コラム COLUMN
FAQ膝 「膝の痛みと体重」でよくある7つの質問に専門医がやさしく回答

この記事の内容
よくある質問
体重が増えると膝の痛みが強くなるのは本当ですか?
はい、本当です。体重が1kg増えると、歩行時の膝には3〜5kgほどの負担がかかるといわれています。膝の軟骨は衝撃に弱いため、体重増加は痛みの悪化につながりやすく、多くの方が気になる点です。
少し体重を減らすだけで膝の痛みはよくなりますか?
はい、2〜3kgの減量でも膝の負担は大きく軽くなります。軟骨への圧力が減ることで、痛みの緩和や炎症の改善が期待できます。運動が難しい場合は、食事の見直しだけでも効果があります。
膝が痛くて運動できません。体重管理はどうすれば良いですか?
痛みが強いときは無理に運動せず、まずは食事の工夫で体重管理を行いましょう。たとえば、間食の見直しや炭水化物の調整などです。痛みが落ち着いたら、膝に優しい運動(椅子スクワット・プール歩行)を取り入れると効果的です。
肥満だと変形性膝関節症になりやすいのですか?
はい、体重が重いほど膝の軟骨や半月板への負荷が増え、変形性膝関節症の発症リスクが高くなります。また肥満は炎症を起こしやすい体内環境をつくるため、膝の症状が進行しやすいと言われています。
筋肉をつければ体重があっても膝の痛みは軽くなりますか?
筋力をつけることで膝へかかる負担を分散し、痛みが軽減することがあります。特に太ももの前側(大腿四頭筋)やお尻の筋肉は重要です。ただし、体重が重いままでは負荷は残るため、筋力強化と体重管理を組み合わせるのが理想です。
太っていると再生医療の効果にも影響しますか?
体重が重いと膝への負担が大きく、再生医療(PRP・幹細胞治療)の効果を十分に発揮しづらいことがあります。治療効果を高めるためにも、適度な体重管理は大切です。多くの方が気にされるポイントです。
まず何kgを目標に体重を落とせば良いですか?
まずは「現在の体重から2〜3kg減」を目標にすると良いでしょう。無理なく達成でき、膝の負担が大きく軽くなるため実感しやすいです。その後、膝の状態に合わせて目標を再設定していきます。
膝の痛みと体重には深い関係があります。小さな体重変化でも膝の負担は大きく変わりますので、早めの対策がとても大切です。
再生医療という新しい選択肢
近年では、従来の治療に加えて再生医療という新しい選択肢も登場しています。特に、幹細胞治療やPRP(多血小板血漿)治療といった方法は、体の自然治癒力を引き出して関節の修復を促す治療法として注目されています。
例えば、脂肪から採取した幹細胞を関節に注入する治療では、変性した軟骨の修復や再生が期待できます。これにより、「もう正座はできないかも…」とあきらめていた方が、再び正座ができるようになったケースもあります。
ただし、再生医療はすべての症例に効果があるわけではないため、適応の有無をしっかり診断してもらうことが重要です。
札幌ひざのセルクリニックでは、患者様の症状に合わせた適切な診断と治療計画のご提案をしております。ひざだけでなく、肩、股関節等の関節、また長引く腰痛などの慢性疼痛の治療も行っております。西18丁目駅徒歩2分、札幌医大目の前にありますので、お気軽に御相談下さい。
院長 川上公誠
(プロフィール)
監修 川上 公誠(整形外科専門医)
札幌ひざのセルクリニック院長
岐阜大学医学部卒業。母が人工関節手術で痛みから解放された経験をきっかけに整形外科医を志し、これまでに人工関節置換術を含む手術を5,000件以上手がけてきました。手術が難しい高齢者や合併症のある方にも寄り添える治療を模索する中で再生医療と出会い、その効果に確信を得て、2024年に「札幌ひざのセルクリニック」を開院。注射のみで改善が期待できるこの先進的な治療を、北海道中に届けたいという想いで、関節に特化した再生医療を提供しています。
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