コラム COLUMN
FAQ膝 膝に力が入らないでよくある8つの質問に専門医がやさしく回答

「立ち上がるときに膝に力が入らない」「歩いていると急にガクッとする」など、膝の力が抜けるような感覚は、多くの方が不安に感じる症状です。ここでは、膝に力が入らない原因や対処法について、整形外科専門医の立場からやさしく解説します。
この記事の内容
Q1. 膝に力が入らないのはなぜ起こるのですか?
膝に力が入らない原因として、筋力低下、関節の炎症、半月板や靭帯のトラブル、神経の影響などが考えられます。多くの方が気になる点ですが、年齢や生活習慣によって原因は異なります。
Q2. 膝がガクッとするのは危険なサインですか?
一時的な筋力低下でも起こることはありますが、頻繁にガクッとする場合は注意が必要です。関節の不安定性や半月板損傷などが隠れていることもあり、早めの受診をおすすめします。
Q3. 膝に力が入らないのは加齢のせいでしょうか?
加齢により太ももの筋肉が弱くなると、膝を支える力が低下します。ただし、すべてを年齢のせいにする必要はありません。適切な治療や運動で改善が期待できるケースも多くあります。
Q4. 変形性膝関節症でも膝に力が入らなくなりますか?
はい、起こります。変形性膝関節症では痛みや炎症により、無意識に膝をかばうため筋力が低下し、力が入りにくくなることがあります。進行予防と早期対応が大切です。

Q5. 痛みがなくても膝に力が入らないことはありますか?
あります。神経のトラブルや筋力低下が原因の場合、強い痛みを伴わずに力が入りにくくなることがあります。転倒リスクにもつながるため、違和感があれば相談しましょう。
Q6. 膝に力が入らないとき、運動は控えた方がよいですか?
状態によります。無理な運動は避けるべきですが、適切なリハビリや筋力トレーニングは改善につながります。自己判断せず、専門医の指導のもとで行うことが重要です。
Q7. 膝に力が入らない症状は自然に治りますか?
一時的な疲労であれば回復することもありますが、症状が続く場合は注意が必要です。原因を正確に評価しないと、転倒や症状悪化につながることがあります。
Q8. 再生医療は膝に力が入らない症状にも効果がありますか?
再生医療は、関節内の炎症を抑え環境を整えることで、痛みや不安定感の改善が期待できる治療法です。すべての方に適応があるわけではないため、診察のうえで判断します。

膝に力が入らない症状は、日常生活や転倒リスクにも関わる大切なサインです。不安を感じたら、早めに専門医へご相談ください。
再生医療という新しい選択肢
近年では、従来の治療に加えて再生医療という新しい選択肢も登場しています。特に、幹細胞治療やPRP(多血小板血漿)治療といった方法は、体の自然治癒力を引き出して関節の修復を促す治療法として注目されています。
例えば、脂肪から採取した幹細胞を関節に注入する治療では、変性した軟骨の修復や再生が期待できます。これにより、「もう正座はできないかも…」とあきらめていた方が、再び正座ができるようになったケースもあります。
ただし、再生医療はすべての症例に効果があるわけではないため、適応の有無をしっかり診断してもらうことが重要です。

札幌ひざのセルクリニックでは、患者様の症状に合わせた適切な診断と治療計画のご提案をしております。ひざだけでなく、肩、股関節等の関節、また長引く腰痛などの慢性疼痛の治療も行っております。西18丁目駅徒歩2分、札幌医大目の前にありますので、お気軽に御相談下さい。
院長 川上公誠
(プロフィール)
監修 川上 公誠(整形外科専門医)
札幌ひざのセルクリニック院長
岐阜大学医学部卒業。母が人工関節手術で痛みから解放された経験をきっかけに整形外科医を志し、これまでに人工関節置換術を含む手術を5,000件以上手がけてきました。手術が難しい高齢者や合併症のある方にも寄り添える治療を模索する中で再生医療と出会い、その効果に確信を得て、2024年に「札幌ひざのセルクリニック」を開院。注射のみで改善が期待できるこの先進的な治療を、北海道中に届けたいという想いで、関節に特化した再生医療を提供しています。
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