治療電話相談はこちら

0120-117-560

【電話受付時間】月〜金/9:00〜16:30(年末年始休診)

メニュー

COLUMN

その他 膝の痛みを軽減するには?サポーターや装具の正しい活用法

膝の痛みを軽減するには?サポーターや装具の正しい活用法

膝の痛みは、日常生活の動作に大きな支障をきたします。特に階段の上り下りや長時間の歩行、立ち仕事などで強く感じることが多く、放置しておくと運動量の低下や筋力の衰えにつながります。そこで、多くの方が「膝サポーター」や「膝装具」の使用を検討されますが、「どんな種類があるの?」「どのタイミングで使えばいいの?」という疑問も少なくありません。本記事では、膝のサポーターや装具の役割、選び方、そして正しい活用法について解説します。

膝サポーター・装具の目的とは?

膝サポーターや装具の主な目的は、関節への負担を軽減し、痛みを和らげることです。また、膝の安定性を高めることで、ぐらつきやふらつきを防ぎ、日常生活の動作をスムーズにします。特に変形性膝関節症や半月板損傷、靭帯損傷といった疾患では、関節の不安定性が痛みの原因になるため、補助的な装具が有効となります。

膝サポーターの種類と特徴

膝サポーターにはさまざまな種類があり、用途に応じて使い分ける必要があります。

1. ソフトサポーター
伸縮性のある素材で作られ、軽度の痛みや違和感がある方におすすめです。膝全体をやさしく包み込むことで、安心感を与えつつ保温効果も期待できます。

2. 圧迫サポーター
むくみや炎症を抑えるために、やや強めの圧迫を加えるタイプです。長時間立ち仕事をする方やスポーツ後のケアにも適しています。

3. ヒンジ付きサポーター(関節支柱タイプ)
膝の左右の動きを制限する構造で、内側側副靱帯損傷(MCL)や外側側副靱帯損傷(LCL)などの怪我に使用されます。膝関節の不安定性が強い場合に有効です。

4. 膝蓋骨(パテラ)を支えるタイプ
膝蓋骨の動きが不安定な場合や、膝のお皿の周囲に痛みがある方に適した設計で、ジャンパー膝(膝蓋腱炎)などの症状にも使用されます。

装具の適応と注意点

より本格的な「装具」となると、整形外科医による診断と処方が必要になります。例えば、関節の変形が進行した変形性膝関節症では、免荷(めんか)装具と呼ばれる特殊な装具で、片側の膝にかかる荷重を減らし、歩行時の痛みを和らげることができます。

ただし、装具の長期使用には注意が必要です。装具によって筋力を使わなくなると、かえって筋力が低下し、膝への負担が増すこともあります。そのため、装具は補助的に使いながら、筋力トレーニングやストレッチを並行して行うことが大切です。

使用のタイミングと選び方

膝サポーターは、以下のような状況での使用が効果的です。

  • 階段の上り下り時に痛みがあるとき
  • 長時間の歩行や立ち仕事をするとき
  • スポーツや運動を行う際の予防として
  • 膝に不安定感があり転倒リスクがあるとき

選び方のポイントは、目的と症状に合った種類を選ぶことです。ドラッグストアやネット通販で購入できる市販品でも、症状が軽い場合には十分効果がありますが、痛みが強い・長引く場合や、関節のぐらつきがある場合は、整形外科での診察を受けて医療用装具の適応を確認しましょう。

医療機関で相談するメリット

サポーターや装具は一時的な痛みの軽減には役立ちますが、根本的な原因を治療しない限り、症状の進行を止めることはできません。特に加齢による関節軟骨のすり減りや半月板の損傷がある場合は、再生医療やリハビリテーションなど、より専門的な治療が必要になります。

整形外科専門医に相談することで、自分の膝の状態に合わせた最適な治療法が提案されるだけでなく、サポーターの選び方や使用方法についても具体的なアドバイスを受けられます。迷ったときは、自己判断で済ませず、医療機関に相談することをおすすめします。

まとめ

膝の痛みに対して、サポーターや装具は有効なサポートアイテムですが、使い方を間違えると逆効果になることもあります。
正しい知識を持って活用し、必要に応じて専門医のアドバイスを受けながら、膝の健康を守っていきましょう
痛みを我慢せず、日々の生活を快適に過ごすためにも、早めの対応が大切です。

札幌ひざのセルクリニックでは、患者様の症状に合わせた適切な診断と治療計画のご提案をしております。ひざだけでなく、肩、股関節等の関節、また長引く腰痛などの慢性疼痛の治療も行っております。西18丁目駅徒歩2分、札幌医大目の前にありますので、お気軽に御相談下さい。

院長 川上公誠

プロフィール


監修 川上 公誠(整形外科専門医)
札幌ひざのセルクリニック院長

岐阜大学医学部卒業。母が人工関節手術で痛みから解放された経験をきっかけに整形外科医を志し、これまでに人工関節置換術を含む手術を5,000件以上手がけてきました。手術が難しい高齢者や合併症のある方にも寄り添える治療を模索する中で再生医療と出会い、その効果に確信を得て、2024年に「札幌ひざのセルクリニック」を開院。注射のみで改善が期待できるこの先進的な治療を、北海道中に届けたいという想いで、関節に特化した再生医療を提供しています。

この記事を書いたのは

CONTACT

ひざ関節の痛みに完全特化!

治療電話相談はこちら

【電話受付時間】月〜金/9:00〜16:30(土日祝休診)

各種ご相談やご予約はこちら

  • ひざの痛みに関する相談
  • セカンドオピニオンの相談
  • 再生医療に関する相談
  • MRI検査のご予約