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股関節 運動で股関節が痛くなるのはなぜ?原因と予防法

運動で股関節が痛くなるのはなぜ?原因と予防法

「運動をすると股関節が痛む…」そんな経験はありませんか?
歩いたり走ったり、ストレッチをしたりするときに股関節の違和感や痛みが出ると、日常生活にも支障をきたすようになります。
本記事では、股関節の痛みの主な原因や予防法について、関節治療の専門家がわかりやすく解説します。

股関節が痛くなる主な原因

股関節は、体重を支えながら多方向に動くという特殊な役割を持った関節です。そのため、構造的にも負担がかかりやすく、痛みの原因はさまざまです。

1. 変形性股関節症(へんけいせいこかんせつしょう)

中高年層に多く見られる原因です。軟骨がすり減って関節が変形し、運動時の痛みやこわばりを感じます。女性に多く、日本人の場合は「臼蓋形成不全(きゅうがいけいせいふぜん)」という骨盤の形の問題が原因で発症するケースが多いです。

2. 股関節唇損傷(こかんせつしんそんしょう)

股関節の関節唇(かんせつしん)というクッションのような組織に亀裂が入ることで痛みが出る疾患です。特にスポーツをしている若年層に多く、足の付け根の引っかかり感や、曲げ伸ばしのときの鋭い痛みが特徴です。

3. 筋肉や腱の炎症(腸腰筋・中殿筋など)

運動のしすぎや柔軟性の不足によって、股関節周囲の筋肉や腱に負担がかかり、炎症が起きて痛むケースもあります。ストレッチ不足や急な運動開始などが原因となります。

4. グローインペイン症候群(鼠径部痛症候群)

サッカー選手などに多く、骨盤と太ももの境目あたりに慢性的な痛みが出ます。さまざまな筋や腱、関節が複合的に関与しており、診断が難しいことも特徴です。

痛みを放置してはいけない理由

股関節の痛みを我慢して運動を続けていると、関節の損傷が進行し、最悪の場合は手術が必要になることもあります。特に、変形性股関節症は早期に対処することで進行を防ぐことが可能です。

また、痛みがあると体をかばうような動きになり、他の部位(腰や膝)に負担がかかって二次的な障害につながることもあります。

股関節の痛みを予防するには?

運動を続けながらも股関節の痛みを予防するには、いくつかのポイントを押さえることが重要です。

1. 股関節まわりの筋肉を鍛える

特に中殿筋や腸腰筋など、股関節を支える筋肉をバランスよく鍛えることで、関節への負担を軽減できます。スクワットやヒップリフトなどの体幹トレーニングがおすすめです。

2. ストレッチをしっかり行う

運動前後のストレッチは欠かさず行いましょう。特に太もも前面の大腿四頭筋、裏側のハムストリングス、股関節まわりの柔軟性を高めることが大切です。

3. 正しいフォームで運動する

ランニングや筋トレなど、フォームが崩れると股関節に過度な負担がかかります。可能であれば、専門家の指導を受けながらフォームを見直しましょう。

4. 痛みを感じたら無理をしない

「少し痛むけど我慢して続けよう」は禁物です。違和感を覚えたら運動を中止し、早めに医療機関を受診してください。

再生医療という選択肢も

股関節の痛みに対しては、手術以外にも再生医療という選択肢があります。
PRP(多血小板血漿)療法幹細胞治療では、関節の炎症を抑えたり、組織の修復を促す効果が期待できます。

当院では、股関節の痛みに対してもこうした再生医療を取り入れており、運動を諦めたくない方への新しい希望となっています。

まとめ

股関節の痛みは、加齢だけでなく、運動の負荷やフォームの乱れ、柔軟性の低下など様々な要因で引き起こされます。
早期の対応と予防を心がけることで、長く運動を楽しむことが可能です。

もし股関節の痛みでお悩みの方は、整形外科専門医や再生医療を取り扱うクリニックへ相談することをおすすめします。

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