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その他 膝にやさしい靴の選び方とは?痛みを和らげるポイント

膝にやさしい靴の選び方とは?痛みを和らげるポイント

膝の痛みと靴選びの関係

「最近、膝が痛くて長く歩けない」「階段の上り下りがつらい」と感じていませんか?実は、膝の痛みの原因は関節だけでなく、履いている靴が影響していることも少なくありません。特に変形性膝関節症や膝の軟骨がすり減っている方にとって、靴の選び方は日常の膝の負担を大きく左右します。

自分に合った靴を選ぶことは、膝への衝撃を和らげ、痛みの軽減や進行の予防にもつながります。では、どのようなポイントに注意すれば良いのでしょうか?

膝にやさしい靴選びの5つのポイント

1. クッション性が高い靴底を選ぶ

歩行時には、体重の2~3倍の負荷が膝にかかるといわれています。この衝撃を和らげるには、クッション性のある靴底が有効です。特に踵(かかと)部分にやわらかい素材が使われている靴は、膝への負担を軽減しやすくなります。ランニングシューズやウォーキングシューズに多く見られます。

2. かかとをしっかり包み込む設計

かかとが不安定な靴は、歩行時にぐらつきが生じ、膝の内側や外側に余計な負荷がかかります。ヒールカウンター(かかとを包む部分)がしっかりしている靴を選ぶことで、膝関節の安定性を保つことができます。

3. 足のアーチをサポートするインソール

土踏まずのアーチが崩れると、体重のバランスが偏り、膝に過剰な負担がかかります。**アーチサポート機能があるインソール(中敷き)**を使用することで、足裏の衝撃吸収力が増し、膝にやさしい歩行が可能になります。

4. ヒールの高さは2〜3cmが理想

ヒールが高すぎる靴は、つま先側に重心がかかり膝が曲がりやすくなり、膝前方にストレスがかかります。逆にフラットすぎる靴も衝撃を吸収できないため、2〜3cmのヒール高が膝にやさしい理想的な高さです。

5. 自分の足にフィットするサイズ感

靴が大きすぎると足が滑って不安定になり、小さすぎると足指が圧迫されて歩き方が不自然になります。試着の際は、つま先に1cmほどの余裕があり、かかとが浮かない靴を選びましょう。午後に試着する(足がむくんでいる時間)と失敗が少なくなります。

避けたい靴の特徴

以下のような靴は膝への負担が大きくなりやすいため、膝痛がある方にはおすすめできません。

  • ヒールが高すぎるパンプス
  • ソールが硬すぎて衝撃を吸収しない革靴
  • 足の指が圧迫される先の細い靴
  • クッション性のないスリッパやサンダル
  • サポート機能がない薄い底のスニーカー

見た目よりも「歩くときにどれだけ膝にやさしいか」が大切です。

靴選びとあわせて行いたいセルフケア

靴だけで膝痛が完治するわけではありません。靴選びに加えて、以下のセルフケアも大切です。

  • 膝周りの筋力トレーニング(太もも前の大腿四頭筋)
  • ストレッチやウォーキングなどの軽い運動
  • 体重管理(肥満は膝の最大の敵)
  • 姿勢改善(猫背や反り腰が膝に負担をかける)

膝にやさしい生活習慣を意識することで、より快適に日常生活を送れるようになります。

まとめ:足元から膝を守ることが予防への第一歩

膝にやさしい靴を選ぶことは、日々の生活の中でできるシンプルかつ効果的な対策です。痛みが強くなる前に、「靴を見直す」という意識を持つことが大切です。膝に不安がある方は、ぜひ次の靴選びから実践してみてください。


監修 川上 公誠(整形外科専門医)
札幌ひざのセルクリニック院長

岐阜大学医学部卒業。母が人工関節手術で痛みから解放された経験をきっかけに整形外科医を志し、これまでに人工関節置換術を含む手術を5,000件以上手がけてきました。手術が難しい高齢者や合併症のある方にも寄り添える治療を模索する中で再生医療と出会い、その効果に確信を得て、2024年に「札幌ひざのセルクリニック」を開院。注射のみで改善が期待できるこの先進的な治療を、北海道中に届けたいという想いで、関節に特化した再生医療を提供しています。

札幌ひざのセルクリニックでは、患者様の症状に合わせた適切な診断と治療計画のご提案をしております。ひざだけでなく、肩、股関節等の関節、また長引く腰痛などの慢性疼痛の治療も行っております。西18丁目駅徒歩2分、札幌医大目の前にありますので、お気軽に御相談下さい。

院長 川上公誠

プロフィール


監修 川上 公誠(整形外科専門医)
札幌ひざのセルクリニック院長

岐阜大学医学部卒業。母が人工関節手術で痛みから解放された経験をきっかけに整形外科医を志し、これまでに人工関節置換術を含む手術を5,000件以上手がけてきました。手術が難しい高齢者や合併症のある方にも寄り添える治療を模索する中で再生医療と出会い、その効果に確信を得て、2024年に「札幌ひざのセルクリニック」を開院。注射のみで改善が期待できるこの先進的な治療を、北海道中に届けたいという想いで、関節に特化した再生医療を提供しています。

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