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膝 「歳のせい」と諦めないで!中高年に多い膝の痛みの原因と対処法

膝の痛みは、年齢を重ねるにつれて多くの中高年に見られる悩みの一つです。しかし、「歳のせいだから仕方がない」と諦めてしまう方も少なくありません。実際、膝の痛みにはさまざまな原因があり、早期に対処することで改善できる場合もあります。この記事では、膝の痛みの原因とその対処法について解説します。膝の痛みを放置せず、適切な対策を講じて健康的な生活を取り戻しましょう。
膝の痛みの主な原因
- 変形性膝関節症
変形性膝関節症は、膝の関節にある軟骨がすり減ることにより痛みが生じる状態です。中高年層に多く見られる疾患で、膝の内側や外側に痛みを感じることがあります。進行すると、関節の動きが制限され、日常生活に支障をきたすこともあります。 - 半月板損傷
膝には半月板というクッションの役割を果たす組織がありますが、加齢や外的な衝撃により損傷することがあります。半月板損傷が原因で膝に痛みを感じる場合もあります。膝を曲げたり、重いものを持ったりすると痛みが強くなることがあります。 - 靭帯の損傷
膝の靭帯は、関節を安定させる役割を果たしていますが、スポーツや事故などによって損傷することがあります。靭帯の損傷も膝の痛みを引き起こす一因です。 - 過剰な負荷や使いすぎ
中高年になると、膝に過剰な負荷がかかりやすくなります。特に長時間の立ち仕事や歩行、階段の昇降などが膝に負担をかけ、痛みを引き起こすことがあります。
膝の痛みに対する対処法
- 運動とストレッチ
膝の痛みを予防し、改善するためには適切な運動が大切です。膝に負担をかけすぎない範囲で、ウォーキングや水中運動などの軽い有酸素運動を行うことが効果的です。また、膝周りの筋肉を強化するためのストレッチも役立ちます。筋肉を鍛えることで、膝への負担を軽減できます。 - 体重管理
体重が増加すると、膝への負担が大きくなり、痛みを悪化させる原因となります。適正体重を維持することが膝の健康にとって重要です。食事と運動をバランスよく行い、体重管理を心がけましょう。 - 再生医療
PRP(自己血小板成分注入)や幹細胞治療などの再生医療は、膝の痛みの改善に効果があるとされています。これらの治療法は、膝の軟骨や組織の修復を促進し、痛みを軽減する可能性があります。再生医療を選択肢として考えることも有効です。 - 膝を休ませる
膝の痛みがひどくなる前に、適度に膝を休ませることも重要です。無理に運動を続けたり、膝に負担をかけすぎることは避けましょう。痛みを感じた場合は、無理せず休養を取り、膝を安静にすることが回復への近道です。 - 適切な靴選び 足元が不安定だと膝に余計な負担がかかります。膝の痛みがある場合、足のアーチをサポートするインソールや、クッション性の高い靴を選ぶことが効果的です。足元に気を使うことで、膝の負担を軽減できます。
- 医師の相談と治療
膝の痛みが長引く場合や、日常生活に支障をきたしている場合は、専門医に相談することが重要です。整形外科では、膝の状態に合わせた治療法を提案してくれます。手術や薬物療法も選択肢となる場合がありますが、再生医療を含む非手術的な治療法が効果的な場合も多いです。
まとめ
膝の痛みを年齢のせいだと諦めるのはまだ早いです。膝の痛みにはさまざまな原因があり、早期に適切な対処をすることで改善が期待できます。運動やストレッチ、体重管理、再生医療などを取り入れて、膝の健康を守りましょう。痛みが続く場合は、早めに専門医に相談することをお勧めします。膝を大切にし、健康的な生活を取り戻しましょう。
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