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FAQ膝 ふくらはぎの痛みと整形外科的疾患でよくある8つの質問に専門医がやさしく回答

ふくらはぎの痛みは、単なる筋肉疲労だけでなく、腰の神経、膝関節、アキレス腱などの整形外科的疾患が原因となることがあります。ここでは、診療現場で多くの方が気にされる疑問について、整形外科専門医の視点から分かりやすく解説します。
この記事の内容
Q1. ふくらはぎの痛みには、どのような整形外科的疾患がありますか?
A. 筋肉疲労や肉離れのほか、腰部脊柱管狭窄症、坐骨神経痛、変形性膝関節症、ベーカー嚢腫、アキレス腱炎などがあります。痛む場所だけでなく、しびれや腫れ、歩行時の症状から原因を見分けます。
Q2. 歩くとふくらはぎが痛くなり、休むと楽になるのはなぜですか?
A. 多くの方が気になる症状です。腰部脊柱管狭窄症による神経の圧迫や、脚の血流低下などが考えられます。歩ける距離が短くなっている場合は、早めに整形外科などの医療機関へ相談しましょう。
Q3. ふくらはぎの痛みと腰の病気は関係がありますか?
A. 関係することがあります。腰から脚へ向かう神経が圧迫されると、腰痛がなくても、ふくらはぎの痛みやしびれ、重だるさが現れます。座ったり前かがみになったりすると楽になる場合は、腰が原因の可能性があります。
Q4. 膝の病気でふくらはぎが痛くなることはありますか?
A. あります。変形性膝関節症などで膝に炎症が起こると、膝の裏に関節液がたまるベーカー嚢腫ができ、ふくらはぎ上部に張りや痛みを感じることがあります。膝の痛みや曲げにくさも確認が必要です。

Q5. 片方のふくらはぎだけが腫れて痛む場合は危険ですか?
A. 片脚だけが急に腫れ、赤みや熱感を伴う場合は、脚の静脈に血の塊ができる深部静脈血栓症も考えます。強く揉まず、早めに医療機関を受診してください。息苦しさや胸痛がある場合は救急受診が必要です。
Q6. ふくらはぎが痛いときはストレッチをしてもよいですか?
A. 軽い筋肉疲労で、腫れや強い痛みがなければ、無理のないストレッチが役立つことがあります。ただし、肉離れ、アキレス腱断裂、血栓が疑われる場合は悪化させる可能性があるため、自己判断で強く伸ばさないでください。
Q7. ふくらはぎの痛みは何日続いたら整形外科を受診すべきですか?
A. 軽い痛みでも1~2週間改善しない、繰り返す、歩きにくい、しびれや筋力低下を伴う場合は受診をおすすめします。強い痛み、急な腫れ、体重をかけられない症状がある場合は、期間を待たず早めに相談しましょう。
Q8. ふくらはぎの痛みを予防する方法はありますか?
A. 急に歩行距離や運動量を増やさず、ふくらはぎと太ももの筋力を保つことが大切です。長時間同じ姿勢を避け、足に合った靴を選びましょう。痛みを繰り返す場合は、腰や膝などに原因がないか確認してください。

再生医療という新しい選択肢
近年では、従来の治療に加えて再生医療という新しい選択肢も登場しています。特に、幹細胞治療やPRP(多血小板血漿)治療といった方法は、体の自然治癒力を引き出して関節の修復を促す治療法として注目されています。
例えば、脂肪から採取した幹細胞を関節に注入する治療では、変性した軟骨の修復や再生が期待できます。これにより、「もう正座はできないかも…」とあきらめていた方が、再び正座ができるようになったケースもあります。
ただし、再生医療はすべての症例に効果があるわけではないため、適応の有無をしっかり診断してもらうことが重要です。

ふくらはぎの痛みには、筋肉の問題だけでなく、腰、膝、腱、血管などさまざまな原因があります。「年齢のせい」「歩きすぎただけ」と決めつけず、症状が続く場合や腫れ、しびれを伴う場合は早めに原因を確認しましょう。適切な診断を受けることで、自分に合った運動や生活上の対策を始めやすくなります。
札幌ひざのセルクリニックでは、患者様の症状に合わせた適切な診断と治療計画のご提案をしております。ひざだけでなく、肩、股関節等の関節、また長引く腰痛などの慢性疼痛の治療も行っております。西18丁目駅徒歩2分、札幌医大目の前にありますので、お気軽に御相談下さい。
院長 川上公誠
(プロフィール)
監修 川上 公誠(整形外科専門医)
札幌ひざのセルクリニック院長
岐阜大学医学部卒業。母が人工関節手術で痛みから解放された経験をきっかけに整形外科医を志し、これまでに人工関節置換術を含む手術を5,000件以上手がけてきました。手術が難しい高齢者や合併症のある方にも寄り添える治療を模索する中で再生医療と出会い、その効果に確信を得て、2024年に「札幌ひざのセルクリニック」を開院。注射のみで改善が期待できるこの先進的な治療を、北海道中に届けたいという想いで、関節に特化した再生医療を提供しています。
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