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スポーツ外傷再生医療 半月板損傷は手術しないで治せる?再生医療という新たな選択肢

半月板損傷は手術しないで治せる?再生医療という新たな選択肢

膝の痛みの原因のひとつとして「半月板損傷」があります。スポーツ中のケガや加齢による変性などで損傷することが多く、痛みや引っかかり感、膝の腫れ、動かしにくさなどの症状が現れます。これまでは、症状が強ければ手術(半月板切除や縫合)を選択するケースが一般的でした。しかし最近では、手術をしないで治す方法も注目されており、中でも再生医療はその有望な選択肢のひとつとなっています。

半月板損傷とは?

膝関節には「内側半月板」と「外側半月板」という二つの軟骨組織があり、これがクッションの役割を果たしています。これらが傷つくと、膝に痛みや可動域制限が出ることがあります。

損傷には、スポーツなどで急にねじれたときに起こる「外傷性損傷」と、加齢や使いすぎによって起こる「変性損傷」があります。特に中高年では、特別な外傷がなくても痛みを訴えるケースが多く、「変性断裂」として知られています。

手術が不要なケースとは?

すべての半月板損傷が手術を必要とするわけではありません。以下のようなケースでは、保存療法や再生医療など、手術以外の方法での改善が見込めることがあります。

  • 痛みが軽度〜中等度である
  • 日常生活に支障はあるが、安静やリハビリで症状が和らぐ
  • 画像検査で断裂が確認されても、膝の動きが安定している
  • 高齢者で手術のリスクが高い

まずは安静、アイシング、物理療法、ストレッチや筋力トレーニングなどの保存的治療が基本となりますが、効果が不十分な場合は、次の段階として再生医療の導入を検討するケースが増えています。

再生医療とは?

再生医療は、体の自然治癒力を活かして組織の修復を促す治療法です。特に整形外科分野では、PRP療法幹細胞治療が注目されています。

・PRP療法(多血小板血漿注射)
自分の血液から血小板を濃縮し、患部に注射する方法です。血小板に含まれる成長因子が、損傷した組織の修復を促進します。

・幹細胞治療
脂肪や骨髄から採取した幹細胞を培養・濃縮し、患部に注入します。これにより、損傷した半月板の修復や炎症の抑制、痛みの軽減が期待されます。

これらの治療法は入院不要で行えるうえ、体への負担も少なく、回復も早いとされています。

手術と再生医療の違いは?

手術は、明確に半月板の断裂が大きい場合や、ロッキング(膝が引っかかって動かなくなる)などの機械的症状が強い場合には有効です。一方で、加齢性の変性損傷や、そこまで重度でない損傷には、手術よりも保存的治療や再生医療のほうが望ましいケースが多くなっています。

特に半月板の切除手術は、短期的には症状が改善しても、長期的には軟骨の摩耗を早めて将来的に変形性膝関節症につながるリスクもあるため、可能であれば温存する治療が理想とされています。

再生医療を受けるには?

再生医療はまだ保険診療ではなく、自由診療(自費治療)となります。そのため、費用が発生しますが、身体への負担やダウンタイムが少ないこと、そして半月板の温存ができるという点で多くの患者さまに支持されています。

また、再生医療を導入しているクリニックは限られているため、専門的な知識と経験を持つ医師に相談することが重要です。

まとめ:手術しない選択肢もある

半月板損傷は必ずしも手術をしなければいけないわけではありません。症状や年齢、ライフスタイルに応じて、再生医療などの選択肢を検討することで、身体への負担を減らしながら症状改善を目指すことができます。

膝の痛みに悩んでいる方は、まずは専門の医師に相談し、ご自身に合った治療法を見つけていきましょう。

札幌ひざのセルクリニックでは、患者様の症状に合わせた適切な診断と治療計画のご提案をしております。ひざだけでなく、肩、股関節等の関節、また長引く腰痛などの慢性疼痛の治療も行っております。西18丁目駅徒歩2分、札幌医大目の前にありますので、お気軽に御相談下さい。

院長 川上公誠

プロフィール


監修 川上 公誠(整形外科専門医)
札幌ひざのセルクリニック院長

岐阜大学医学部卒業。母が人工関節手術で痛みから解放された経験をきっかけに整形外科医を志し、これまでに人工関節置換術を含む手術を5,000件以上手がけてきました。手術が難しい高齢者や合併症のある方にも寄り添える治療を模索する中で再生医療と出会い、その効果に確信を得て、2024年に「札幌ひざのセルクリニック」を開院。注射のみで改善が期待できるこの先進的な治療を、北海道中に届けたいという想いで、関節に特化した再生医療を提供しています。

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監修 川上 公誠(整形外科専門医)
札幌ひざのセルクリニック院長

岐阜大学医学部卒業。母が人工関節手術で痛みから解放された経験をきっかけに整形外科医を志し、これまでに人工関節置換術を含む手術を5,000件以上手がけてきました。手術が難しい高齢者や合併症のある方にも寄り添える治療を模索する中で再生医療と出会い、その効果に確信を得て、2024年に「札幌ひざのセルクリニック」を開院。注射のみで改善が期待できるこの先進的な治療を、北海道中に届けたいという想いで、関節に特化した再生医療を提供しています。

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