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膝の冷えと痛みは関係ある?冷え性改善と温活のすすめ

膝の冷えと痛みは関係ある?冷え性改善と温活のすすめ

「寒くなると膝が痛む」「冷えた日に限って膝がズキズキする」——そんな経験はありませんか?実は、膝の痛みと“冷え”には密接な関係があります。特に変形性膝関節症や関節周囲の血流障害がある方では、冷えによって痛みが増すことも多く見られます。

本記事では、膝の冷えと痛みの関係性、冷え性の改善方法、そして膝を守る“温活”のすすめについて、整形外科専門医の立場からわかりやすく解説していきます。

膝の痛みと冷えの意外な関係

膝関節は血行が滞りやすい部位の一つです。冷えによって血管が収縮すると、筋肉や関節周囲の組織に十分な血流が届かず、酸素や栄養が不足してしまいます。その結果、疲労物質がたまりやすくなり、痛みやこわばりを引き起こしやすくなるのです。

また、慢性的な膝痛を抱えている方は、もともと関節内で軽度の炎症が起きていることが多く、冷えによる血流低下がその炎症を悪化させる要因にもなります。特に気温が下がる秋冬や冷房が効いた室内では注意が必要です。

冷え性の人は膝も冷えている

冷え性は女性に多いと思われがちですが、最近ではストレスや自律神経の乱れにより、男女問わず冷えを訴える人が増えています。冷え性の方は、体全体の血行が悪くなっていることが多く、特に末端や関節に冷えが集中しやすくなります。

膝の冷えにより筋肉が硬直し、関節の動きが制限されたり、痛みを誘発したりするケースもあるため、膝のケアとともに、全身の冷え改善を意識することが大切です。

膝の冷えを和らげる温活のすすめ

「温活」とは、体を内側から温めて血行を促進し、健康を維持する生活習慣のこと。膝の冷え対策としても有効な方法をいくつかご紹介します。

  1. 膝を冷やさない服装を心がける
     室内でも膝掛けやレッグウォーマーを活用しましょう。就寝時の膝冷えも多いため、冬は湯たんぽなども有効です。
  2. 入浴で全身の血行を促進
     シャワーだけで済ませるのではなく、湯船につかる習慣をつけましょう。38〜40℃程度のお湯に15分浸かることで、血流が改善し膝の冷えも軽減されます。
  3. 温熱グッズを利用する
     使い捨てカイロや温熱シートなどを膝に貼ることで、局所の血行が改善します。ただし、低温やけどには十分注意してください。
  4. 食事で体を内側から温める
     生姜、にんにく、ねぎ、味噌などの温性食品を積極的に取り入れましょう。また、冷たい飲み物を避け、常温以上のものを選ぶとよいでしょう。

再生医療における血流改善の重要性

当院で行っている幹細胞治療PRP療法といった再生医療においても、治療効果を高めるために血流の確保は重要視されています。注入された幹細胞や成長因子は、血液によって患部に届けられ、炎症を鎮め、損傷した組織の修復を促進します。

そのため、治療と並行して温活や適度な運動を行い、全身の血流を改善することが、再生医療の効果を最大限に引き出すカギとなるのです。

自宅でできる膝の温活+軽運動

膝関節まわし
 椅子に座り、片膝を軽く持ち上げて円を描くように回します。1日5回ずつ行うことで関節内の血流が促進されます。

    足首回し・つま先上げ
     ふくらはぎのポンプ機能を高めることで下肢の血流改善に役立ちます。冷え性改善にも効果的です。

    ストレッチ+温熱ケアの組み合わせ
     運動前に軽くストレッチをして、運動後には温タオルや入浴で筋肉をリラックスさせましょう。

      まとめ

      膝の痛みと冷えには深い関係があります。単に加齢や関節のすり減りだけが原因ではなく、「血流の悪化」が背景にあるケースも多いのです。膝の健康を守るためには、体全体の冷えを改善し、温める生活を意識することが大切です。

      毎日の“温活”習慣を取り入れ、膝の痛みと冷えの悪循環から抜け出しましょう。症状が強い場合や持続する場合は、整形外科での診察や再生医療による治療もご検討ください。

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