特化した再生医療を提供しています。

札幌ひざのセルクリニックでは、患者様の症状に合わせた適切な診断と治療計画のご提案をしております。ひざだけでなく、肩、股関節等の関節、また長引く腰痛などの慢性疼痛の治療も行っております。西18丁目駅徒歩2分、札幌医大目の前にありますので、お気軽に御相談下さい。

院長 川上公誠

プロフィール


監修 川上 公誠(整形外科専門医)
札幌ひざのセルクリニック院長

岐阜大学医学部卒業。母が人工関節手術で痛みから解放された経験をきっかけに整形外科医を志し、これまでに人工関節置換術を含む手術を5,000件以上手がけてきました。手術が難しい高齢者や合併症のある方にも寄り添える治療を模索する中で再生医療と出会い、その効果に確信を得て、2024年に「札幌ひざのセルクリニック」を開院。注射のみで改善が期待できるこの先進的な治療を、北海道中に届けたいという想いで、関節に特化した再生医療を提供しています。

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