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再生医療 痛み止めに頼らない!根本改善を目指す膝の治療とは?

痛み止めに頼らない!根本改善を目指す膝の治療とは?

「膝の痛みにはとりあえず痛み止め」——そんなふうに思っていませんか?確かに、急な痛みやつらい炎症に対して鎮痛薬は有効です。しかし、それだけでは膝の痛みの「本当の原因」は解決していない可能性があります。今回は、痛み止めに頼らず、膝の痛みを根本から改善するための治療法について、整形外科専門医の視点からわかりやすくご紹介します。

膝の痛みの原因は?

膝の痛みにはさまざまな原因がありますが、もっとも多いのは加齢や使い過ぎによる変形性膝関節症です。軟骨がすり減ったり、骨同士がぶつかることで痛みや炎症が生じます。また、スポーツや転倒などでの半月板損傷靭帯損傷、**関節内の炎症(滑膜炎)**なども痛みの原因になります。

これらの状態は一時的な痛み止めだけでは良くなりません。むしろ、痛み止めでごまかして動き続けることで、状態が悪化することもあるのです。

痛み止めの限界とは?

一般的に使われるNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)やアセトアミノフェンなどの内服薬は、炎症を抑えたり痛みを軽減する効果がありますが、あくまで「症状を和らげる」ものです。長期使用によって胃腸障害や腎機能への影響も報告されており、慢性的な使用には注意が必要です。

また、「注射をすれば治る」と考えがちですが、ヒアルロン酸注射もまた、根本的な原因の改善ではないのです。

根本的な改善を目指すには?

痛みの原因そのものにアプローチする治療法が、根本的な改善につながります。具体的には以下のような選択肢があります。

1. リハビリテーション(運動療法)

膝の周囲の筋力を高め、関節の安定性を保つことはとても重要です。理学療法士による指導のもと、ストレッチや筋トレを行うことで、痛みの軽減や再発予防が期待できます。

2. 体重管理

体重が膝関節に与える負担は非常に大きく、わずか1kgの減量でも膝には4倍以上の負荷軽減になると言われています。肥満傾向がある方は、体重コントロールが最も効果的な治療のひとつです。

3. 再生医療(PRP・幹細胞治療)

近年注目を集めているのが、再生医療です。自分の血液から抽出したPRP(多血小板血漿)や、脂肪や骨髄から取り出した幹細胞を使い、関節の修復や炎症の抑制を促す幹細胞治療です。手術を回避したい方や、これまでの治療で効果が見られなかった方にとって、新たな選択肢となります。

どんな人におすすめ?

・痛み止めを長く飲んでいて不安を感じている方
・ヒアルロン酸注射を何度も行っている方
・手術は避けたいが、現状に悩んでいる方
・整形外科で「年齢のせい」と言われてあきらめている方

こうした方には、原因に対して正面から向き合う治療法をぜひ検討していただきたいと思います。

まとめ

膝の痛みは、痛み止めだけでは根本的に治ることはありません。正しい診断のもと、生活習慣の見直しやリハビリ、さらには再生医療といった治療法を組み合わせることで、手術に頼らずに改善を目指すことが可能です。長年の悩みでも、「変わる」可能性は十分あります。まずは医師に相談し、今の状態を正しく知ることから始めましょう。

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