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朝起きたときに腰が動かない?考えられる整形外科疾患を専門医がわかりやすく解説

朝起きたときに腰が動かない?考えられる整形外科疾患を専門医がわかりやすく解説

「朝、布団から起き上がろうとしたら腰が固まって動かない」「前かがみになれないほどこわばる」「数分たつと楽になるけれど、毎朝つらい」──こうした相談は50〜80代の方から特によく聞かれます。

朝の腰のこわばりは、単なる疲れではなく、整形外科的な疾患が隠れていることもあります。この記事では、考えられる主な原因と、どのように対処すべきかをわかりやすく解説します。

朝起きたときだけ腰が動かない…どんな状態?

朝の動き始めに腰が固まったように感じる症状は、「こわばり」と呼ばれます。しばらく動いていると楽になることが多く、痛みよりも“動きにくさ”が前に出るのが特徴です。

これは、寝ている間に関節や筋肉が硬くなり、血流が減ることで起こりやすくなります。しかし、毎日のように続く場合は、腰の関節や椎間板にトラブルが生じている可能性があります。

朝の腰のこわばりで考えられる整形外科疾患

① 腰部椎間板変性症(腰のクッションのへたり)

年齢とともに椎間板という“背骨のクッション”が弱くなると、朝に強いこわばりが出ることがあります。寝ている間に水分量が減り、動き始めが固くなるのが特徴です。

② 腰椎椎間関節症(腰の関節の炎症)

背骨同士をつなぐ小さな関節が炎症を起こすと、朝のこわばりが強く出ます。数分〜10分ほど動くと軽快することが多いですが、放置すると痛みが増すこともあります。

③ 筋・筋膜性腰痛(筋肉が固まるタイプの腰痛)

長時間同じ姿勢で寝ていると筋肉が硬直し、朝の動き始めに痛みや重さを感じます。日中は比較的楽になります。

④ 脊柱管狭窄症(神経の通り道が狭くなる病気)

神経の圧迫が強い方では、朝にしびれや強いこわばりが出ることがあります。歩いていると足に症状が出る場合は要注意です。

⑤ 炎症性腰痛(関節リウマチ・脊椎関節炎など)

朝の強いこわばりが30分以上続く場合、炎症性の病気が考えられます。整形外科での精密検査が必要です。

どんな検査をするの?

整形外科では、症状の原因を特定するため以下の検査を行います。

● レントゲン(X線)

背骨の並び、椎間板のすき間、関節の変化を確認します。

● MRI

椎間板や神経の状態を詳しく調べられる検査です。朝だけ症状が出る方でも、原因が見つかることがあります。

● 血液検査

炎症性疾患が疑われる場合に行います。

● 可動域・姿勢評価

背骨の動きや姿勢を確認し、「どこが原因で固まっているのか」を判断します。

朝のこわばりを和らげるための対策

① 起床前の軽い体操

布団の中で膝を抱える・腰をひねるなどの軽い運動をすると、動き始めが楽になります。

② 寝具の見直し

柔らかすぎるマットレスは腰を支えられず、筋肉が緊張します。適度な硬さが大切です。

③ 日中のストレッチ・軽い運動

筋肉の柔軟性を高めることで、朝のこわばりが軽減されます。

④ 生活習慣の改善

長時間の座り姿勢を避け、こまめに身体を動かすことが重要です。

⑤ 再生医療の活用(必要な場合)

椎間板や関節の変性が進んでいる場合、PRP療法や幹細胞治療が痛みや炎症の改善に役立つケースもあります。

よくある質問(Q&A)

Q. 朝だけ腰がつらいのですが、受診した方がよいですか?
A. 毎日のように続く場合は受診をおすすめします。早期に原因を把握すると、悪化を防ぎやすくなります。

Q. 運動しても大丈夫?
A. 朝のこわばりが強いときは無理のない範囲のストレッチから始めましょう。痛みを伴う運動は控えてください。

Q. 湿布だけで治りますか?
A. 一時的に楽になりますが、根本原因を解決するには検査と治療が必要です。

再生医療という新しい選択肢

近年では、従来の治療に加えて「再生医療」という新しい選択肢も登場しています。特に、幹細胞治療PRP(多血小板血漿)治療といった方法は、体が本来持つ自然治癒力を引き出し、関節や組織の修復を促す治療法として注目されています。

例えば、脂肪から採取した幹細胞を点滴で投与することで、膝や股関節だけでなく、腰痛などの慢性疼痛に対しても炎症を抑えたり、組織の修復を促したりする効果が期待されています。

ただし、再生医療はすべての症例に効果があるわけではないため、適応の有無を医師がしっかり診断したうえで治療を検討することが大切です

まとめ:朝の腰の動きにくさは放置しないで

朝のこわばりは「年齢のせいだから仕方ない」と思いがちですが、実は整形外科的な疾患の初期サインであることも多くあります。原因を知ることで適切な対処ができ、これからの生活をより快適にすることが可能です。

気になる症状が続く場合は、どうぞ一度ご相談ください。

札幌ひざのセルクリニックでは、患者様の症状に合わせた適切な診断と治療計画のご提案をしております。ひざだけでなく、肩、股関節等の関節、また長引く腰痛などの慢性疼痛の治療も行っております。西18丁目駅徒歩2分、札幌医大目の前にありますので、お気軽に御相談下さい。

院長 川上公誠

プロフィール


監修 川上 公誠(整形外科専門医)
札幌ひざのセルクリニック院長

岐阜大学医学部卒業。母が人工関節手術で痛みから解放された経験をきっかけに整形外科医を志し、これまでに人工関節置換術を含む手術を5,000件以上手がけてきました。手術が難しい高齢者や合併症のある方にも寄り添える治療を模索する中で再生医療と出会い、その効果に確信を得て、2024年に「札幌ひざのセルクリニック」を開院。注射のみで改善が期待できるこの先進的な治療を、北海道中に届けたいという想いで、関節に特化した再生医療を提供しています。

この記事を書いたのは

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