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FAQ腰 腰と足のしびれでよくある7つの質問に専門医がやさしく回答

腰や足のしびれは多くの方が気になる症状です。ここでは専門医がよくある質問にわかりやすくお答えします。
この記事の内容
Q1. 腰と足のしびれは何が原因ですか?
A. 多くは腰椎(腰の骨)の神経が圧迫されることによるものです。代表的には椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症があり、加齢や姿勢の影響で起こります。
Q2. しびれと痛みの違いはありますか?
A. 痛みは鋭い刺激として感じるのに対し、しびれは感覚が鈍くなったりビリビリする感覚です。神経の圧迫や血流の障害が関係することが多いです。
Q3. しびれが続くと手術が必要になりますか?
A. 多くは保存療法(薬やリハビリ)で改善しますが、筋力低下や生活への支障が強い場合には手術が検討されます。
Q4. 腰と足のしびれは自然に治ることがありますか?
A. 軽度であれば安静やリハビリで改善する場合もありますが、長引く症状は自然に治りにくいため、早めの受診をおすすめします。
Q5. 再生医療でしびれは改善できますか?
A. 主に関節や軟骨の修復に用いられる治療ですが、神経周囲の炎症や組織環境を整えることで症状が和らぐ可能性があります。適応は個別判断です。
Q6. しびれがあるときに運動しても大丈夫ですか?
A. 軽いストレッチやウォーキングは血流改善に役立ちます。ただし痛みやしびれが強まる場合は中止して専門医に相談してください。
Q7. 病院ではどんな検査を行いますか?
A. 診察と神経学的検査に加え、必要に応じてMRIやレントゲンを行います。原因を明確にすることで適切な治療が可能になります。
腰や足のしびれは「年齢のせい」と思われがちですが、原因を知れば改善の道が開けます。気になる症状がある方は早めに専門医へご相談ください。
再生医療という新しい選択肢
近年では、従来の治療に加えて「再生医療」という新しい選択肢も登場しています。特に、幹細胞治療やPRP(多血小板血漿)治療といった方法は、体が本来持つ自然治癒力を引き出し、関節や組織の修復を促す治療法として注目されています。
例えば、脂肪から採取した幹細胞を点滴で投与することで、膝や股関節だけでなく、腰痛などの慢性疼痛に対しても炎症を抑えたり、組織の修復を促したりする効果が期待されています。
ただし、再生医療はすべての症例に効果があるわけではないため、適応の有無を医師がしっかり診断したうえで治療を検討することが大切です。
札幌ひざのセルクリニックでは、患者様の症状に合わせた適切な診断と治療計画のご提案をしております。ひざだけでなく、肩、股関節等の関節、また長引く腰痛などの慢性疼痛の治療も行っております。西18丁目駅徒歩2分、札幌医大目の前にありますので、お気軽に御相談下さい。
院長 川上公誠
(プロフィール)
監修 川上 公誠(整形外科専門医)
札幌ひざのセルクリニック院長
岐阜大学医学部卒業。母が人工関節手術で痛みから解放された経験をきっかけに整形外科医を志し、これまでに人工関節置換術を含む手術を5,000件以上手がけてきました。手術が難しい高齢者や合併症のある方にも寄り添える治療を模索する中で再生医療と出会い、その効果に確信を得て、2024年に「札幌ひざのセルクリニック」を開院。注射のみで改善が期待できるこの先進的な治療を、北海道中に届けたいという想いで、関節に特化した再生医療を提供しています。


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