Warning: unlink(/home/kneecell/knee-cell.com/public_html/wp-content/plugins/wp-scss/cache/new.css): No such file or directory in /home/kneecell/knee-cell.com/public_html/wp-content/plugins/wp-scss/class/class-wp-scss.php on line 108
腰痛と足のしびれが同時に出る場合の注意点を専門医が解説 - 札幌ひざのセルクリニック|変形性膝関節症・手術しない膝治療

治療電話相談はこちら

0120-117-560

【電話受付時間】月〜金/9:00〜16:30(年末年始休診)

メニュー

COLUMN

腰痛と足のしびれが同時に出る場合の注意点を専門医が解説

腰痛と足のしびれが同時に出る場合の注意点を専門医が解説

「腰が痛いだけでなく、足にもしびれがある…」
そんな症状に悩んでいる方は少なくありません。歩き出したときに足がジーンとする、長く立っていると足が重だるくなる、横になっていてもピリピリとしたしびれが続く――こうした経験から不安を抱えて来院される患者さんが多くいらっしゃいます。特に50〜80代の方にとって、「このまま歩けなくなるのでは」と心配されるケースはよく見られます。

症状や悩みの背景

腰痛だけであれば「使いすぎかな」と思って放置する方もいますが、そこに足のしびれが加わると日常生活に大きな支障をきたします。
・歩行距離が短くなる
・夜眠れない
・趣味(旅行やゴルフなど)が楽しめない
・外出を控えてしまう

これらは「生活の質」を下げてしまい、気持ちまで落ち込むことがあります。そのため、早めに原因を知ることが大切です。

腰痛と足のしびれが同時に出る原因

腰痛と足のしびれが同時に出る背景には、多くの場合「神経への圧迫」が関わっています。代表的な原因は以下です。

1. 腰椎椎間板ヘルニア

背骨の間にあるクッション(椎間板)が飛び出し、神経を圧迫して痛みやしびれを起こします。若い世代にも見られますが、中高年でも発症します。

2. 腰部脊柱管狭窄症

背骨の神経の通り道(脊柱管)が加齢や変形で狭くなり、神経が締め付けられる状態です。50歳以上に多く、「少し歩くと足がしびれて休むと楽になる」という特徴があります。

3. 変形性腰椎症

加齢による骨や関節の変形で神経が刺激され、腰痛としびれを同時に起こすことがあります。

4. その他の原因

坐骨神経痛や糖尿病性神経障害なども、足のしびれを伴う腰痛の原因となる場合があります。

具体的な治療法・対策

保存療法(手術をしない治療)

薬物療法:痛みや炎症を抑える薬を使用します
物理療法:温熱療法や牽引療法で神経への負担を軽減します
装具療法:腰を支えるコルセットが役立つ場合があります

運動・リハビリ

・軽いストレッチや筋力トレーニングで腰や下肢の筋肉を強化
・無理のないウォーキングで血流を改善
・姿勢の改善(長時間の同じ姿勢を避ける)

生活習慣の見直し

・体重管理(肥満は腰への負担を増やす)
・冷え対策(血流が悪化するとしびれが強まることも)
・正しい座り方(深く腰掛けて背筋を伸ばす)

再生医療という新しい選択肢

近年では、従来の治療に加えて「再生医療」という新しい選択肢も登場しています。特に、幹細胞治療PRP(多血小板血漿)治療といった方法は、体が本来持つ自然治癒力を引き出し、関節や組織の修復を促す治療法として注目されています。

例えば、脂肪から採取した幹細胞を点滴で投与することで、膝や股関節だけでなく、腰痛などの慢性疼痛に対しても炎症を抑えたり、組織の修復を促したりする効果が期待されています。

ただし、再生医療はすべての症例に効果があるわけではないため、適応の有無を医師がしっかり診断したうえで治療を検討することが大切です

よくある質問と誤解

Q1. 腰痛と足のしびれがあるときは安静にしたほうが良い?
A. 強い痛みが出ているときは無理を避けた方が良いですが、長期間の安静は筋力低下につながります。適度な運動を医師と相談しながら続けることが大切です。

Q2. しびれは治らないのでしょうか?
A. 原因を取り除くことで改善する場合も多いです。放置せず、早めに診察を受けることで回復の可能性が高まります。

Q3. 手術しか治す方法はない?
A. 多くの場合は保存療法で改善が期待できます。歩行困難や排尿障害が出るほど進行した場合は手術を検討します。

まとめ

腰痛と足のしびれが同時に出ると、「もう治らないのでは」と不安に感じる方も多いですが、原因を特定し適切な治療を受けることで改善の可能性は十分にあります。
「年齢のせいだから仕方ない」と諦める必要はありません。医療の進歩や生活習慣の工夫によって、再び快適な生活を取り戻すことは可能です。

気になる症状があるときは、我慢せずに早めに整形外科で相談されることをおすすめします。

札幌ひざのセルクリニックでは、患者様の症状に合わせた適切な診断と治療計画のご提案をしております。ひざだけでなく、肩、股関節等の関節、また長引く腰痛などの慢性疼痛の治療も行っております。西18丁目駅徒歩2分、札幌医大目の前にありますので、お気軽に御相談下さい。

院長 川上公誠

プロフィール


監修 川上 公誠(整形外科専門医)
札幌ひざのセルクリニック院長

岐阜大学医学部卒業。母が人工関節手術で痛みから解放された経験をきっかけに整形外科医を志し、これまでに人工関節置換術を含む手術を5,000件以上手がけてきました。手術が難しい高齢者や合併症のある方にも寄り添える治療を模索する中で再生医療と出会い、その効果に確信を得て、2024年に「札幌ひざのセルクリニック」を開院。注射のみで改善が期待できるこの先進的な治療を、北海道中に届けたいという想いで、関節に特化した再生医療を提供しています。

この記事を書いたのは

CONTACT

ひざ関節の痛みに完全特化!

治療電話相談はこちら

【電話受付時間】月〜金/9:00〜16:30(土日祝休診)

各種ご相談やご予約はこちら

  • ひざの痛みに関する相談
  • セカンドオピニオンの相談
  • 再生医療に関する相談
  • MRI検査のご予約