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FAQ膝 O脚でよくある7つの質問に専門医がやさしく回答

O脚は見た目の悩みだけでなく、膝関節や歩行に影響することもあります。ここでは、多くの方が気になるO脚に関する疑問に、整形外科専門医がわかりやすくお答えします。
この記事の内容
O脚とはどのような状態ですか?
O脚とは、足を揃えて立ったときに両膝の間にすき間ができる脚の変形です。医学的には「内反膝」と呼ばれ、加齢や筋力低下、関節の変性などが原因となることがあります。
O脚は自然に治ることがありますか?
子どものO脚は成長とともに自然に改善することがありますが、大人のO脚は自然に治ることは少なく、進行する場合もあるため注意が必要です。
O脚を放置するとどうなりますか?
O脚を放置すると、膝の内側に負担が集中し、変形性膝関節症を引き起こすリスクが高まります。歩行時の痛みや膝の変形が進む可能性があるため、早めの対応が大切です。
O脚はストレッチや運動で治りますか?
筋力バランスや姿勢の改善でO脚が軽減する場合もありますが、骨の変形をともなうO脚は運動だけでは完全に治すのは難しいです。正しい診断が重要です。
再生医療でO脚は改善できますか?
O脚自体を矯正することは難しいですが、O脚によって傷んだ膝の内側の軟骨に対しては、幹細胞治療やPRP治療で症状の改善を図ることができます。
整形外科ではどんな検査や治療をしますか?
レントゲンや歩行の評価によりO脚の程度や原因を調べます。治療は、生活指導・リハビリ・装具・注射治療・再生医療・手術など、状態に応じた方法を提案します。
O脚の予防法はありますか?
正しい姿勢を意識し、太ももやお尻の筋肉をバランスよく鍛えることが予防に役立ちます。加齢に伴う筋力低下や体重増加もO脚の一因となるため注意が必要です。
O脚が気になる方は、見た目の問題だけでなく、将来的な関節の健康も考慮して、早めに専門医に相談することをおすすめします。
札幌ひざのセルクリニックでは、患者様の症状に合わせた適切な診断と治療計画のご提案をしております。ひざだけでなく、肩、股関節等の関節、また長引く腰痛などの慢性疼痛の治療も行っております。西18丁目駅徒歩2分、札幌医大目の前にありますので、お気軽に御相談下さい。
院長 川上公誠
(プロフィール)
監修 川上 公誠(整形外科専門医)
札幌ひざのセルクリニック院長
岐阜大学医学部卒業。母が人工関節手術で痛みから解放された経験をきっかけに整形外科医を志し、これまでに人工関節置換術を含む手術を5,000件以上手がけてきました。手術が難しい高齢者や合併症のある方にも寄り添える治療を模索する中で再生医療と出会い、その効果に確信を得て、2024年に「札幌ひざのセルクリニック」を開院。注射のみで改善が期待できるこの先進的な治療を、北海道中に届けたいという想いで、関節に特化した再生医療を提供しています。


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