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FAQ股関節 股関節がポキポキ鳴る原因は?よくある7つの質問に専門医がやさしく回答

股関節を動かしたときに「ポキポキ」と音が鳴ると、何か大きな病気ではないかと不安になりますよね。実は、診察室でも「痛みはないけれど音が鳴るのが気になる」というご相談を非常に多くいただきます。
この音が鳴る現象は、原因は筋肉の硬さから関節内のトラブルまでさまざまです。今回は、股関節のポキポキ音が気になる方に知っておいていただきたい、よくある質問を7つにまとめました。
この記事の内容
Q1. 股関節がポキポキ鳴るのは、骨がこすれているのでしょうか?
多くの場合、骨そのものではなく、股関節周りの筋肉や腱が、骨の出っ張りを乗り越えるときに鳴る「弾発股(だんぱつこ)」という状態です。多くの方が経験する症状で、筋肉の柔軟性が不足しているときによく起こります。ただし、関節の深い部分で音がしている場合は、軟骨のトラブルの可能性もあります。
Q2. 痛みがないのに音が鳴る場合、放っておいても大丈夫ですか?
現時点で痛みが全くなく、引っかかり感もなければ、すぐに治療が必要なケースは少ないです。しかし、何度も繰り返し音が鳴るのは「股関節周りの筋肉が硬くなっているサイン」でもあります。将来的な痛みを予防するために、日頃からストレッチなどで筋肉をほぐしておくことをおすすめします。
Q3. 病院を受診すべき「危険な音」の目安はありますか?
「音が鳴るたびに痛みがある」「股関節がガクッと外れるような感覚がある」「特定の動きで足がロックして動かなくなる」といった症状がある場合は注意が必要です。関節内のクッションである「関節唇(かんせつしん)」が傷ついている可能性があるため、早めに整形外科を受診して詳しい検査を受けましょう。
Q4. 自分で音を鳴らす癖がありますが、やめたほうがいいでしょうか?
はい、意識的に鳴らすのは控えてください。音を鳴らすたびに、腱と骨、あるいは関節内で摩擦が起きています。これを何度も繰り返すと、組織が炎症を起こして「痛み」に変わってしまうことがあるからです。音が鳴らない範囲で動かすよう意識し、周辺の筋肉をリラックスさせることが大切です。

Q5. 股関節の音を解消するために有効な対策はありますか?
最も有効なのは、股関節周りの柔軟性を高めるストレッチです。特に太ももの外側の筋肉や、股関節の前側の筋肉(腸腰筋)が硬くなると音が鳴りやすくなります。お風呂上がりなど血行が良いときに、痛みのない範囲でゆっくりと伸ばす習慣をつけましょう。継続することで音が軽減する方は多いです。
Q6. 放置すると将来、変形性股関節症になってしまいますか?
音が鳴るだけで必ず変形性股関節症になるわけではありません。しかし、音が鳴る=関節に何らかの負担がかかっている状態ではあります。特に中高年の方は、筋力低下や柔軟性不足が重なると関節への負担が増えるため、ストレッチや適度な運動でケアを続けることが、将来的な変形を防ぐことにつながります。
Q7. 整形外科ではどのような治療を行うのですか?
まずはレントゲンや診察で、骨や軟骨に異常がないかを確認します。治療の基本は、手術をしない「保存療法」です。理学療法士によるリハビリで、硬くなった筋肉をほぐしたり、正しい体の動かし方を指導したりします。痛みが強い場合には、一時的に炎症を抑えるお薬や注射を用いることもあります。

股関節の「ポキポキ」という音は、体からのちょっとしたSOSサインかもしれません。「痛みがないから」と無視せず、今のうちからセルフケアを取り入れて、大切な関節をいたわってあげましょう。
もし、音とともに痛みが出てきたり、違和感が強くなったときは、一人で悩まずにいつでも専門医にご相談ください。早期に原因を知ることが、一生自分の足で歩き続けるための第一歩になります。
再生医療という新しい選択肢
近年では、従来の治療に加えて再生医療という新しい選択肢も登場しています。特に、幹細胞治療やPRP(多血小板血漿)治療といった方法は、体の自然治癒力を引き出して関節の修復を促す治療法として注目されています。
例えば、脂肪から採取した幹細胞を関節に注入する治療では、変性した軟骨の修復や再生が期待できます。これにより、「もう正座はできないかも…」とあきらめていた方が、再び正座ができるようになったケースもあります。
ただし、再生医療はすべての症例に効果があるわけではないため、適応の有無をしっかり診断してもらうことが重要です。

札幌ひざのセルクリニックでは、患者様の症状に合わせた適切な診断と治療計画のご提案をしております。ひざだけでなく、肩、股関節等の関節、また長引く腰痛などの慢性疼痛の治療も行っております。西18丁目駅徒歩2分、札幌医大目の前にありますので、お気軽に御相談下さい。
院長 川上公誠
(プロフィール)
監修 川上 公誠(整形外科専門医)
札幌ひざのセルクリニック院長
岐阜大学医学部卒業。母が人工関節手術で痛みから解放された経験をきっかけに整形外科医を志し、これまでに人工関節置換術を含む手術を5,000件以上手がけてきました。手術が難しい高齢者や合併症のある方にも寄り添える治療を模索する中で再生医療と出会い、その効果に確信を得て、2024年に「札幌ひざのセルクリニック」を開院。注射のみで改善が期待できるこの先進的な治療を、北海道中に届けたいという想いで、関節に特化した再生医療を提供しています。
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