歩くときや立ち上がるときに股関節が痛むことはありませんか？このページでは、整形外科専門医が「股関節の痛み」についてよくある質問に対して、わかりやすく丁寧にお答えします。

股関節の痛みの原因には何がありますか？

変形性股関節症、臼蓋形成不全、筋肉や腱の炎症、関節唇損傷などが原因となります。加齢や運動、姿勢の悪さも影響します。

どんなときに痛みが出やすいですか？

歩行時や立ち上がり、長時間の座位のあと、階段の昇り降りなどで痛みが出やすくなります。股関節の可動域が制限されることもあります。

変形性股関節症とは何ですか？

股関節の軟骨がすり減ることで、関節に炎症や変形が起こり、痛みや動かしにくさが生じる病気です。中高年の女性に多く見られます。

自然に良くなることはありますか？

軽症であれば安静や運動療法で改善することもありますが、原因によっては悪化する可能性があるため、早めの受診が大切です。

手術をしないで治すことはできますか？

保存療法（薬物療法・運動療法・注射など）で症状を軽減できる場合が多いです。進行が進んだ場合は手術を検討することがあります。

再生医療は効果がありますか？

PRP療法や幹細胞治療などの再生医療は、股関節の炎症を抑え、痛みを和らげる可能性があります。特に初期〜中等度の変形性股関節症に適応されます。

日常生活で気をつけることはありますか？

正しい姿勢を保ち、過度な負担をかけないことが大切です。重いものを持たない、長時間立ちっぱなしを避けるなど、関節を守る生活を心がけましょう。

股関節の痛みは、原因や進行度によって治療法が変わります。違和感を感じたら早めに専門医に相談し、適切な対応を受けましょう。