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ひざの痛みが取れないのはなぜ?原因と対処法を専門医が解説

ひざの痛みが取れないのはなぜ?原因と対処法を専門医が解説

日常生活の中で「ひざの痛み」がなかなか治らずに悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
立ち上がるときにズキッと痛む、階段の上り下りがつらい、正座ができない…。そんな悩みを放っておくと、日常生活に支障が出るだけでなく、将来的には歩行にも影響が出てくることもあります。

本記事では、整形外科専門医の立場から「ひざの痛みが取れない理由」と、その「原因別の対処法」についてわかりやすく解説します。

なぜひざの痛みが取れないのか?

ひざの痛みが続く理由はひとつではありません。加齢による変化、運動やケガによる炎症、筋力の低下、姿勢の悪さなど、さまざまな要因が複雑に絡み合っています。

特に多いのが「変形性ひざ関節症」です。これは加齢や長年の負担によって、ひざの軟骨がすり減り、関節に炎症や変形が起こる病気です。日本では60歳以上の約半数がこの変形性ひざ関節症を抱えていると言われています。

変形性ひざ関節症の初期は「なんとなく違和感がある」「朝だけ痛い」といった軽い症状が多く見逃されがちですが、放置しておくと軟骨のすり減りが進み、痛みや腫れが強くなっていきます。

代表的なひざの痛みの原因

ひざの痛みの原因には以下のようなものがあります。

1. 変形性ひざ関節症

最も多い原因です。加齢、肥満、長年のスポーツや仕事での負荷により、関節軟骨がすり減って炎症が起きます。朝や動き始めに痛みが出るのが特徴です。

2. 半月板損傷

ひざのクッションの役割をしている「半月板」が断裂することで痛みが生じます。スポーツ中のケガや加齢による変性が原因で、急にひねったり体重をかけたときに痛みが出ます。

3. 関節リウマチ

自己免疫の異常によって関節が炎症を起こす病気です。朝のこわばりや左右両方のひざに痛みが出るのが特徴です。

4. 筋力の低下と姿勢の崩れ

ひざを支える筋肉(特に太ももの前側=大腿四頭筋)の筋力が落ちると、ひざへの負担が増え、痛みが出やすくなります。また、歩き方や姿勢のクセも原因になります。

ひざの痛みを和らげるための対処法

原因によって対処法は異なりますが、以下のような方法が有効です。

1. 適切な運動とストレッチ

大腿四頭筋を鍛えることで、ひざ関節への負担を軽減できます。ウォーキングや軽いスクワット、ストレッチを日常的に取り入れることが大切です。

2. 体重管理

体重が増えると、ひざへの負担も増加します。適正体重を保つことで、ひざの負担を軽くすることができます。

3. サポーターやインソールの使用

ひざにかかる負担を軽減するために、医療用サポーターや靴の中敷き(インソール)を活用するのも効果的です。

4. 薬物療法や注射治療

消炎鎮痛薬やヒアルロン酸注射などで一時的に痛みを和らげる方法もありますが、根本的な解決にはなりません。

5. 再生医療という選択肢

近年注目されているのが、再生医療による治療です。自分の脂肪や血液から採取した成分(幹細胞やPRP)をひざに注射することで、炎症を抑え、軟骨の修復を促す効果が期待されています。手術を避けたい方や、長く治療しても改善しない方には有力な選択肢となります。

放置せず、早めの対処が大切です

「そのうち治るだろう」と思っているうちに、ひざの状態は少しずつ悪化していきます。特に変形性ひざ関節症は、初期のうちに対処すれば進行を遅らせることができます。

整形外科での診断を受けることで、自分のひざの状態を正確に知ることができ、最適な治療方法を選ぶことができます。最近では、痛みの程度やレントゲンだけでなく、MRIなどを使ってより詳しく評価することも可能です。

まとめ:ひざの痛みは「放っておかない」が正解

ひざの痛みが取れないのには必ず理由があります。加齢だから仕方ない、とあきらめずに、原因を見極め、正しい方法で対処すれば痛みの軽減や改善は十分に可能です。

もし、病院での治療であまり効果が得られなかった方、将来の手術が不安な方は、再生医療を含む新しい選択肢についても検討してみてください。専門医による正確な診断と、適切な治療こそが、あなたの「もう一度快適に歩ける日々」への第一歩になります。

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