治療電話相談はこちら

0120-117-560

【電話受付時間】月〜金/9:00〜16:30(年末年始休診)

メニュー

COLUMN

FAQ 膝の水と痛みの関係でよくある8つの質問に専門医がやさしく回答

膝の水と痛みの関係でよくある8つの質問に専門医がやさしく回答

膝の皿の周りが腫れて重だるい、あるいは曲げ伸ばしのたびにズキッと痛むといった症状は、多くの方が経験される不安なサインです。いわゆる「膝に水が溜まる」状態は、関節の中で起きているトラブルを知らせる警告灯のようなものです。

ここでは、膝の水と痛みの関係について、日々の診察で患者様からよくいただく8つの質問に整形外科専門医の視点からお答えします。正しく原因を理解し、その場しのぎではない解決策を見つけるためのヒントとしてお役立てください。

なぜ膝に水が溜まると痛みが出るのですか?

多くの方が気になる点ですが、水(関節液)が過剰に溜まると関節内の圧力が高まり、周囲の神経を圧迫して重だるい痛みが生じます。また、水の中には炎症を引き起こす物質が含まれており、それが軟骨を刺激してさらに痛みを増幅させることもあります。水が溜まるのは、膝の中の炎症を抑えようとする体の防御反応ですが、溜まりすぎるとかえって不快感や痛みの原因となってしまうのです。

膝の水を抜くと癖になるというのは本当ですか?

結論から言うと、水を抜いたからといって癖になることはありません。多くの方が誤解されていますが、水が再び溜まるのは「炎症という火種」が消えていないからです。炎症が続いている限り、体は火を消そうとして水を出し続けます。つまり、抜く行為が原因ではなく、膝の中の根本的な原因が解決していないために繰り返し水が溜まるのです。適切な診断に基づき水を抜くことは、痛みを和らげるために有効な処置です。

膝に水が溜まっているか自分で確認する方法はありますか?

膝のお皿の周りがプクッと腫れたり、膝を深く曲げた時に突っ張り感や圧迫感を感じたりする場合は要注意です。鏡で左右の膝を比べてみて、片方の膝の溝が消えてのっぺりしている場合も、水が溜まっている可能性が高いと言えます。また、お皿を上から押すと「浮いているようなブヨブヨした感覚」があるのも代表的な症状です。こうした違和感があれば、早めに専門医に相談して原因を確認しましょう。

抜いた水の「色」で膝の状態がわかると聞いたのですが?

はい、抜いた液体の色や状態は膝の中を知る大切な手がかりになります。多くの方が気にされますが、正常な水は薄い黄色で透明です。炎症が起きていると黄色が濃くなったり、少し濁ったりします。一方で、赤く血が混じっている場合は怪我(靭帯損傷や骨折)の可能性があり、白く濁っている場合は細菌感染や痛風の疑いもあります。これらを診察で確認することで、その後の最適な治療方針を決定します。

溜まった水を放置すると膝はどうなりますか?

パンパンに水が溜まった状態で放置するのはお勧めしません。溜まった水の中には軟骨を溶かす酵素が含まれているため、長期間放置すると軟骨の摩耗を早めてしまう恐れがあるからです。また、高い圧力で関節包(膝を包む膜)が伸びきってしまうと、炎症が治まった後も膝がグラグラと不安定になることもあります。痛みが強く支障が出ている場合は、適切に排水して関節内の環境を整えることが将来の健康に繋がります。

水を溜めないための根本的な対策を教えてください。

水を溜めないためには、炎症の元となる「膝への負担」を減らすことが不可欠です。最も効果的なのは、太ももの筋肉を鍛えて関節を安定させることです。また、体重管理も重要で、わずかな減量でも膝への物理的な負荷は劇的に軽減されます。多くの方が実践されていますが、リハビリやストレッチで関節の動きを整えることも、慢性的な炎症を防ぐための新しい常識となっています。その場しのぎではない対策を心がけましょう。

ヒアルロン酸注射だけで水の蓄積は止まりますか?

ヒアルロン酸注射は関節の滑りを良くし、一時的に炎症を和らげる効果はあります。しかし、炎症が非常に強い時期や軟骨の摩耗が進行している場合、ヒアルロン酸だけでは不十分なことも多いのが現実です。多くの方が経験されていますが、毎週のように注射を打ってもすぐに水が溜まる場合は、単なる補充療法ではなく、炎症の「火種」そのものを抑えるより積極的な治療を検討するタイミングかもしれません。

再生医療は何度も繰り返す膝の水に効果がありますか?

はい、非常に有力な選択肢です。当院が提供するPRP療法などの再生医療は、自分自身の細胞の力を利用して、関節内の「慢性的な炎症」を根本から鎮めることを目的としています。従来の治療で何度も水を抜くことを繰り返していた方でも、関節内の環境が整うことで水が溜まらなくなる例が多くあります。手術を避けたいけれど今の治療では限界を感じている方にとって、体に優しく根本改善を目指せる新しい時代の治療法です。

再生医療という新しい選択肢

近年では、従来の治療に加えて再生医療という新しい選択肢も登場しています。特に、幹細胞治療PRP(多血小板血漿)治療といった方法は、体の自然治癒力を引き出して関節の修復を促す治療法として注目されています。

例えば、脂肪から採取した幹細胞を関節に注入する治療では、変性した軟骨の修復や再生が期待できます。これにより、「もう正座はできないかも…」とあきらめていた方が、再び正座ができるようになったケースもあります。

ただし、再生医療はすべての症例に効果があるわけではないため、適応の有無をしっかり診断してもらうことが重要です。

膝に水が溜まるのは、あなたの体が「膝に無理がかかっていますよ」と教えてくれている大切なメッセージです。痛み止めの薬やその場限りの注射だけでやり過ごすのではなく、なぜ水が溜まるのかという根本的な原因に向き合うことが、将来の自由な歩行を守ることにつながります。

「何度抜いてもすぐに溜まるから」と諦める必要はありません。最新の知見と適切なケアで、膝の健康を取り戻す方法は必ずあります。少しでも不安を感じたら、一人で悩まずにいつでも当院へご相談ください。

札幌ひざのセルクリニックでは、患者様の症状に合わせた適切な診断と治療計画のご提案をしております。ひざだけでなく、肩、股関節等の関節、また長引く腰痛などの慢性疼痛の治療も行っております。西18丁目駅徒歩2分、札幌医大目の前にありますので、お気軽に御相談下さい。

院長 川上公誠

プロフィール


監修 川上 公誠(整形外科専門医)
札幌ひざのセルクリニック院長

岐阜大学医学部卒業。母が人工関節手術で痛みから解放された経験をきっかけに整形外科医を志し、これまでに人工関節置換術を含む手術を5,000件以上手がけてきました。手術が難しい高齢者や合併症のある方にも寄り添える治療を模索する中で再生医療と出会い、その効果に確信を得て、2024年に「札幌ひざのセルクリニック」を開院。注射のみで改善が期待できるこの先進的な治療を、北海道中に届けたいという想いで、関節に特化した再生医療を提供しています。

この記事を書いたのは

CONTACT

ひざ関節の痛みに完全特化!

治療電話相談はこちら

【電話受付時間】月〜金/9:00〜16:30(土日祝休診)

各種ご相談やご予約はこちら

  • ひざの痛みに関する相談
  • セカンドオピニオンの相談
  • 再生医療に関する相談
  • MRI検査のご予約