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FAQ 再生医療の保険適用でよくある7つの質問に専門医がやさしく回答

再生医療と保険適用については、多くの方が疑問をお持ちです。ここでは整形外科専門医の立場から、よくある質問にやさしく簡潔にお答えします。
この記事の内容
Q1. 再生医療は健康保険が使えますか?
A. 現時点で整形外科領域の再生医療は多くが自由診療で、保険適用は限られています。治療の種類や施設によって異なるため、事前に確認が必要です。
Q2. どのような再生医療が保険適用になりますか?
A. 保険適用が認められているのは、限られた疾患や治療法のみです。たとえば一部の重症疾患に対する再生医療は承認されていますが、関節の治療は対象外です。
Q3. 膝の変形性関節症に対する再生医療は保険で受けられますか?
A. 膝の変形性関節症に対するPRPや幹細胞治療は、現在のところ健康保険の対象外です。自由診療としての扱いになります。
Q4. 保険が使えない場合、治療費はどのくらいかかりますか?
A. 治療内容によって幅がありますが、PRP治療は数十万円、幹細胞治療は100万円以上となる場合があります。
Q5. 保険適用と自由診療の違いは何ですか?
A. 保険適用では費用の一部が公的に負担されますが、自由診療は全額自己負担です。その分、新しい治療や先進的な選択肢を受けやすい特徴があります。
Q6. 将来的に再生医療は保険で受けられるようになりますか?
A. 研究や臨床試験が進んでおり、将来的に一部の難治疾患等が保険適用になる可能性はあります。ただし、実現までには時間がかかるのと、変形性関節症が適応になる可能性は極めて低いと考えられています。
Q7. 保険が使えない場合、医療費控除の対象になりますか?
A. 自由診療でも、治療目的であれば医療費控除の対象になります。領収書を必ず保管しておきましょう。詳しくは管轄の税務署に確認をお願いします。
再生医療と保険適用の関係はまだ発展途上ですが、多くの方が気になる重要なテーマです。専門医に相談しながら、納得のいく治療を選んでいきましょう。
再生医療という新しい選択肢
近年では、従来の治療に加えて再生医療という新しい選択肢も登場しています。特に、幹細胞治療やPRP(多血小板血漿)治療といった方法は、体の自然治癒力を引き出して関節の修復を促す治療法として注目されています。
例えば、脂肪から採取した幹細胞を関節に注入する治療では、変性した軟骨の修復や再生が期待できます。これにより、「もう正座はできないかも…」とあきらめていた方が、再び正座ができるようになったケースもあります。
ただし、再生医療はすべての症例に効果があるわけではないため、適応の有無をしっかり診断してもらうことが重要です。
札幌ひざのセルクリニックでは、患者様の症状に合わせた適切な診断と治療計画のご提案をしております。ひざだけでなく、肩、股関節等の関節、また長引く腰痛などの慢性疼痛の治療も行っております。西18丁目駅徒歩2分、札幌医大目の前にありますので、お気軽に御相談下さい。
院長 川上公誠
(プロフィール)
監修 川上 公誠(整形外科専門医)
札幌ひざのセルクリニック院長
岐阜大学医学部卒業。母が人工関節手術で痛みから解放された経験をきっかけに整形外科医を志し、これまでに人工関節置換術を含む手術を5,000件以上手がけてきました。手術が難しい高齢者や合併症のある方にも寄り添える治療を模索する中で再生医療と出会い、その効果に確信を得て、2024年に「札幌ひざのセルクリニック」を開院。注射のみで改善が期待できるこの先進的な治療を、北海道中に届けたいという想いで、関節に特化した再生医療を提供しています。


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