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COLUMN

スポーツ外傷 膝が突然痛くなる原因とは?代表的な病気と応急処置・予防法を解説

膝が突然痛くなる原因とは?代表的な病気と応急処置・予防法を解説

膝の痛みは、日常生活のさまざまな場面で発生し、多くの人にとって大きな不安要素となります。この記事では、膝の突然の痛みの原因や対処法を詳しく解説します。自身の症状に近いものがあれば参考にしてください。

膝が痛む主な原因

変形性膝関節症

概要:加齢や体重増加により、膝関節の軟骨がすり減ることで発生。

特徴的な症状

  • 動き始めに痛みが強い(例:立ち上がり時)。
  • 膝に腫れや水が溜まる。

注意すべき人

  • 60代以上の女性
  • O脚や肥満の方

半月板損傷

概要:スポーツや外傷による膝関節の損傷。

特徴的な症状

  • 膝を曲げた際の痛み。
  • ロッキング(膝が動かなくなる)。

注意すべき人

  • サッカーやバスケットボールをする方
  • 交通事故や転倒経験のある方

靭帯損傷

概要:前十字靭帯や内側側副靭帯の損傷。

特徴的な症状

  • ケガ直後の腫れと激痛。
  • 関節の不安定感。

注意すべき人

  • ジャンプ動作が多いスポーツ選手

鵞足炎(がそくえん)

概要:膝の内側にある筋肉の付着部の炎症。

特徴的な症状

  • 運動後の膝内側の痛み。
  • 押すと痛い箇所がある。

注意すべき人

  • ランニングや水泳をする人

腸脛靭帯炎(ランナー膝)

概要:ランニングや過度な運動により、膝の外側の靭帯が炎症を起こす。

特徴的な症状

  • 運動中または運動後の外側の痛み。

注意すべき人

  • 長距離ランナー

膝蓋腱炎(ジャンパー膝)

概要:膝の前面に負担がかかることで発生。

特徴的な症状

  • 膝のお皿周辺の痛み。

注意すべき人

  • バレーボールやバスケットボール選手

ベーカー嚢腫

概要:膝裏に液体が溜まり、膨らむ。特徴的な症状

  • 膝裏の腫れや鈍痛。

注意すべき人

  • 関節炎や変形性膝関節症の既往がある人

痛風

概要:尿酸結晶が膝にたまり炎症を引き起こす。特徴的な症状

  • 突然の激痛。

注意すべき人

  • アルコールや高カロリー食品の摂取が多い男性

膝の痛みへの応急処置

膝が急に痛くなった際の対応方法をご紹介します。

  • 安静にする
    痛みが出たら無理に動かさず、膝を休ませましょう。
  • 冷やす
    腫れや炎症がある場合は、冷たいタオルや氷を使って冷却。
  • 温める
    腫れが引いた後は温めて血流を促進し、痛みを和らげます。
  • ストレッチ
    太ももの筋肉をほぐすストレッチが有効です。

膝の痛みを防ぐ方法

痛みの再発を防ぐための予防策を実践しましょう。

  • 筋力強化
    太ももやふくらはぎの筋肉を鍛えることで、膝の負担を軽減。
  • 適切な体重管理
    体重が増えると膝への負担が増えるため、適度な体重を維持。
  • 正しい運動
    急激な運動を避け、準備運動をしっかり行う。

再生医療という新しい選択肢

近年では、従来の治療に加えて再生医療という新しい選択肢も登場しています。特に、幹細胞治療PRP(多血小板血漿)治療といった方法は、体の自然治癒力を引き出して関節の修復を促す治療法として注目されています。

例えば、脂肪から採取した幹細胞を関節に注入する治療では、変性した軟骨の修復や再生が期待できます。これにより、「もう正座はできないかも…」とあきらめていた方が、再び正座ができるようになったケースもあります。

ただし、再生医療はすべての症例に効果があるわけではないため、適応の有無をしっかり診断してもらうことが重要です。

早期受診が重要

膝の痛みが長引いたり悪化する場合は、専門医を受診してください。放置すると症状が進行し、治療が難しくなることがあります。

膝の健康を守るため、適切な対処と早めの診断を心がけましょう。

よくある質問(FAQ)

Q1. 膝が突然痛くなった場合、まず何をすればよいですか?

A. まずは膝を安静に保ちましょう。腫れや熱感がある場合は氷や冷却タオルで冷やし、急な運動は避けて様子を見てください。

Q2. 膝の痛みが突然現れる病気にはどんなものがありますか?

A. 変形性膝関節症、半月板損傷、靭帯損傷、痛風、ベーカー嚢腫などが挙げられます。原因によって痛みの場所や性質が異なります。

Q3. 膝の痛みを予防するにはどうすればいいですか?

A. 膝周りの筋肉を鍛え、体重管理や準備運動を徹底することが効果的です。また、無理な運動や急な動作は避けましょう。

札幌ひざのセルクリニックでは、患者様の症状に合わせた適切な診断と治療計画のご提案をしております。ひざだけでなく、肩、股関節等の関節、また長引く腰痛などの慢性疼痛の治療も行っております。西18丁目駅徒歩2分、札幌医大目の前にありますので、お気軽に御相談下さい。

院長 川上公誠

プロフィール


監修 川上 公誠(整形外科専門医)
札幌ひざのセルクリニック院長

岐阜大学医学部卒業。母が人工関節手術で痛みから解放された経験をきっかけに整形外科医を志し、これまでに人工関節置換術を含む手術を5,000件以上手がけてきました。手術が難しい高齢者や合併症のある方にも寄り添える治療を模索する中で再生医療と出会い、その効果に確信を得て、2024年に「札幌ひざのセルクリニック」を開院。注射のみで改善が期待できるこの先進的な治療を、北海道中に届けたいという想いで、関節に特化した再生医療を提供しています。

この記事を書いたのは

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