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腰 脊柱管狭窄症でやってはいけないストレッチとは?

脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)は、背骨の中にある神経の通り道が狭くなり、神経が圧迫されることで痛みやしびれを引き起こす病気です。この症状を改善するためにストレッチを取り入れるのは効果的ですが、やり方を間違えると逆に悪化させる危険性があります。この記事では、脊柱管狭窄症の方が避けるべきストレッチと、その理由について解説します。
脊柱管狭窄症とは?
脊柱管狭窄症は、椎骨や椎間板、靭帯の変形・肥厚などにより神経の通り道が狭くなる病気です。この結果、以下のような症状が現れることがあります。
- 腰からお尻、太もも、ふくらはぎにかけての痛みやしびれ
- 歩くと痛みが強くなり、少し休むと楽になる(間欠性跛行)
- 腰を反らすと症状が悪化し、前かがみになると楽になる
特に「腰を反らす」動きは脊柱管を狭めるため、症状を悪化させる可能性があります。これを踏まえた上で、適切なストレッチ方法を選ぶことが重要です。
脊柱管狭窄症で避けるべきストレッチ
腰を反らすストレッチ
腰を反らせる動きは脊柱管を狭め、神経をさらに圧迫する可能性があります。たとえば、ヨガの「コブラのポーズ」のように背中を大きく反らせる動きは避けましょう。
激しいひねりを伴うストレッチ
背骨を強くひねる動きは、神経への圧迫を増大させる場合があります。たとえば、座った状態で背中をひねるストレッチは、適切に行わないと負担が大きくなりま
痛みを伴う無理なストレッチ
「痛みがあってもストレッチを続ければ良くなる」という考えは危険です。痛みを感じた場合はすぐに中止し、医師や専門家に相談しましょう。
おすすめのストレッチ
脊柱管狭窄症には、背骨を広げたり筋肉をほぐすようなストレッチが効果的です。以下は安全かつ有効なストレッチ方法です。
膝抱えストレッチ

・仰向けになり、両膝を胸に引き寄せます。
・背中を丸めるようにして脊柱管を広げます。
・10秒間キープし、無理のない範囲で行いましょう。
股関節のストレッチ

・片膝を床につけ、もう片方の足を前方に大きく出します。
・前方に体重をかけ、後ろ足の股関節前部を伸ばします。
・腰を反らないよう注意しながら、左右10秒ずつ行います。
お尻の筋肉をほぐすストレッチ

・仰向けで片膝を立て、反対の足首をその膝に乗せます。
・両手で太ももを抱え、膝を胸に引き寄せます。
・片側5秒ずつ行います。
注意点とアドバイス
医師や専門家に相談する
ストレッチを始める前に、必ず医師や理学療法士などの専門家に相談してください。個々の症状や体の状態に合った方法を教えてもらうことが重要です。
無理をしない
痛みや違和感を感じた場合はすぐに中止しましょう。無理をすると症状が悪化する恐れがあります。
日常生活でも注意を払う
寝るときは横向きの姿勢がおすすめです。仰向けで寝る場合は膝の下にクッションを置き、腰を反らないようにしましょう。
まとめ
脊柱管狭窄症では、腰を反らすストレッチや無理な動きは避けるべきです。一方で、脊柱管を広げたり筋肉をほぐすストレッチは症状の改善に効果的です。安全にストレッチを行うためには、専門家の指導の下で実施することをおすすめします。
適切なケアを続けることで、脊柱管狭窄症の症状を和らげ、日常生活の質を向上させましょう。
札幌ひざのセルクリニックでは、患者様の症状に合わせた適切な診断と治療計画のご提案をしております。ひざだけでなく、肩、股関節等の関節、また長引く腰痛などの慢性疼痛の治療も行っております。西18丁目駅徒歩2分、札幌医大目の前にありますので、お気軽に御相談下さい。
院長 川上公誠
(プロフィール)


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