コラム COLUMN
肩 肩の痛み:原因、症状、治療
はじめに
肩の痛みは日常生活に大きな影響を及ぼすことがあります。特に夜間痛や運動時の痛みは、多くの人が経験する症状の一つです。この記事では、肩の痛みの主要な原因とそれに基づく治療法について詳しく解説します。
肩痛の原因と代表的な疾患
肩の痛みは、以下のような代表的な疾患によって引き起こされることが多いです。
- 五十肩(肩関節周囲炎)
- 年齢を問わず発生するが、特に40代から60代にかけて多く見られる。
- 症状は肩の動きが制限される「可動域制限」と夜間に痛みが強くなる「夜間痛」。
- インピンジメント症候群(衝突症候群)
- 肩の筋肉や腱が骨と衝突し炎症を起こす。
- 関節の動きに伴い痛みが生じる。
- 腱板断裂
- 肩を支える腱板が部分的または完全に断裂。
- 痛みとともに肩の力が入りにくくなる。
治療方法
肩の痛みの治療は、以下のような方法で行われます。
- 薬物療法
- 痛み止めの内服薬や抗炎症薬、ヒアルロン酸やステロイドの注射を使用して痛みのコントロールを試みる。
- リハビリテーション
- 筋肉のバランスを改善し、肩の動きをスムーズにするためのストレッチや筋トレが行われる。
- 電気治療も併用されることが多い。
- 手術治療
- 腱板の修復、衝突する骨の部分を削る、炎症組織を取り除く手術が行われることがある。
- 手術は通常、関節鏡を使用して行われる。
症状が出たら
肩の痛みを感じた際は、まず適切な診断を受けることが重要です。自己判断せず、専門の医師の診察を受けることをお勧めします。
予防と日常生活での注意
肩の痛みは、正しい姿勢を保つことや定期的なストレッチ、適度な運動によって予防することができます。また、日常生活で肩に負担がかかりすぎないよう注意し、適切な休息を取ることも大切です。
まとめ
肩の痛みは多くの原因によって引き起こされますが、適切な治療と予防策を実施することで、症状の改善が期待できます。日常生活の中で肩に無理がかからないようにし、異常を感じたら早めに専門医を訪れることが肩の健康を保つ鍵となります。
札幌ひざのセルクリニックでは、患者様の症状に合わせた適切な診断と治療計画のご提案をしております。ひざだけでなく、肩、股関節等の関節、また長引く腰痛などの慢性疼痛の治療も行っております。西18丁目駅徒歩2分、札幌医大目の前にありますので、お気軽に御相談下さい。
院長 川上公誠
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