
コラム COLUMN
再生医療膝 ゴルフや登山がまたできる!ひざを守る治療とセルフケア

「ひざが痛くてゴルフを休んでいる」「登山に行きたいけれど、ひざに不安がある」そんな悩みを抱える中高年の方が増えています。特に50代以降では、関節の老化や変形性ひざ関節症などの影響で、趣味や日常生活に支障をきたすケースが多く見られます。
しかし、近年は医療の進歩によって「手術なし」「注射だけ」「自分の細胞を使う治療」など、さまざまなひざ治療の選択肢が登場しています。さらに、自宅でできるセルフケアを組み合わせることで、痛みを軽減し、ゴルフや登山といった活動を再び楽しめる可能性も広がっています。
この記事では、「ひざの再生医療」「PRP療法」「幹細胞治療」などの最新治療と、日常でできるセルフケアの方法について、医療関係者ではない方にもわかりやすく解説します。
なぜひざが痛くなるのか?原因としくみ
ひざ関節は、体重を支える重要な関節です。歩行や階段の昇降、ゴルフや登山といった運動時には特に大きな負担がかかります。そのため、年齢とともに軟骨がすり減ったり、半月板が傷ついたりすることで、痛みや炎症が起こりやすくなります。
最も多いのが「変形性ひざ関節症」です。これは、加齢や使いすぎにより関節の軟骨が徐々に摩耗し、骨同士が擦れ合って痛みや腫れを引き起こす病気です。放っておくと歩行困難になることもあり、早めの対処が重要です。
注射で治す!注目の再生医療とは?
近年、注射だけでひざの痛みを改善する「再生医療」が注目されています。特に、以下の2つの治療法が有名です。
PRP療法(多血小板血漿注射)
PRP療法は、自分の血液から修復力の高い「血小板」を抽出し、ひざの関節に注射する治療法です。血小板には「成長因子」が含まれており、炎症を抑えたり、組織の修復を促したりする働きがあります。
【PRP療法の特徴】
・日帰りで受けられる
・自分の血液を使うため副作用が少ない
・初期~中期の関節症に適している
幹細胞治療(脂肪由来間葉系幹細胞)
幹細胞治療は、お腹や太ももから少量の脂肪を採取し、そこに含まれる「間葉系幹細胞」を培養して、ひざ関節に注射する方法です。幹細胞には軟骨を修復したり、炎症を抑えたりする働きがあり、進行した変形性ひざ関節症にも効果が期待されています。
【幹細胞治療の特徴】
・中期~重度のひざの痛みに対応可能
・自己組織のため安全性が高い
・人工関節を避けたい方におすすめ
セルフケアでひざを守る!今日からできる習慣
医療と並行して、自宅でできるセルフケアを継続することも、ひざの健康を維持するためには重要です。以下の3つのポイントを意識してみましょう。
1. 筋肉を鍛える(特に太もも)
ひざの周囲、特に太ももの筋肉(大腿四頭筋)を鍛えることで、関節への負担を減らすことができます。自宅でできる簡単な運動として、「イスに座って片脚ずつ伸ばす」「スクワットを浅めに行う」などがあります。無理をせず、継続することがポイントです。
2. 正しい体重管理
体重が1kg増えると、ひざには約3〜4倍の負担がかかると言われています。肥満はひざの大敵です。バランスの良い食事と適度な運動で、体重を適正に保つよう心がけましょう。
3. 関節を冷やさない・温める
冷えは関節の血流を悪化させ、痛みを悪化させる原因になります。入浴でしっかり温めたり、ひざにサポーターを巻いて保温するのも効果的です。痛みが強いときは、一時的に冷やして炎症を抑えるのもよいでしょう。
まとめ:あきらめないで!ひざを守って趣味を続けよう
ひざの痛みがあると、好きだったゴルフや登山などの活動を諦めがちです。しかし、早期に適切な治療を受け、日々のセルフケアを行えば、ひざの状態は改善できます。
「手術はしたくない」「できるだけ自分のひざを残したい」——そんな方には、PRP療法や幹細胞治療といった再生医療が新たな希望となるかもしれません。
ひざの痛みを我慢せず、まずは信頼できる医師に相談してみましょう。そして、日常生活でもひざを大切にする習慣を身につけることで、再びゴルフ場や登山道に戻れる日が近づくはずです。


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