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FAQ肩 肩の再生医療に関する7つの質問に専門医がやさしく回答

肩の痛みに対して「手術は避けたい」「できるだけ自然な形で回復したい」と思う方にとって、再生医療は新たな選択肢となりつつあります。ここでは、整形外科専門医が肩の再生医療に関するよくある疑問にやさしくお答えします。
この記事の内容
肩の再生医療とはどのような治療ですか?
自身の血液や脂肪から採取した成分(PRPや幹細胞など)を肩の関節や腱に注入し、自然治癒力を高めて修復を促す治療です。切らずに行えるのが特徴です。
どんな肩の症状に効果がありますか?
腱板損傷、五十肩、関節の炎症、肩のこわばりや痛みなどに効果が期待されます。重度の断裂の場合は効果が限定的となるため、診察が必要です。
再生医療は手術の代わりになりますか?
中等度までの症状には効果が見込まれ、手術回避の選択肢となる場合もあります。ただし、完全断裂や重度変性では手術が必要になることもあります。
治療の流れや通院頻度はどのくらいですか?
カウンセリング、採血や脂肪採取、注射治療という流れで、外来で完結します。注射は1~3回で済むことが多く、入院は不要です。
副作用やリスクはありますか?
自分自身の成分を使うため副作用は少ないとされていますが、注射部位の痛みや腫れ、軽い熱感が出ることがあります。医師の管理下で行われます。
再生医療の費用はどれくらいかかりますか?
自由診療のため保険適用外ですが、内容によって異なります。事前に費用説明を受けられますのでしっかりとご確認ください。
他の治療と併用できますか?
はい。再生医療は保存療法やリハビリと併用することで、より高い効果が得られることがあります。症状や目的に応じて組み合わせるのが理想です。
肩の痛みが長引いている方、手術以外の治療法を探している方にとって、再生医療は希望のある選択肢です。気になる方は専門医にご相談ください。
札幌ひざのセルクリニックでは、患者様の症状に合わせた適切な診断と治療計画のご提案をしております。ひざだけでなく、肩、股関節等の関節、また長引く腰痛などの慢性疼痛の治療も行っております。西18丁目駅徒歩2分、札幌医大目の前にありますので、お気軽に御相談下さい。
院長 川上公誠
(プロフィール)
監修 川上 公誠(整形外科専門医)
札幌ひざのセルクリニック院長
岐阜大学医学部卒業。母が人工関節手術で痛みから解放された経験をきっかけに整形外科医を志し、これまでに人工関節置換術を含む手術を5,000件以上手がけてきました。手術が難しい高齢者や合併症のある方にも寄り添える治療を模索する中で再生医療と出会い、その効果に確信を得て、2024年に「札幌ひざのセルクリニック」を開院。注射のみで改善が期待できるこの先進的な治療を、北海道中に届けたいという想いで、関節に特化した再生医療を提供しています。


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