無料電話相談はこちら

0120-117-560

【電話受付時間】月〜金/9:00〜16:30(年末年始休診)

メニュー

COLUMN

スポーツ外傷 靭帯損傷を早く治すためには?

靭帯損傷を早く治すためには?

靭帯損傷は、スポーツや日常生活で起こりやすいケガの一つです。この記事では、靭帯損傷を早く治すための方法について詳しく解説します。医療関係者ではない一般の方にもわかりやすく説明していますので、ぜひ参考にしてください。

靭帯損傷とは?

靭帯損傷は、関節を安定させる靭帯が部分的に切れたり、完全に断裂した状態を指します。特に膝や足首などの関節に多く見られます。損傷の程度によって、Ⅰ度(靭帯の伸展)、Ⅱ度(部分断裂)、Ⅲ度(完全断裂)に分類されます。

靭帯損傷の原因

靭帯損傷は、以下のような状況でよく発生します。

  • スポーツ中の転倒や接触:サッカーやバスケットボールなどでの急な方向転換やジャンプの着地時に起こりやすいです。
  • 交通事故:特に自動車事故で膝をダッシュボードにぶつけた場合などです。
  • 日常生活での転倒:階段を踏み外すなどの事故も原因となります。

靭帯損傷の症状

靭帯損傷の主な症状には以下があります。

  • 痛み:受傷直後に強い痛みが生じます。
  • 腫れ:関節内に血液が溜まり、腫れが見られます。
  • 不安定感:関節がグラグラするような感じがします。
  • 歩行困難:特に膝の靭帯損傷では、歩くのが難しくなります。

前十字靭帯損傷の直後では関節内にかなりの血液が溜まるので、腫れと強い痛みを自覚することが多いです。

早期治療の重要性

靭帯損傷を放置すると、関節の不安定感が続き、将来的に変形性関節症などの二次的な障害を引き起こす可能性があります。そのため、早期の治療が重要です。

靭帯損傷を早く治す方法

1.RICE処置

受傷直後にはRICE処置が効果的です。RICEは以下の頭文字を取ったものです。

  • Rest(安静):損傷部位を安静にします。
  • Ice(冷却):冷たいタオルやアイスパックで患部を冷やします。
  • Compression(圧迫):包帯やサポーターで適度に圧迫します。
  • Elevation(挙上):患部を心臓より高く保ちます。

2.適切な固定

サポーターやギプスで関節を固定し、靭帯に負担がかからないようにします。特に、痛みや腫れが引くまでの初期段階では重要です。

3.リハビリテーション

痛みが和らいできたら、リハビリを開始します。以下のようなリハビリ方法が推奨されます。

  • 関節可動域訓練:関節を柔らかくし、動きを改善するための訓練です。膝や足首の屈伸運動が効果的です。
  • 筋力トレーニング:関節を支える筋肉を鍛え、再発を防ぎます。太ももの前面(大腿四頭筋)や後面(ハムストリングス)のトレーニングが有効です。

4.手術療法

保存療法で効果が見られない場合や、靭帯が完全に断裂している場合は、手術が必要です。緩んだり、断裂した靭帯は自然には決して戻ることはありません。手術では、患者自身の組織(腱)を使って靭帯を再建します。

靭帯損傷の予防

靭帯損傷を予防するためには、以下のポイントに注意しましょう。

  • 適切なウォーミングアップ:スポーツを始める前に十分なウォーミングアップを行い、筋肉や靭帯を柔らかくします。
  • 筋力強化:特に関節周囲の筋肉を強化することで、靭帯への負担を減らします。
  • 正しいフォーム:スポーツや日常動作で正しいフォームを意識し、不適切な負荷を避けます。

まとめ

靭帯損傷は、適切な治療とリハビリテーションを行うことで早期回復が可能です。受傷直後にはRICE処置を行い、適切な固定とリハビリを進めることが重要です。予防のためには、ウォーミングアップや筋力強化、正しいフォームを意識しましょう。靭帯損傷が疑われる場合は、早めに医師の診察を受け、適切な治療を行うことが大切です。

札幌ひざのセルクリニックでは、患者様の症状に合わせた適切な診断と治療計画のご提案をしております。ひざだけでなく、肩、股関節等の関節、また長引く腰痛などの慢性疼痛の治療も行っております。西18丁目駅徒歩2分、札幌医大目の前にありますので、お気軽に御相談下さい。

院長 川上公誠

プロフィール

この記事を書いたのは

CONTACT

ひざ関節の痛みに完全特化!

無料電話相談はこちら

【電話受付時間】月〜金/9:00〜16:30(土日祝休診)

各種ご相談やご予約はこちら

  • ひざの痛みに関する相談
  • セカンドオピニオンの相談
  • 再生医療に関する相談
  • MRI検査のご予約