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膝の手術は必要?判断の目安と選択肢をわかりやすく解説

膝の手術は必要?判断の目安と選択肢をわかりやすく解説

膝の痛みが長引くと、「このまま悪化したら手術になるのでは…」と不安になる方も多いのではないでしょうか。特に変形性膝関節症や半月板損傷といった慢性的な膝のトラブルは、治療の選択肢が多く、手術をするかどうかの判断が難しいのが現実です。この記事では、膝の手術が本当に必要かどうかの判断基準や、手術を回避できる治療法について、わかりやすく解説します。

膝の手術が検討される主な病気とは?

膝の手術が勧められるケースとして代表的なのが、以下の疾患です。

変形性膝関節症(OA)
半月板損傷
前十字靱帯損傷(ACL)
膝蓋大腿関節症

変形性膝関節症では、軟骨のすり減りにより関節の変形や炎症が進み、日常生活に支障をきたすほどの痛みが出た場合に手術が検討されます。半月板損傷や靱帯損傷は、けがやスポーツによって起こることが多く、断裂の程度によっては手術による修復が必要になります。

手術の判断はどこで決まるのか?

手術を検討する際、以下のような基準が目安になります。

保存療法(リハビリ・薬・注射)で効果がない
膝の痛みで日常生活が著しく制限されている
画像検査で重度の変形や損傷が明らか
膝の可動域が大きく制限されている

とくに日常動作(歩く、階段を上がる、立ち座りなど)が困難になってきた場合は、手術の適応が高まります。

ただし、画像検査で進行度が高く見えても、症状が軽ければすぐに手術とは限りません。逆に見た目の損傷が軽くても、症状が強くて生活に支障がある場合には、手術の選択肢が検討されます。

膝の手術にはどんな種類がある?

膝の手術と一口に言っても、さまざまな方法があります。

関節鏡視下手術(内視鏡):半月板や軟骨の損傷を部分的に処置
骨切り術:骨の角度を調整して負担を軽減
人工膝関節置換術(TKA/UKA):傷んだ膝を人工関節に置き換える

手術の種類は、年齢、活動レベル、関節の状態などを総合的に考慮して決定されます。

手術を避けたい人の選択肢とは?

「できれば手術はしたくない…」という声は少なくありません。そのような方に向けた、近年注目されている治療法として再生医療があります。

PRP療法(多血小板血漿):自分の血液から抽出した成分を使って炎症を抑え、組織修復を促す治療法
幹細胞治療(脂肪由来など):組織の修復力を高め、関節の再生を促進する最先端の治療

これらの治療は、初期〜中期の関節疾患において、痛みの軽減や機能回復が期待できることがわかってきています。手術前の選択肢として考慮する価値があります。

手術に踏み切る前に考えてほしいこと

膝の手術は、確かに痛みを改善できる可能性のある治療です。しかし一方で、回復期間やリハビリ、人工関節の寿命といった問題も抱えています。そのため、いきなり手術を選択するのではなく、以下のようなステップで治療を検討することが大切です。

  1. まずは**保存療法(薬・運動・装具)**を試す
  2. 次に**注射療法(ヒアルロン酸・PRP)**を検討
  3. さらに再生医療の可能性を確認
  4. それでも効果が不十分なら、手術を検討

このように段階を踏んで治療を進めることで、納得のいく選択がしやすくなります。

まとめ:自分に合った治療を見極めよう

膝の痛みが続くと「このまま歩けなくなるのでは」と不安になるかもしれません。しかし、手術はあくまで治療のひとつの手段です。膝の状態や生活スタイル、将来の希望に応じて、慎重に治療法を選ぶことが重要です。

当院では、膝の痛みに対する再生医療(幹細胞治療・PRP療法)を専門的に提供しています。手術を避けたい方、ほかの治療法を試してみたい方は、ぜひ一度ご相談ください。


監修 川上 公誠(整形外科専門医)
札幌ひざのセルクリニック院長

岐阜大学医学部卒業。母が人工関節手術で痛みから解放された経験をきっかけに整形外科医を志し、これまでに人工関節置換術を含む手術を5,000件以上手がけてきました。手術が難しい高齢者や合併症のある方にも寄り添える治療を模索する中で再生医療と出会い、その効果に確信を得て、2024年に「札幌ひざのセルクリニック」を開院。注射のみで改善が期待できるこの先進的な治療を、北海道中に届けたいという想いで、関節に特化した再生医療を提供しています。

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