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デスクワークで肩が痛い…ストレートネックと肩関節の関係

デスクワークで肩が痛い…ストレートネックと肩関節の関係

「一日中パソコンに向かっていると、肩が重くて痛い…」「マッサージしてもすぐに元通りになる…」そんなお悩みはありませんか?
デスクワークによる肩の痛みの背景には、「ストレートネック」という現代人に急増している姿勢異常が関係していることがあります。そしてその影響は、実は首だけでなく肩関節にも及んでいるのです。

この記事では、ストレートネックと肩の痛みの関係について、整形外科専門医の視点からわかりやすく解説します。
肩こりだけでなく、慢性的な痛みや違和感に悩んでいる方はぜひ最後までお読みください。

ストレートネックとは?

本来、人間の首の骨(頸椎)は緩やかに前方へカーブした「前弯(ぜんわん)」という状態が理想です。このカーブがあることで、頭の重さを分散させ、首や肩にかかる負担を減らしています。

しかし、長時間のパソコン作業やスマホの操作で前かがみの姿勢を続けていると、このカーブが失われてまっすぐになってしまいます。これが「ストレートネック」です。

ストレートネックになると、頭の重さ(およそ5kg)がそのまま首や肩にかかるため、筋肉や関節に大きなストレスが生じ、痛みやこりの原因となるのです。

肩関節にかかる負担と痛みのメカニズム

肩関節は、腕を動かすための重要な関節ですが、実は非常に複雑で不安定な構造をしています。肩甲骨や鎖骨、上腕骨が連動して動くことで、広範囲な動きを実現しています。

ストレートネックになると、頭の位置が前方にずれてしまい、それに伴って首から肩にかけての筋肉(特に僧帽筋や肩甲挙筋)に過剰な緊張が起こります。

これにより、肩甲骨の動きが悪くなり、肩関節の可動域が制限されることに。結果として、次のような症状が起こりやすくなります。

  • 肩が上がりにくい
  • 腕を後ろに回すと痛い
  • 夜間痛やしびれを感じる
  • 四十肩・五十肩のリスクが高まる

このように、ストレートネックはただの姿勢の問題ではなく、肩関節の機能障害にもつながってしまうのです。

放置するとどうなる?慢性化と悪循環

ストレートネックによる肩の痛みを放置すると、慢性的な炎症や筋肉の疲労が蓄積し、肩関節周囲炎(いわゆる四十肩・五十肩)やインピンジメント症候群を引き起こす可能性があります。

また、血流が悪くなり自律神経にも悪影響が出ると、頭痛やめまい、集中力の低下といった症状にまでつながることも。単なる「肩こり」と思って放置するのは非常に危険です。

改善のためのセルフケアと予防策

デスクワーク中の肩の痛みを軽減し、ストレートネックを改善するためには、以下のような対策が有効です。

1. 姿勢の見直し

  • パソコン画面は目線の高さに
  • 背もたれを使い、背筋を伸ばす
  • 肩に力を入れず、リラックスした状態を意識する

2. 定期的なストレッチ

  • 1時間に1回は席を立って肩を回す
  • 背中や肩甲骨周りのストレッチを日課にする

3. 首と肩のバランスを整える運動

  • チンイン運動(あごを引いて首の後ろを伸ばす)
  • 肩甲骨を寄せる運動で、筋肉の使い方をリセット

4. 専門医への相談

痛みが慢性的だったり、夜間痛がある場合は、整形外科や肩専門のクリニックで診察を受けましょう。再生医療やリハビリテーションなど、最新の治療法も選択肢になります。

まとめ

デスクワークでの肩の痛みは、ただの「肩こり」と片付けてしまいがちですが、ストレートネックという姿勢の崩れが根本原因であることも少なくありません。
首と肩は密接に関係しており、バランスを崩すことで肩関節の機能にも影響が出てしまいます。

正しい姿勢とセルフケアを意識することで、痛みの予防や改善が可能です。もし症状が長引くようであれば、早めに医療機関を受診することをおすすめします。

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