
コラム COLUMN
FAQ膝 膝のストレッチに関するよくある質問

膝の痛みに悩む方から寄せられる質問を、整形外科専門医がやさしく回答します。
この記事の内容
Q1. 膝の痛みがあってもストレッチをして大丈夫ですか?
A. 軽い痛みであれば無理のない範囲で可能ですが、強い痛みや腫れがある場合は中止し、整形外科を受診してください。
Q2. 膝のストレッチは1日どのくらい行えばよいですか?
A. 1回10〜15分を目安に、毎日少しずつ継続することが理想です。無理のない範囲で行うことが大切です。
Q3. 膝に水がたまっているときもストレッチできますか?
A. 膝に水がたまっている場合はストレッチは控えましょう。医師の診察を受けたうえで運動を再開してください。
Q4. 膝のストレッチは高齢者でも安全にできますか?
A. 寝た姿勢や椅子に座ったまま行える方法を選べば安全です。転倒リスクの少ないストレッチを選びましょう。
Q5. ストレッチだけで膝の痛みは治りますか?
A. ストレッチは痛みの軽減や予防に役立ちますが、根本的な改善には医師の診断や治療が必要な場合があります。
Q6. 膝の痛みが出るのは筋肉の硬さが原因ですか?
A. 筋肉の硬さや柔軟性の低下は一因ですが、関節や軟骨の変化も関係します。原因は複数あるため医師の評価が大切です。
Q7. ストレッチ以外に膝の痛みに良い運動はありますか?
A. 水中ウォーキングや自転車こぎなど、膝に負担の少ない有酸素運動も効果的です。痛みの程度に応じて選びましょう。
ストレッチはあくまで補助的な方法です。症状が続く場合は早めに専門医にご相談ください。
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膝の痛みを和らげるストレッチ5選|自宅で簡単にできる方法
再生医療という新しい選択肢
近年では、従来の治療に加えて再生医療という新しい選択肢も登場しています。特に、幹細胞治療やPRP(多血小板血漿)治療といった方法は、体の自然治癒力を引き出して関節の修復を促す治療法として注目されています。
例えば、脂肪から採取した幹細胞を関節に注入する治療では、変性した軟骨の修復や再生が期待できます。これにより、「もう正座はできないかも…」とあきらめていた方が、再び正座ができるようになったケースもあります。
ただし、再生医療はすべての症例に効果があるわけではないため、適応の有無をしっかり診断してもらうことが重要です。
札幌ひざのセルクリニックでは、患者様の症状に合わせた適切な診断と治療計画のご提案をしております。ひざだけでなく、肩、股関節等の関節、また長引く腰痛などの慢性疼痛の治療も行っております。西18丁目駅徒歩2分、札幌医大目の前にありますので、お気軽に御相談下さい。
院長 川上公誠
(プロフィール)
監修 川上 公誠(整形外科専門医)
札幌ひざのセルクリニック院長
岐阜大学医学部卒業。母が人工関節手術で痛みから解放された経験をきっかけに整形外科医を志し、これまでに人工関節置換術を含む手術を5,000件以上手がけてきました。手術が難しい高齢者や合併症のある方にも寄り添える治療を模索する中で再生医療と出会い、その効果に確信を得て、2024年に「札幌ひざのセルクリニック」を開院。注射のみで改善が期待できるこの先進的な治療を、北海道中に届けたいという想いで、関節に特化した再生医療を提供しています。


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