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FAQ膝 階段での膝の痛みでよくある7つの質問に専門医がやさしく回答

「階段の上り下りで膝が痛い」と感じる方は多くいらっしゃいます。このページでは、整形外科専門医がよくある疑問に対して、わかりやすく丁寧にお答えします。
この記事の内容
なぜ階段の上り下りで膝が痛くなるのですか?
階段では平地よりも膝に大きな負荷がかかるため、関節や軟骨、筋肉に問題がある場合に痛みを感じやすくなります。特に変形性膝関節症が多い原因です。
上りと下り、どちらで痛みが出やすいですか?
多くの場合、階段の「下り」で膝に強い痛みを感じる方が多いです。下りでは膝に体重が集中するため、軟骨や半月板への負担が大きくなります。
変形性膝関節症とはどのような病気ですか?
膝関節の軟骨がすり減って関節が変形し、痛みや動きにくさが出る病気です。階段での痛みやこわばりが初期症状として現れることがよくあります。
自然に治ることはありますか?
軽度であれば安静やストレッチ、筋力強化で改善することもあります。ただし、原因によっては放置すると悪化するため、早めの対処が大切です。
どんな治療法がありますか?
薬物療法、運動療法、装具、注射(ヒアルロン酸やPRP)などがあります。症状や原因に応じて最適な治療法が選ばれます。
再生医療は効果がありますか?
PRPや幹細胞治療などの再生医療は、炎症を抑え、関節機能を改善する可能性があります。初期〜中等度の膝関節症に特に有効とされています。
日常生活で気をつけることはありますか?
急な階段や長時間の歩行を避け、正しい姿勢での生活を心がけましょう。大腿四頭筋のトレーニングや適度なストレッチも予防に効果的です。
階段での膝の痛みは、膝の不調のサインかもしれません。早期に対処することで、将来的な悪化を防ぐことができます。気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。
札幌ひざのセルクリニックでは、患者様の症状に合わせた適切な診断と治療計画のご提案をしております。ひざだけでなく、肩、股関節等の関節、また長引く腰痛などの慢性疼痛の治療も行っております。西18丁目駅徒歩2分、札幌医大目の前にありますので、お気軽に御相談下さい。
院長 川上公誠
(プロフィール)
監修 川上 公誠(整形外科専門医)
札幌ひざのセルクリニック院長
岐阜大学医学部卒業。母が人工関節手術で痛みから解放された経験をきっかけに整形外科医を志し、これまでに人工関節置換術を含む手術を5,000件以上手がけてきました。手術が難しい高齢者や合併症のある方にも寄り添える治療を模索する中で再生医療と出会い、その効果に確信を得て、2024年に「札幌ひざのセルクリニック」を開院。注射のみで改善が期待できるこの先進的な治療を、北海道中に届けたいという想いで、関節に特化した再生医療を提供しています。


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