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FAQ腰 腰痛でよくある7つの質問に専門医がやさしく回答

腰痛に関するお悩みは、年齢や生活習慣を問わず多くの方に共通するものです。
こちらでは、整形外科専門医の立場から、よくある質問にわかりやすくお答えいたします。
この記事の内容
Q1. 腰痛の原因にはどんなものがありますか?
多くの方が気になる点ですが、腰痛の原因はさまざまで、筋肉の疲労や加齢による椎間板の変性、姿勢の悪さなどが挙げられます。中には内臓の病気が関係していることもあるため、気になる場合は整形外科での診察をおすすめします。
Q2. 腰が痛いときは安静にした方がいいですか?
一部の方には安静が必要ですが、長く動かさないことで筋力が低下し、かえって痛みが長引くことがあります。多くのケースでは、無理のない範囲で軽く体を動かすことが推奨されます。専門医の指示を受けながら行うと安心です。
Q3. 整形外科ではどんな検査をするのですか?
まずは問診と身体所見で原因を推測し、必要に応じてレントゲンやMRIなどの画像検査を行います。重症度や原因を正確に把握することで、より適切な治療方針を立てることができます。
Q4. 腰痛には再生医療が有効ですか?
再生医療は、変性した椎間板や筋・靭帯の修復をめざす治療法で、一部の腰痛に対して効果が期待されています。ただし、全ての腰痛に適応できるわけではなく、診断に基づいた慎重な判断が必要です。
Q5. 腰痛予防に効果的なストレッチや運動はありますか?
はい、多くの方に効果が期待できるのが、股関節・骨盤まわりのストレッチや体幹トレーニングです。無理のない範囲で継続することが大切です。痛みが強いときは控えて、整形外科にご相談ください。
Q6. 腰の痛みが足にひびくのはなぜですか?
坐骨神経などが圧迫されると、足のしびれや痛みを伴うことがあります。特に椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症がある場合によく見られます。放っておくと悪化するため、早めの診察をおすすめします。
Q7. 痛み止めを飲み続けても大丈夫ですか?
多くの方が気になる点ですが、長期的な服用は副作用のリスクもあります。根本的な治療を受けることが望ましく、薬に頼りすぎず、原因に応じたリハビリや生活習慣の見直しも大切です。
腰痛にはさまざまなタイプがあり、自己判断では見落としがちな疾患もあります。
不安な点があれば、どうぞお気軽に整形外科専門医にご相談ください。
札幌ひざのセルクリニックでは、患者様の症状に合わせた適切な診断と治療計画のご提案をしております。ひざだけでなく、肩、股関節等の関節、また長引く腰痛などの慢性疼痛の治療も行っております。西18丁目駅徒歩2分、札幌医大目の前にありますので、お気軽に御相談下さい。
院長 川上公誠
(プロフィール)
監修 川上 公誠(整形外科専門医)
札幌ひざのセルクリニック院長
岐阜大学医学部卒業。母が人工関節手術で痛みから解放された経験をきっかけに整形外科医を志し、これまでに人工関節置換術を含む手術を5,000件以上手がけてきました。手術が難しい高齢者や合併症のある方にも寄り添える治療を模索する中で再生医療と出会い、その効果に確信を得て、2024年に「札幌ひざのセルクリニック」を開院。注射のみで改善が期待できるこの先進的な治療を、北海道中に届けたいという想いで、関節に特化した再生医療を提供しています。


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