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FAQ 膝の可動域訓練でよくある8つの質問に専門医がやさしく回答

膝の可動域訓練でよくある8つの質問に専門医がやさしく回答

膝の痛みや手術のあとに、思うように足が曲がらない、あるいは伸びきらないといった悩みをお持ちの方は非常に多いものです。日常生活をスムーズに送るためには、膝の動く範囲を維持する「可動域訓練」が欠かせません。

ここでは、当院の診察室で患者様からよくいただく質問の中から、特に多くの方が不安に感じている点や疑問に思われている点を8つ厳選しました。整形外科専門医の知見に基づき、安全かつ効果的な取り組み方についてやさしく解説します。

膝の可動域訓練とは具体的にどのようなことをするのですか?

多くの方が気になる点ですが、これは膝を「曲げる」「伸ばす」という本来の動きを、安全な範囲で広げていく練習のことです。硬くなった関節周りの筋肉や組織をやさしくほぐし、スムーズな動きを取り戻すことを目的としています。具体的には、椅子に座って足を滑らせたり、手でサポートしながらゆっくり膝を曲げたりする運動が含まれます。力任せではなく、無理のない範囲で継続することが成功の秘訣です。

なぜ痛みがあるのに可動域訓練が必要なのですか?

膝を動かさないでいると、関節を包む袋や筋肉が硬くなる「拘縮(こうしゅく)」という状態になり、さらに動きが悪くなってしまうからです。動かさないことで余計に痛みが長引くこともあるため、適切なタイミングで訓練を始めることが、早期回復への近道となります。もちろん、激痛がある時に無理をするのは禁物ですので、専門医の指導のもと、炎症をコントロールしながら少しずつ進めていくことが大切です。

可動域訓練中に痛みを感じても続けて大丈夫でしょうか?

「痛みを我慢して頑張らなければ」とおっしゃる方も多いのですが、実は注意が必要です。訓練中に「心地よい伸び感」や「軽い痛み」を感じるのは正常な反応ですが、顔をしかめるほどの激痛がある場合は、組織を傷めている可能性があります。痛みが翌日まで残るようなら、それは負荷が強すぎるサインかもしれません。ご自身の体と対話しながら、じんわりと伸びる程度の強さで行うのが最も効果的です。

自宅で一人で行う際の注意点はありますか?

最も大切なのは、呼吸を止めず、反動をつけないことです。息を吐きながらゆっくりと動かすことで、筋肉の緊張が解けて膝が曲がりやすくなります。また、入浴後などの体が温まっているタイミングで行うと、組織が柔らかくなっているため効率よく進められます。滑りやすい床の上で足をスライドさせるなど、膝に余計なねじれの力がかからない安定した環境を整えてから始めることをお勧めします。

膝が伸びきらないのですが、どうすれば改善しますか?

膝がしっかり伸びない状態は、歩行時の疲れや腰痛の原因にもなります。多くの方が悩む点ですが、これは膝の裏側の筋肉や靭帯が硬くなっているケースが多いです。床に座って足を伸ばし、膝の裏を床に押し付けるような簡単な運動から始めましょう。タオルを丸めて膝の下に入れ、それを押し潰すような練習も有効です。完全に伸ばすには時間がかかることもありますが、根気強く続けることで徐々に改善が見込めます。

可動域訓練の効果が出るまでどれくらいの期間がかかりますか?

効果の現れ方には個人差がありますが、一般的には数週間から数ヶ月単位でじっくり取り組む必要があります。昨日は曲がらなかったけれど、今日はお風呂上がりなら少し動く、といった小さな変化を積み重ねていくイメージです。一度広がった可動域も、サボってしまうとすぐに戻ってしまうため、短時間でも毎日継続することが重要です。数ミリの変化を大切に、焦らず前向きに取り組んでいきましょう。

再生医療を受けた後も可動域訓練は必要ですか?

はい、非常に重要です。再生医療は関節内の環境を整え、組織の修復を促す素晴らしい治療ですが、それだけで膝の動きが100%戻るわけではありません。注射などの治療と並行して可動域訓練を行うことで、新しく整えられた関節環境を最大限に活かし、スムーズな動きを定着させることができます。再生医療によって痛みが和らいだタイミングこそ、訓練を行う絶好のチャンスとも言えるでしょう。

リハビリを一生懸命やっても曲がらない場合はどうすれば?

もし数ヶ月続けても全く改善が見られない場合は、関節の中に物理的な引っかかりがあるなど、別の原因が隠れているかもしれません。そうした不安を感じる方も多いですが、まずは一度、専門医による再評価を受けることが大切です。当院では、画像診断や診察を通じて、動きを妨げている根本的な要因を突き止めます。リハビリの方法を見直したり、他の治療法を組み合わせたりすることで、道が開けることが多々あります。

再生医療という新しい選択肢

近年では、従来の治療に加えて再生医療という新しい選択肢も登場しています。特に、幹細胞治療PRP(多血小板血漿)治療といった方法は、体の自然治癒力を引き出して関節の修復を促す治療法として注目されています。

例えば、脂肪から採取した幹細胞を関節に注入する治療では、変性した軟骨の修復や再生が期待できます。これにより、「もう正座はできないかも…」とあきらめていた方が、再び正座ができるようになったケースもあります。

ただし、再生医療はすべての症例に効果があるわけではないため、適応の有無をしっかり診断してもらうことが重要です。

膝の可動域訓練は、単なる運動ではなく、あなたの「歩く喜び」を取り戻すための大切なリハビリテーションです。最初は思うように動かず、もどかしい思いをされることもあるでしょう。しかし、正しい知識を持って根気強く続ければ、膝は必ず応えてくれます。

日々の訓練の中で不安なことや、やり方がわからなくなったことがあれば、いつでも私たち専門医やスタッフにご相談ください。一人ひとりの状態に寄り添いながら、最適なサポートをさせていただきます。

札幌ひざのセルクリニックでは、患者様の症状に合わせた適切な診断と治療計画のご提案をしております。ひざだけでなく、肩、股関節等の関節、また長引く腰痛などの慢性疼痛の治療も行っております。西18丁目駅徒歩2分、札幌医大目の前にありますので、お気軽に御相談下さい。

院長 川上公誠

プロフィール


監修 川上 公誠(整形外科専門医)
札幌ひざのセルクリニック院長

岐阜大学医学部卒業。母が人工関節手術で痛みから解放された経験をきっかけに整形外科医を志し、これまでに人工関節置換術を含む手術を5,000件以上手がけてきました。手術が難しい高齢者や合併症のある方にも寄り添える治療を模索する中で再生医療と出会い、その効果に確信を得て、2024年に「札幌ひざのセルクリニック」を開院。注射のみで改善が期待できるこの先進的な治療を、北海道中に届けたいという想いで、関節に特化した再生医療を提供しています。

この記事を書いたのは

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