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FAQ 変形性膝関節症の痛みを抑える自宅でできる工夫でよくある8つの質問に専門医がやさしく回答

変形性膝関節症の痛みを抑える自宅でできる工夫でよくある8つの質問に専門医がやさしく回答

変形性膝関節症の痛みを抑えるために、自宅でできる工夫について、患者さんからよくいただく質問をまとめました。多くの方が気になる点ですので、無理のない範囲で日常生活に取り入れてみてください。

変形性膝関節症で膝が痛いときは、できるだけ動かさない方がよいですか?

A. 腫れや熱感が強いときは休むことが大切ですが、痛みが落ち着いている時期まで動かさないと筋力が落ちやすくなります。痛みが増えない範囲で、膝を伸ばす運動や短時間の歩行を続けることが、膝の機能を保つ助けになります。

変形性膝関節症の痛みを抑えるために、自宅でできる筋トレはありますか?

A. 椅子に座って膝をゆっくり伸ばす運動や、仰向けで膝を伸ばしたまま脚を少し持ち上げる運動がおすすめです。太ももの筋肉は膝を支える役割があります。翌日まで痛みが増えない回数から始め、無理をしないことが大切です。

ストレッチは変形性膝関節症の膝の痛みに役立ちますか?

A. 太ももやふくらはぎの筋肉が硬くなると、膝に負担がかかりやすくなります。入浴後など体が温まったときに、痛みを感じない範囲でゆっくり伸ばしてみましょう。鋭い痛みや腫れが出る場合は中止し、整形外科へ相談してください。

階段で膝が痛いときは、どのように上り下りすればよいですか?

A. 特に階段を下りる動作は膝への負担が大きくなります。手すりを使い、一段ずつゆっくり下りましょう。痛む足を先に下ろし、次に反対の足をそろえる方法も一つです。急がず、膝を深く曲げ過ぎないことを意識してください。

変形性膝関節症では、膝を温めるのと冷やすのはどちらがよいですか?

A. 朝のこわばりや冷えによる痛みには、入浴や蒸しタオルなどで温めると楽になることがあります。一方、歩き過ぎた後に腫れや熱っぽさがある場合は、タオルで包んだ保冷剤を10〜15分ほど当てる方法が向いています。

正座やしゃがむ動作は、変形性膝関節症では避けた方がよいですか?

A. 正座や深くしゃがむ動作は、膝を大きく曲げるため負担になりやすい動作です。無理に正座ができるように練習する必要はありません。椅子や高さのあるクッションを使い、床からの立ち座りを減らす工夫がおすすめです。

体重を減らすと、変形性膝関節症の痛みを抑えられますか?

A. 体重が増えるほど、歩行や階段で膝にかかる負担も大きくなります。急な運動や厳しい食事制限ではなく、間食を見直す、食事量を少し整えるなど、続けやすい生活習慣から始めることが大切です。膝が痛い場合は運動内容も工夫しましょう。

変形性膝関節症で整形外科を受診した方がよい目安はありますか?

A. 膝の腫れや熱感が続く、体重をかけられないほど痛い、急に膝が伸びなくなった、夜も眠れないほど痛む場合は、早めの受診が必要です。痛みが続いて外出や家事に支障が出ている場合も、我慢せず整形外科で原因を確認しましょう。

再生医療という新しい選択肢

近年では、従来の治療に加えて再生医療という新しい選択肢も登場しています。特に、幹細胞治療PRP(多血小板血漿)治療といった方法は、体の自然治癒力を引き出して関節の修復を促す治療法として注目されています。

例えば、脂肪から採取した幹細胞を関節に注入する治療では、変性した軟骨の修復や再生が期待できます。これにより、「もう正座はできないかも…」とあきらめていた方が、再び正座ができるようになったケースもあります。

ただし、再生医療はすべての症例に効果があるわけではないため、適応の有無をしっかり診断してもらうことが重要です。

変形性膝関節症では、「年齢のせい」とあきらめず、痛みが増えない範囲で動くこと、膝に負担の少ない生活環境を整えることが大切です。自宅でできる工夫を続けても改善しない場合や、症状が急に悪化した場合は、早めに整形外科へご相談ください。

札幌ひざのセルクリニックでは、患者様の症状に合わせた適切な診断と治療計画のご提案をしております。ひざだけでなく、肩、股関節等の関節、また長引く腰痛などの慢性疼痛の治療も行っております。西18丁目駅徒歩2分、札幌医大目の前にありますので、お気軽に御相談下さい。

院長 川上公誠

プロフィール


監修 川上 公誠(整形外科専門医)
札幌ひざのセルクリニック院長

岐阜大学医学部卒業。母が人工関節手術で痛みから解放された経験をきっかけに整形外科医を志し、これまでに人工関節置換術を含む手術を5,000件以上手がけてきました。手術が難しい高齢者や合併症のある方にも寄り添える治療を模索する中で再生医療と出会い、その効果に確信を得て、2024年に「札幌ひざのセルクリニック」を開院。注射のみで改善が期待できるこの先進的な治療を、北海道中に届けたいという想いで、関節に特化した再生医療を提供しています。

この記事を書いたのは

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