治療電話相談はこちら

0120-117-560

【電話受付時間】月〜金/9:00〜16:30(年末年始休診)

メニュー

COLUMN

再生医療 膝の手術後に再生医療は受けられる?適応と注意点を専門医がわかりやすく解説

膝の手術後に再生医療は受けられる?適応と注意点を専門医がわかりやすく解説

「手術をしたのに、まだ膝に痛みが残る」「再手術は避けたいが、何かほかの方法はないのか」──膝の手術後に再生医療(PRPや幹細胞治療)を検討される方は、近年とても増えています。

実際、手術後の膝でも再生医療が適応になるケースは少なくありません。しかし、すべての状態に有効というわけではなく、手術の種類や現在の膝の状態によって向き・不向きがあります。

この記事では、膝手術後に再生医療を受けられるのか? どんな症状が対象になるのか? 具体的なメリット・注意点について専門医がわかりやすく解説します。

手術後でも再生医療を受けられるの?

結論から言うと、膝の手術後でも多くのケースで再生医療は受けられます。特に、以下のような症状が残っている場合は治療の候補になります。

  • ・膝の痛みや腫れが続く
  • ・階段の昇り降りがつらい
  • ・膝の可動域が狭くなった
  • ・力が入りにくい、安定しない
  • ・術後しばらく経って徐々に痛みが増えてきた

ただし、人工関節手術(TKA/UKA)の後や、骨の変形が非常に強い場合は適応が限られます。そういったケースでも「痛みの軽減目的」でPRP療法が使える場合はあります。

どんな手術のあとに再生医療が向いている?

① 半月板手術(縫合・切除)後

半月板を部分的に切除した後は、膝のクッション性が低下し、軟骨負担が増えやすくなります。再生医療は炎症を抑え、軟骨や周囲組織の修復を促すことが期待できます。

② 靭帯再建術(ACL/PCL)後

靭帯の再建自体は成功しても、周辺の軟骨・半月板のダメージが残る場合があります。これらの組織に対して再生医療が有効なことがあります。

③ 骨切り術(HTO)後

アライメント(膝の軸)を整える手術後でも、痛みが残る場合は再生医療が補助的に役立つことがあります。

④ 人工関節手術後

人工関節そのものは再生医療の対象ではありませんが、周囲の組織の炎症や筋力低下による痛みにはPRPが有効なケースがあります。

再生医療のメリット

● 痛みの軽減

手術後の慢性的な炎症を抑え、日常生活の負担を減らせる可能性があります。

● 軟骨や組織の修復をサポート

幹細胞治療は軟骨の再生を促す研究結果も多く、痛みの根本改善が期待できます。

● 手術を避けられる可能性

「再手術を避けたい」という方の選択肢として有効です。

● ダウンタイムが短い

注射による治療なので体への負担が少なく、日常生活に戻るのが早いのが特徴です。

再生医療を受ける前に知っておきたい注意点

● 手術直後は避ける

炎症が強く残っている術後早期(1〜3か月)は避け、医師の判断のもと適切なタイミングで行います。

● 症状の原因が重要

痛みの原因が「手術部位」なのか「軟骨のすり減り」なのか「筋力低下」なのかで治療方針は大きく変わります。

● 画像検査は必須

MRIを用いて膝の軟骨や半月板、靭帯の状態を確認し、適応を慎重に判断します。

● 効果には個人差がある

軟骨の状態や年齢、炎症の程度によって、効果の現れ方は変わります。

再生医療と並行して行うべきこと

① 正しいリハビリ

膝周りの筋力低下は術後の痛みの大きな原因です。特に大腿四頭筋や臀部の筋力強化は必須です。

② 体重管理

体重が1kg増えると膝には3〜5kgの負荷がかかるため、減量は大きな効果を生みます。

③ 日常生活の改善

階段の昇降や過度な正座など、膝に負担をかける動作を見直すことで、症状の悪化を防げます。

再生医療という新しい選択肢

近年では、従来の治療に加えて再生医療という新しい選択肢も登場しています。特に、幹細胞治療PRP(多血小板血漿)治療といった方法は、体の自然治癒力を引き出して関節の修復を促す治療法として注目されています。

例えば、脂肪から採取した幹細胞を関節に注入する治療では、変性した軟骨の修復や再生が期待できます。これにより、「もう正座はできないかも…」とあきらめていた方が、再び正座ができるようになったケースもあります。

ただし、再生医療はすべての症例に効果があるわけではないため、適応の有無をしっかり診断してもらうことが重要です。

よくある質問(Q&A)

Q. 手術からどのくらい経てば再生医療を受けられますか?
A. 手術後の状態にもよりますが、一般的には炎症が落ち着く3か月以降が目安です。

Q. 人工関節でも再生医療はできますか?
A. 関節内部は対象外ですが、周囲組織の炎症による痛みにPRPが有効な場合があります。

Q. 一度再生医療を受けたら、もう手術は必要なくなりますか?
A. 症状が改善し手術を回避できる方も多いですが、状態によっては手術が必要な場合もあります。

まとめ:手術後でも膝の痛みは改善できる可能性があります

膝の手術後の痛みや違和感は「もう治らない」と思われがちですが、適切な検査と治療によって改善が期待できるケースは多くあります。再生医療はその選択肢のひとつとして、痛みの軽減や関節機能の回復をサポートします。

膝の状態に不安がある方は、一度専門医に相談し、最適な治療方法を一緒に考えていきましょう。

札幌ひざのセルクリニックでは、患者様の症状に合わせた適切な診断と治療計画のご提案をしております。ひざだけでなく、肩、股関節等の関節、また長引く腰痛などの慢性疼痛の治療も行っております。西18丁目駅徒歩2分、札幌医大目の前にありますので、お気軽に御相談下さい。

院長 川上公誠

プロフィール


監修 川上 公誠(整形外科専門医)
札幌ひざのセルクリニック院長

岐阜大学医学部卒業。母が人工関節手術で痛みから解放された経験をきっかけに整形外科医を志し、これまでに人工関節置換術を含む手術を5,000件以上手がけてきました。手術が難しい高齢者や合併症のある方にも寄り添える治療を模索する中で再生医療と出会い、その効果に確信を得て、2024年に「札幌ひざのセルクリニック」を開院。注射のみで改善が期待できるこの先進的な治療を、北海道中に届けたいという想いで、関節に特化した再生医療を提供しています。

この記事を書いたのは

CONTACT

ひざ関節の痛みに完全特化!

治療電話相談はこちら

【電話受付時間】月〜金/9:00〜16:30(土日祝休診)

各種ご相談やご予約はこちら

  • ひざの痛みに関する相談
  • セカンドオピニオンの相談
  • 再生医療に関する相談
  • MRI検査のご予約