多くの方が悩まれている「肩の痛み」について、当院にもたくさんのご相談が寄せられています。
ここでは、肩の痛みに関して特によくあるご質問に、整形外科専門医がやさしくお答えします。

Q1. 肩が痛くて腕が上がりません。これは五十肩ですか？

A. 腕が上がらない症状は五十肩（肩関節周囲炎）によく見られますが、腱板断裂など他の疾患の可能性もあります。痛みの出方や年齢によって異なるため、正確な診断のためには整形外科での診察をおすすめします。

Q2. 肩の痛みは自然に治ることもありますか？

A. 一部の軽い肩の痛みは自然に回復することもありますが、放置すると悪化したり慢性化するケースもあります。特に長引く痛みは、早めに専門医を受診しましょう。

Q3. 夜になると肩の痛みが強くなります。なぜですか？

A. 夜間の痛みは五十肩や腱板損傷でよく見られます。炎症や筋の損傷が関係している場合が多く、寝る姿勢によっても悪化することがあります。原因を特定して治療することが大切です。

Q4. 肩の痛みに湿布や薬は効果がありますか？

A. 一時的な炎症や痛みの軽減には効果がありますが、根本的な治療にはならないことも多いです。症状が続く場合は、原因に応じた専門的な治療が必要になります。

Q5. 肩の痛みに再生医療は使えますか？

A. はい、PRP療法や幹細胞治療などの再生医療は、肩の腱や関節の炎症・損傷に対して効果が期待できます。手術に頼らない治療を希望される方に選ばれています。

Q6. 肩の痛みは運動不足でも起こりますか？

A. 運動不足で肩周囲の筋力が低下すると、関節に負担がかかりやすくなり、痛みの原因になることがあります。軽い体操やストレッチを日常的に行うことが予防に役立ちます。

Q7. 肩の痛みがあるときに自分でできる対処法はありますか？

A. 安静や冷やす・温める・ストレッチなどが有効な場合があります。ただし、痛みが強いときや動かすと悪化する場合は、無理をせず整形外科での診察を受けましょう。

肩の痛みは原因や症状によって対応が異なります。
ご自身の症状が気になる場合は、お気軽に当院までご相談ください。