治療電話相談はこちら

0120-117-560

【電話受付時間】月〜金/9:00〜16:30(年末年始休診)

メニュー

COLUMN

つらいぎっくり腰の正しい治し方|応急処置から予防法まで解説

つらいぎっくり腰の正しい治し方|応急処置から予防法まで解説

朝起きたとき、重いものを持ち上げたとき、くしゃみをした瞬間など、「急に腰が痛くなって動けない」といった経験はありませんか?それは一般的に「ぎっくり腰」と呼ばれる急性腰痛症です。突然発症する痛みと動けないほどの辛さから、欧米では「魔女の一撃」とも呼ばれています。

このコラムでは、ぎっくり腰の正しい治し方、やってはいけないこと、早期回復のための対処法や再発予防のポイントを、整形外科専門医の視点でわかりやすく解説します。

ぎっくり腰の原因は?なぜ突然起きるのか

ぎっくり腰は、明確なひとつの原因というより、さまざまな要素が重なって引き起こされます。

・筋肉や靱帯の炎症
・腰椎の軽度の捻挫
・椎間板への急な負荷
・姿勢不良や筋力低下による腰部の不安定性

特に日常的に座りっぱなしが多い方、運動不足、猫背や反り腰の姿勢がある方はリスクが高まります。

ぎっくり腰の応急処置|まず何をすればいい?

発症直後は無理に動かず、腰を安静に保つことが大切です。以下の対処法を参考にしてください。

冷却:急性期(痛めてから1〜2日)は腰を冷やすことで炎症を抑えることができます。保冷剤や冷湿布を使いましょう。
無理に動かない:無理に立ち上がったり歩いたりせず、楽な姿勢で横になって休みましょう。
痛み止めの服用:市販の鎮痛薬(例:ロキソニン、イブなど)で痛みをコントロールするのも効果的です。

ただし、明らかなしびれ、発熱、排尿障害などがある場合は、椎間板ヘルニアなど重篤な疾患が隠れている可能性があるため、すぐに整形外科を受診してください。

ぎっくり腰を早く治すには?整形外科医のアドバイス

発症から2〜3日を過ぎた頃には、安静を続けるよりも**「動かせる範囲で動く」**ことが回復を早める鍵になります。

ストレッチや軽い体操:痛みが落ち着いてきたら、腰回りやお尻の筋肉を軽く動かす体操をしましょう。
温熱療法:発症から2日以上経過したら、温めることで血流が改善し、治癒が早まります。
コルセットの活用:腰を支えるためにコルセットを使うのも有効ですが、常時の使用は筋力低下につながるので注意が必要です。

整形外科での理学療法や、必要に応じた注射治療なども回復を助けます。

やってはいけないこと|ぎっくり腰で悪化させるNG行動

・痛みを我慢して無理に動く
・マッサージや整体にすぐ行く(急性期は悪化の原因になることも)
・入浴で温めすぎる(発症初期は炎症を悪化させる場合があります)
・長時間の安静(3日以上寝たきりは逆効果)

自己流の対処で悪化させないよう、痛みが続く場合や再発が多い場合は必ず医療機関を受診しましょう。

再発予防のためにできること

ぎっくり腰は一度なると繰り返しやすい特徴があります。予防のためには次のような生活習慣の見直しが重要です。

正しい姿勢を意識する:デスクワークでは腰に負担をかけない座り方を心がけましょう。
体幹トレーニング:腹筋・背筋・お尻の筋肉をバランスよく鍛えることで腰部を支える力が強まります。
体重管理:肥満は腰への負担を増やす要因となります。
ストレッチの習慣化:ハムストリングスや腰周りの筋肉を柔らかく保つことで負担が減ります。

最後に|ぎっくり腰は正しく対処すれば怖くない

ぎっくり腰は突然起こりますが、正しい対処をすれば数日〜1週間程度で改善します。再発予防のためには、筋力の維持と姿勢の見直しが欠かせません。もし繰り返すようであれば、腰に慢性的な不安定性がある可能性も。放置せずに一度、専門医に相談してみましょう。

整形外科では画像検査やリハビリの指導、必要に応じた注射や再生医療も含め、あなたの腰の状態に応じた最適な治療が受けられます。ぎっくり腰をきっかけに、腰としっかり向き合うことが、将来の健康につながります。


監修 川上 公誠(整形外科専門医)
札幌ひざのセルクリニック院長

岐阜大学医学部卒業。母が人工関節手術で痛みから解放された経験をきっかけに整形外科医を志し、これまでに人工関節置換術を含む手術を5,000件以上手がけてきました。手術が難しい高齢者や合併症のある方にも寄り添える治療を模索する中で再生医療と出会い、その効果に確信を得て、2024年に「札幌ひざのセルクリニック」を開院。注射のみで改善が期待できるこの先進的な治療を、北海道中に届けたいという想いで、関節に特化した再生医療を提供しています。

この記事を書いたのは

CONTACT

ひざ関節の痛みに完全特化!

治療電話相談はこちら

【電話受付時間】月〜金/9:00〜16:30(土日祝休診)

各種ご相談やご予約はこちら

  • ひざの痛みに関する相談
  • セカンドオピニオンの相談
  • 再生医療に関する相談
  • MRI検査のご予約