コラム COLUMN
FAQ膝 膝痛で眠れない・夜に痛むでよくある8つの質問に専門医がやさしく回答

膝痛で眠れない、夜に痛むという悩みは、多くの方が気になる点です。日中は動けても、横になると痛みが強くなったり、夜中に目が覚めたりすることがあります。原因や受診の目安を知り、無理のない対策を考えましょう。
この記事の内容
膝痛で眠れないのはなぜですか?
Q1. 夜になると膝が痛くて眠れないのは、どのような原因が考えられますか?
A. 変形性膝関節症による関節の負担や炎症、日中の歩きすぎ、半月板や腱への負担などが考えられます。膝以外に、股関節や腰から痛みが響くこともあります。夜間の痛みが続く場合は、整形外科で原因を確認しましょう。
夜に膝が痛むのは変形性膝関節症が進んだサインですか?
Q2. 夜間痛があると、変形性膝関節症がかなり進行しているのでしょうか?
A. 夜に痛むことだけで、進行した変形性膝関節症と決まるわけではありません。ただし、歩くと痛い、階段で痛い、膝が腫れる、曲げ伸ばしがしにくい症状が重なる場合は、関節への負担や炎症が強まっている可能性があります。
膝が夜に痛むとき、すぐ整形外科を受診した方がよいですか?
Q3. どのような場合に、早めに整形外科を受診すべきですか?
A. 痛みで何度も目が覚める、数日以上眠れない、急に腫れた、赤く熱を持つ、発熱がある、転倒後から体重をかけられない場合は早めの受診が必要です。安静にしていても痛みが強くなるときも、我慢せず相談してください。
膝痛で眠れないときは、冷やすべきですか?
Q4. 夜に膝がズキズキするときは、冷やすとよいですか?
A. 腫れや熱っぽさ、動いた後のズキズキした痛みがある場合は、タオルで包んだ保冷剤を15分程度当てると楽になることがあります。冷やしすぎは避けてください。冷えによるこわばりが主な場合は、温めた方が楽なこともあります。

夜の膝の痛みを和らげる寝方はありますか?
Q5. 膝痛で眠れないときに、寝る姿勢で工夫できることはありますか?
A. 仰向けでは、膝の下に薄いクッションや畳んだバスタオルを置くと楽になることがあります。横向きでは、両膝の間に枕を挟む方法もあります。膝を深く曲げすぎるとかえって痛む方もいるため、無理のない高さを探しましょう。
膝が痛いときは動かさない方がよいですか?
Q6. 夜に痛む膝は、できるだけ動かさず安静にした方がよいですか?
A. 強い痛みや腫れがある時期は、無理な運動を控えることが大切です。一方で、長く動かない状態が続くと太ももの筋力が落ち、膝を支えにくくなることがあります。痛みが落ち着いた時間に、軽いストレッチや筋トレを行うことが基本です。
ヒアルロン酸注射で夜の膝痛は改善しますか?
Q7. ヒアルロン酸注射は、夜に痛む膝にも効果がありますか?
A. ヒアルロン酸注射で一時的に痛みが楽になることはありますが、軟骨や関節そのものを元通りにする治療ではありません。繰り返し注射するだけでなく、体重管理、筋力づくり、歩き方や生活習慣の見直しも大切です。
夜に痛む膝を悪化させないために何ができますか?
Q8. 自宅でできる予防や生活上の注意点を教えてください。
A. 痛みが強い日は、長時間の歩行、階段の繰り返し、深くしゃがむ動作を減らしましょう。体重が増えている場合は、急がず少しずつ整えることも膝の負担軽減につながります。痛みが続く場合は、自己流で我慢せず整形外科へ相談してください。

再生医療という新しい選択肢
近年では、従来の治療に加えて再生医療という新しい選択肢も登場しています。特に、幹細胞治療やPRP(多血小板血漿)治療といった方法は、体の自然治癒力を引き出して関節の修復を促す治療法として注目されています。
例えば、脂肪から採取した幹細胞を関節に注入する治療では、変性した軟骨の修復や再生が期待できます。これにより、「もう正座はできないかも…」とあきらめていた方が、再び正座ができるようになったケースもあります。
ただし、再生医療はすべての症例に効果があるわけではないため、適応の有無をしっかり診断してもらうことが重要です。

夜に膝が痛むと、「年齢のせいだから仕方ない」と考えてしまう方もいます。しかし、原因に応じて生活の工夫やリハビリ、保存療法を行うことで、負担を減らせる場合があります。眠れないほどの痛み、腫れや熱感、急な悪化があるときは、早めに整形外科を受診しましょう。
札幌ひざのセルクリニックでは、患者様の症状に合わせた適切な診断と治療計画のご提案をしております。ひざだけでなく、肩、股関節等の関節、また長引く腰痛などの慢性疼痛の治療も行っております。西18丁目駅徒歩2分、札幌医大目の前にありますので、お気軽に御相談下さい。
院長 川上公誠
(プロフィール)
監修 川上 公誠(整形外科専門医)
札幌ひざのセルクリニック院長
岐阜大学医学部卒業。母が人工関節手術で痛みから解放された経験をきっかけに整形外科医を志し、これまでに人工関節置換術を含む手術を5,000件以上手がけてきました。手術が難しい高齢者や合併症のある方にも寄り添える治療を模索する中で再生医療と出会い、その効果に確信を得て、2024年に「札幌ひざのセルクリニック」を開院。注射のみで改善が期待できるこの先進的な治療を、北海道中に届けたいという想いで、関節に特化した再生医療を提供しています。
各種ご相談やご予約はこちら
- ひざの痛みに関する相談
- セカンドオピニオンの相談
- 再生医療に関する相談
- MRI検査のご予約


