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股関節 股関節の石灰沈着性腱炎

股関節の石灰沈着性腱炎

石灰沈着性腱炎とは

石灰沈着性腱炎は、カルシウムの沈着によって引き起こされる症状で、主に股関節や肩関節、膝などの関節に痛みや動きの制限が生じます。この症状は、関節内に石灰化したカルシウムが沈着し、体がこれを異物と認識して攻撃するために起こります。しかし、なぜこのような状況が発生するのかは、現在も明確には解明されていません。

原因となるカルシウムのバランス

カルシウムは人体で重要な役割を果たしており、その大部分は骨や歯の構成要素として使用されます。血液中に少量存在するカルシウムは、心臓や筋肉の動きに不可欠です。通常、カルシウムは食事から取り入れられ、余剰分は尿として排出されますが、吸収と排出のバランスが崩れると石灰化が起こりやすくなります。

年齢と症状の関係

年齢が上がるにつれて、カルシウムの代謝機能が低下することがあり、特に閉経後の女性に多く見られる傾向があります。若年層では、体の免疫反応が強いため、炎症が激しく痛みが強くなることがありますが、症状が落ち着くまでの期間は比較的短いです。一方、高齢者では免疫反応が弱まるため、症状は穏やかであるものの、回復までの期間が長くなることが一般的です。

症状の現れ方

石灰沈着性腱炎は、股関節を始めとする多くの関節で痛みや動きの制限を引き起こすことがあります。特に股関節の場合、痛みや動きの制限により、日常生活における歩行や立ち上がりが困難になることがあります。具体的な症状としては、立ち続けたり、歩いたりすることで足の付け根が痛くなったり、動きが制限されたりすることが挙げられます。

診断と治療

診断は主に画像診断により、関節内のカルシウム沈着の確認を行います。治療方法としては、痛みの管理のための内服薬や湿布の処方、炎症を抑えるためのリハビリテーションが一般的です。リハビリテーションでは、関節の可動域を改善し、筋力を強化することで症状の改善を目指します。重度の場合は、外科的な介入が必要になることもあります。

まとめ

石灰沈着性腱炎は、カルシウムの異常沈着により引き起こされる関節症状であり、特に股関節に発症した場合、日常生活に大きな影響を及ぼす可能性があります。早期の診断と適切な治療により、症状の管理と改善が可能です。股関節に異常を感じた場合は、早めに専門の医療機関を受診することが推奨されます。

札幌ひざのセルクリニックでは、患者様の症状に合わせた適切な診断と治療計画のご提案をしております。ひざだけでなく、肩、股関節等の関節、また長引く腰痛などの慢性疼痛の治療も行っております。西18丁目駅徒歩2分、札幌医大目の前にありますので、お気軽に御相談下さい。

院長 川上公誠

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